キャプテン Vol.5
ちばあきお原作の「キャプテン」を映像化したDVD第5巻では、宿敵青葉学園との3度目の熱戦が描かれる。原作では、作者の熱い思いが伝わってきた名勝負。出崎哲監督のアニメでは、青葉学園のキャラクターに陰をつけ、独特の演出をしている。
爽やかな感動を呼ぶ名編。
キャプテン Vol.5 [DVD]
ちばあきお
ちばあきお原作の「キャプテン」を映像化したDVD第5巻では、宿敵青葉学園との3度目の熱戦が描かれる。原作では、作者の熱い思いが伝わってきた名勝負。出崎哲監督のアニメでは、青葉学園のキャラクターに陰をつけ、独特の演出をしている。
爽やかな感動を呼ぶ名編。
キャプテン Vol.5 [DVD]
ちばあきお
「鳴くよ(794)ウグイス、京都に平安京」
といった年代の語呂合わせと、それにまつわるエピソードを漫画で示した本。巻末には年表や、「工業の移り変わり」「交通の移り変わり」などの簡潔なまとめもある。日本史のポイントを楽しく概観できる。
1994年から1995年にかけて放送されたアニメ「魔法陣グルグル」のビデオを子どもたちが借りてきて見ていたが、なかなか面白い。ドラゴンクエストなどのRPGのパロディをふんだんに盛り込んだギャグ・アニメ。ほのぼのとした雰囲気の中、ツボを押さえたギャグが連なるテンポの良さが魅力。
魔法陣グルグル グルグルBOX(1) [DVD]
衛藤ヒロユキ
5月の5連休初日、栃木県日光市の中禅寺湖に行く。最初に明智平ロープウェイに乗り、展望台から華厳の滝や男体山を眺める。落差97mの華厳の滝は、周囲の山々や湖と調和して見事な景観。近くに行き、エレベータで100mほど降下する。間近で見る滝は、威風を持った存在感がある。
中禅寺湖を左手に見ながら国道120号線を東に進む。竜頭の滝の手前に「さかなと森の観察園」がある。ここは水産総合研究センターの広報施設であり、ニジマス、イトウ、チョウザメ、レイクトラウトなどの淡水魚が飼育されている。
奥日光の豊かな自然の中に池が何カ所もあり、森の空気をあびつつ、魚の生態にふれられる。受付ではエサを配っており、池の魚に与えることができる。餌を放つたびに、紅色の腹をみせて群れるニジマスの姿を見て、子どもたちは随分喜んでいた。
明治23年(1890)に宮内庁のふ化場として開設されて以来、百年以上の歴史がある施設であり、随所にその面影が残っている。昭和11年に皇族の控え室を兼ねて建てられた旧庁舎は、貴賓室を有し、自然と調和した趣のある建物。
平成18年に建てられた「おさかな情報館」は、水産業の実状や水産研究の現状が展示されており、子どもたちも関心を持って見ていた。魚に関するクイズは、4種類のコースがあり、7問中4問正解すると賞状が印刷されるので、喜んで取り組んでいた。
地味なせいか、明智平などと違い連休だというのにあまり訪れる人もいなかったが、自然を満喫できて知識も得られ、よいスポットだ。
雄大な景観を楽しみながら金精峠を抜け、菅沼に寄る。湖畔には雪が残り、子どもたちははしゃいでいた。ここもほとんど人は来ないが、雪筋が映える山と湖畔、静かな湖面のコントラストが美しく、静かな時を過ごせた。
最後に寄った吹割の滝では、まず橋を渡り山側の遊歩道を進む。ちょっと川向こうを散策する程度かと思ったら、これが意外と歩き甲斐のある道で、進むにつれてどんどん高い場所になっていく。上から滝を見下ろす位置まで結構昇ることになるが、よい運動になった。
川辺に降り、近くで見る吹割の滝は、裂け目に向かって滔々と水がうねり圧巻。
滝に始まり滝に終わった旅だったが、「さかなと森の観察園」は、間奏曲のように印象に残る場所であった。
九ちゃん 「『ごめんなさい』って言われたら、けんちゃんなんて言う?」
けんちゃん 「『いいですよ』って言うな。」
九ちゃん 「それそれ、それが "That's all right." さ。」
「モクモク村のけんちゃん」は、1970年代当時のTBSブリタニカの英語教材として製作された紙芝居。カセット5巻に収められた物語で、当時小学生だった自分は何度聴いても飽きなかった。美しかった村が遠くからの煙によって汚い空気と川になってしまい、元の村に戻すためにけんちゃんが冒険をする物語。暖かみのある絵と、明瞭なストーリーにより、自然と英語の世界に引き込まれていく。環境問題を予見した内容でもあった。
けんちゃんが冒険をする国が、英語で話されているという設定が秀逸で、聴き手は、けんちゃんが言葉を覚えていく過程で自然と英語に馴染んでいく。案内役の九官鳥の九ちゃんを通じて、英語の意味がわかるようになっており、実に見事な脚本。小学校英語活動においても参考になる要素がある。
永らく入手困難な幻の教材であったが、ブリタニカ・ジャパンよりパソコン用のデジタル紙芝居として復刻された。
子ども用英会話教材の金字塔ともいえる優れた作品。
NHKの語学番組「リトル・チャロ」のDVD。アメリカで飼い主とはぐれた子犬チャロが、多くの仲間と出会い、助けられながら成長するストーリー。全編英語のドラマだが、かわいいキャラクターと声優の熱演、センスあふれるアニメーションで楽める。
群馬交響楽団による野外コンサート「森とオーケストラ」も、今年で第30回を迎える。1978年から始まり、毎年新緑が映える4月29日に群馬の森で行われている。今年も好天に恵まれ、一万人近い人々が集う中で行われた。
第1部は、歌劇「ウィリアム・テル」序曲、「かっこうワルツ」「ボギー大佐」「ポルカ水車」「メンデルスゾーン結婚行進曲」といった、親しみやすいクラシック。
第2部は、「あなたもメイ指揮者」でとして、会場から選ばれた数人が群馬交響楽団を指揮するゴージャスな企画。今年は例年以上に多くの人が指揮をした。
第3部は、「音楽の好きな街」「崖の上のポニョ」「ふるさと」「となりのトトロ」など皆が歌える曲目が演奏された。
コンサートの後、子どもたちは近くの川辺で写生をする。音楽で気分を和らげた後で、自然を素直に感じて絵にできたのではないか。
ちばあきおの名作「キャプテン」を、出崎哲監督率いるチームがアニメ化した作品は極めて完成度が高い。原作の雰囲気を大事にしつつ、見る側の心理をよく踏まえた手堅い演出で、清々しいアニメになっている。
キャプテン Vol.1 [DVD]
ちばあきお
ちばあきおの「キャプテン」は、中学時代に読んで最も感動した漫画。名門青葉学院の二軍であった谷口が墨谷二中に転校し、努力が認められキャプテンとなりチームをひっぱっていく。
暖かみのある絵柄で、見事にキャラクターの描き分けている。ヒーローは登場せず、ひたすら練習を繰り返し、勝利は努力の末に得られることを明確に描いている。そのひたむきさには強く心を動かされた。漫画を読んで泣いたのはこの作品が初めてだと思う。
努力を謳歌した、野球漫画の名作中の名作。
キャプテン (1) (集英社文庫―コミック版)
ちば あきお
最近のコメント