長靴をはいた猫
アニメ「長靴をはいた猫」は、1969年の映画。「東映まんがまつり」の一作として公開された。
温かみのある絵柄と、躍動感あふれる動きが融和した見事な作品。何より、宇野誠一郎の叙情溢れる音楽が素晴らしい。場面ごとに音楽をつくり、手作りのぬくもりが伝わる。
宮崎駿の「カリオストロの城」を彷彿されるシーンも随所にみられ、ジブリの源流にもなっている名作アニメ。
アニメ「長靴をはいた猫」は、1969年の映画。「東映まんがまつり」の一作として公開された。
温かみのある絵柄と、躍動感あふれる動きが融和した見事な作品。何より、宇野誠一郎の叙情溢れる音楽が素晴らしい。場面ごとに音楽をつくり、手作りのぬくもりが伝わる。
宮崎駿の「カリオストロの城」を彷彿されるシーンも随所にみられ、ジブリの源流にもなっている名作アニメ。
「サザエさん」の制作会社であるエイケン。初期には、「鉄人28号」「エイトマン」「スーパージェッター」「宇宙少年ソラン」などを手がけた。また、「サスケ」「冒険ガボテン島」など忘れがたい名作を生みだしている。1970年代には、「のらくろ」「おんぶおばけ」「ジムボタン」など、しっかりとした世界観をもった作品が映像化されている。それら名作アニメの主題歌を集めた2枚組のCD、「エイケン THE BEST」。
あらためて聴くと、どの曲も実によくできている。メロディには高揚感があり、今なお印象に残る。伴奏もたいへん楽しめる。
曲を聴くだけで各アニメの世界がうきあがり、幸福感にひたれるCD。
エイケン THE BEST
V.A.
「フランダースの犬」「母をたずねて三千里」「あらいぐまラスカル」「赤毛のアン」「私のあしながおじさん」「若草物語」「七つの海のティコ」など、世界名作劇場のエンディング・オープニングを集めたCD。
続けて聞くと、やはり初期の「フランダースの犬」「母をたずねて三千里」「あらいぐまラスカル」の音楽がいかに秀逸であったか再認識する。作品の世界観を極めてよく表す音楽である。
特に、三善晃作曲による「赤毛のアン」のオープニングやエンディング素晴らしく、クラシックの名演を聞いた時と変わらない充足感がある。
伊豆の旅行2日目。雲見温泉の民宿「大漁」で朝食をとる。アジの干物をメインにした素朴な品々であるが、塩辛、山菜などことごとく美味しい。
「大漁」のすぐ裏手にある坂道を登ると、目的地の「千貫門」に行くことができるとのこと。遊歩道の階段を10分ほど登る。
突然、視界がひらけ、午前の日に輝く明るい海が見渡せる。海岸に降りていく遊歩道の先に険しい形をした岩が姿を見せている。
海岸に着くと、昨日のヒリゾ浜とはうって変わって閑散としており、ほとんど人はいない、しかし、海の透明度はヒリゾ浜に劣らず澄んでいる。眼前にそびえる千貫門の偉容は迫力がある。
まずは、奇岩の根元にあたる横に広がる洞窟部分の海中に入ってみることにする。子どもたちもライフジャケットを着てシュノーケリングの支度をし、泳いで行く。
洞窟に入ると、途端に深くなるが、魚の数も驚くほど多い。
さらに洞窟の奥に進んでいく。浸食が随分と進んでおり、水深も結構ある。
魚影の濃さに圧倒される。陸上とはまるで別世界である。
海からあがり、海岸を進むと、海食洞をくっきりとみせる千貫門の雄姿を目にすることができる。柱状節理の岩肌をまとってそそり立つ姿は、独特の存在感を放っている。
海食洞のそばまで泳いで行く。間近にみる岩肌の荒々しさは自然の厳しさをそのまま表現しているようで、水に入るときも少し気がひきしまるようだ。
透明度の高い水中で、海底の様子がよく見える。
魚が群れなす場所もかなりあった。
まさに自然と一体感を味わえるスポットであった。
帰りは、おきまりのコースとなった湯治場「ほたる」で湯につかり、さっぱりする。
昨年同様、三島の回転寿司「にぎりの徳兵衛」で早めの夕食をとる。粒のおおきないくら軍艦が絶品であった。
「ヒリゾ浜」「千貫門」で透明度の高い海に感銘を受けた旅。伊豆は何度来ても奥の深い魅力を感じさせてくれる。
伊豆半島南端にあるヒリゾ浜にシュノーケリングに行く。下田市街から30分ほど進んだ中木から船で渡らなければ行けない場所にある人気スポットである。
8月、夏休み最中ということもあり、中木港駐車場の混雑が予想されたので、前日の夜に自宅を出発する。写真は午前4時半頃の様子だが、船着き場近くの駐車場は8割ほど埋まっていた。
ヒリゾ浜に渡る船は、5分おきに出発する。船着き場には、乗船待ちの人々が場所取りをするための荷物が一列にびっしりと並ぶ。ここに早く荷物を置くことが肝要のようだ。8時半に船が出港を始めるが、その1時間前の7時半から発券が始まる。発券前にはチケット売り場に並ぶ行列が驚くほど長く出来ていたが、いざ始まるとスムーズに人の波は流れ始める。
船は快調に風光明媚な景色の中を飛ばし、5分ほどで内陸から断崖で隔絶されたヒリゾ浜に到着する。写真は船着き場の様子。
浜は猫の額ほどであり、大きな石が敷き詰められた浜で、ほとんど砂浜はない。しかし、眼前にそびえる大根島など大小の岩にさえぎられ、浜は荒波から守られている。
洞窟のある岩など、複雑で美しい景色を見ているだけでも飽きないが、この場所の魅力は、抜群の透明度を誇る海水と豊富な魚にある。
海に入ると、少し進んだ浅い場所でもニシキベラなど陽光に鱗をきらめかす魚が姿を見せる。黒潮にのって運ばれてくる青や黄色の熱帯魚の姿も見られ、その種類と量の多さには圧倒される。
ライフジャケットを着てシュノーケリングを楽しむ。少し進むと、すぐに深くなる場所もあり、底の方には様々な魚が群れをなしている。岩場のすきまにウツボがいて、ギョッとすることもあった。
沖合の丘ハヤマと呼ばれる小島のまわりには、珊瑚が育っている場所があり、魚も豊富である。しかし、急激に深くなる場所や、波が打ちつける岩礁があり、海流もあなどれず、慎重さが必要である。海の恐ろしさを感じる場所でもある。
浜に戻るとテントがびっしりと敷き詰められ、船着き場に戻るのもたいへんなほどである。ヒリゾ浜にはトイレや売店は当然ないため、中木に船で戻る必要があるが、券があれば何度でも往復でき、船も頻繁に発着するので手軽に戻ることができる。
午後1時頃にはヒリゾ浜を後にする。船から浜をみると、海中の岩に囲まれた独特の地形であることを実感する。テントが多くなければ、まさしく秘境というにふさわしい。
中木に戻り着くと、ホッとするものがある。午後になると、駐車場もすいてくる。しかし、午後には潮があがってくるので、海の透明度は低くなってくるようである。
中木から南に進んだあいあい岬に行ってみる。広やかな海が一望でき、気持ちよい。ヒリゾ浜を守る大根島が存在感をもっている。
雲見温泉の民宿「大漁」に泊まる。夕食は、獲れたての魚を満喫する。食器や調度にも店主のこだわりが感じられる宿。温泉と鮮魚の食事で、運転や遊泳の疲れが癒される。
群馬大学主催のこども体験教室「群馬ちびっこ大学」が、ヤマダ電機LABI1高崎4階のイベント会場で行われた。群馬大学の各学部が、子どもたちのために多くのブースを設けて体験の場を提供していた。
夏休みの最中であり、たくさんの子どもたちが訪れていた。各ブースには行列ができるほどである。その熱気と盛況ぶりには圧倒されるものがあった。
2016年8月6日から8月9日の4日間に行われる群大主催のこども体験教室は、今年で第12回を迎える。当初は、科学的な展示が主だったが、現在は理工学部の他、教育学部、医学部、社会情報学部など群馬大学全体で取り組み、多彩な体験ができるイベントになっている。
教育学部でも、科学的な体験の他に、英語の体験コーナーなどを設けていた。
これらの活動には、学生が主体となって取り組み、子どもたちに向き合っている。
11年前、2005年の夏休みに行われた第1回のこども体験教室には、自分の子どもたちも参加した。長男が小学校2年生、次男が保育園の年長組の時である。コバルトを用いたあぶり出しや、分子模型の組立、モーターの制作などを体験し、楽しませてもらった。
その時の体験は、思い出に残ったようで、特に長男は科学に随分と興味を持つようになった。
おかげ様で、今回の体験教室に、長男はスタッフとして参加させていただいた。多くの子どもたちに接することは、教育学部の学生として良い経験になったことであろう。
子どもは、体験を積み重ねて自分の未来をつくりあげていく。このようなイベントが継続して行われ、子どもたちの体験を豊かにしていくことを切に願っている。
高崎高校の文化祭、第64回「翠巒祭」が6月4日・5日に開催される。今年は次男が入学し、1年生ながら文化祭実行委員の創作班美術課として関わる。校舎入口に設けられた絵画の色塗りを直前になって仕上げたようだ。
校門に設置されたアーチは、イタリアのピサ大聖堂を模したもの。白亜の建造物が日常と非日常を分ける。
校内は今年も大勢の人出で賑わっていた。いつもながら気温が高く、模擬店に人の列ができている。
校舎一面を飾る壁画は、ドイツのドレスデンにある聖母教会をモチーフにしている。第二次大戦で前回した建物であるが、空爆で破壊された元のパーツと新しいパーツの両方が用いられていることから、今年のテーマ"Plant and Raise"にちなみ、伝統を引き継ぎながら新しい種をまこうという意味合いを込めているとのこと。
フォト・モザイクは、「種をまく人」。これも、テーマ"Plant and Raise"にちなんでいる。
近くで見ると、高崎高校の生徒が学校生活や部活動で活躍している写真をちりばめたものであることが分かる。写真5000枚を用いているとのこと。
昨年、長男が部長をつとめた物理部では、他校を招いて自律型ロボットによるサッカー試合が行われていた。人間が操作せず、ボールに素早く向かい肉薄するロボットの姿に感心する。
次男はマンドリン部に入部し、1年生だけの演奏に登場した。今まで楽器の習い事や部活動などは一切していなかったが、きれいな合奏であった。文化祭実行委員も兼ねながら、短い期間でよく仕上げたものだ。
マンドリン部2・3年生の演奏は、力強くかつ繊細なニュアンスもよく表現し、レベルが高かった。全国大会に出場するとのこと。
来場者の憩いの場所として、喫茶室が設けられていた。室内の装飾も、いつもながら凝っていた。
校内の至る所にこだわりのあるデザインが施されていた。
緑溢れる地で催された文化祭は、未来を担う若者が知力と創造力を発揮した場になっていた。将来への種は確実にまかれていると感じた。
次男が、母の日のプレゼントとして「花のババロア」を買ってくる。淡いピンクのババロア地の上に、エディブルフラワーやフルーツが色とりどりに添えられゼリーで固められている。上品な味わいの美しい贈り物であった。
高校入試の合格発表の日。多くの喜ぶ生徒の顔が見られた。次男も努力が報われ、安堵する。
次男の中学校の卒業式。3年間はあっという間であった。クラスの友人に恵まれ、充実した日々であったようだ。
最近のコメント