高崎高校 クリスマス・コンサート

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 年賀状の背景写真を撮るため、朝7時前に観音山に登る。
 今年は長男、次男共に自らのことで忙しく、家族そろっての県外旅行もなかった。そのため、年賀状は今年10月、駅前にオープンしたファッションビル オーパで撮った兄弟の写真とし、背景は高崎の風景にすることにした。
 朝日を浴びてほのかに朱く染まる高崎の街には、1日が動き出す高揚感があった。

Xmas02 午後、高崎高校で行われるクリスマス・コンサートに出かける。翠巒会館の舞台に飾られた手づくりの幕が楽しい雰囲気を引き立たせる。作成総指揮を委ねられた次男は直前まで時間に追われる日々であったようだ。
 最初に、次男が所属するマンドリン部の演奏。思い思いのクリスマス小道具を身にまといながら、「RAIN」「天体観測」「粉雪」など部員がアレンジした楽曲を披露した。コンクールで演奏する「舞踏風組曲第3番」は、今後の成長に期待したい。前回、県コンクールで最優秀賞をとり全国大会に出場した部であったが、その成績を維持するためには、かなりのハードルを乗り越える気迫が求められるであろう。

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 合唱部は少人数ながら、一生懸命取り組んでいた。アンサンブルを生かした合唱で、クリスマスらしい雰囲気を醸していた。最後のほうでは、恋ダンスで会場を沸かせていた。顧問のピアノも美しく、拝聴させていただいた。

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 吹奏楽部は、ジャズ班のセンスある「Four」に始まり、多彩な楽器が奏でる華やかな演奏を楽しませてもらった。

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 和太鼓部は、いつもながら迫力のある演武で、3曲どれも気迫がこもっていた。「羊伝説」は、何度聴いても圧巻。その猛るような演奏は、高崎高校を象徴する若き息吹が怒涛のごとく湧き上がっていた。

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 最後は、マンドリン部と吹奏楽部のコラボによるクリスマス・ソング・メドレー。参加した長男は、この演奏が一番楽しかったと言っていた。精鋭たちによる息の合ったプレイで、ラストにふさわしく余韻が残る演奏であった。楽しいひとときを過ごすことができ、感謝をしている。

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 閉館まぎわの市立図書館に行く。立体駐車場からの景色は、高崎市西方の夕暮れ。浅間のシルエットと共に、美しい街を見守る山々が静かに稜線を浮き上がらせていた。 

シング

 「シング」は、3Dコンピュータ・グラフィックスによるアニメーション映画。2016年、イルミネーション・エンターテインメント製作、ガース・ジェニングス監督作品。
 コアラが経営する劇場は資金難に陥り、歌のオーディションを行うことでテコ入れを図ろうとするが…。
 個性豊かな動物たちが歌い、踊り、名曲の数々を披露する。サンフランシスコをモデルにした都市の風景も見事で、音楽・CG共に高いクオリティが楽しめる。
 家族で見られハッピーな気分になれる極上のエンターテイメント・ムービー。

SING/シング【通常版】(吹替版)

ムジカ・ピッコリーノ II

 NHK Eテレの番組「ムジカ・ピッコリーノ」のCD第2弾。「四季」から「春」、Chaiyya Chaiyya、神田川 、La Vie en Rose、魔王、東京ブギウギ、STAND BY ME、北風小僧の寒太郎と、その ヴァラエティはとめどなく広がる。
 後半は、ファイナル・ファンタジー風の番組内楽曲集。
 子どもたちへの音楽世界の案内としても、BGMとしても好適な1枚。

ムジカ・ピッコリーノ ピッコリーノ号の冒険 II
ムジカ・ピッコリーノ
B01M191SQN

けものフレンズ 12

 「けものフレンズ」第12話は、「ゆうえんち」。多くのフレンズが登場する大団円。
 サーバルの「すごーい!」「たのしー!」の台詞でどれだけ明るい気持ちになれたことか。牧歌的な冒険の旅はロードムービー的な楽しさがあったが、背景には謎に満ちた世界があり、主人公が自分自身を知ることを目的としながら多様な個性をもったけものたちに出会うという構成にもぐっとくるものがある。
 スタッフはその世界観を具体化するため、動物の習性を調べ、フレンズの動きや性格に反映させる。吉崎観音氏のかわいらしいコンセプトデザインとも相まって、温かみのある魅力的なフレンズが登場した。声優たちの競演がその楽しさを倍加し、優しさとぬくもりのある舞台で見る側も心地良い旅を続けることができた。
 練り込まれた世界観とスタッフの熱意が生みだした奇跡のアニメ。

けものフレンズBD付オフィシャルガイドブック (6)
けものフレンズプロジェクトA
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けものフレンズ 1

 「けものフレンズの第12話がリアルタイムでみられたことは、最高の幸せだった。」
 長男がそう語っていたのを聞き、いったいそのアニメはどんなものかと思ったが、その時はそれきりであった。その後、次男がマンドリン部の演奏会で「けものフレンズ」のテーマ曲を弾くと聞いて、これを機会に録画してあったアニメを見ることにする。
 第1話「さばんなちほー」は、ヒトの形をしたネコ科のケモノ、サーバルが記憶をなくした少女と出会うところから始まる。自分は何者かを知るため、少女はサーバルに教えられた図書館を目指す。
 明るく単純な展開で、一見子ども向けアニメのようであるが、なぜか続きを見たいと強く思わせる。
 初回は広がりのある世界のほんの入り口に過ぎなかった。

けものフレンズBD付オフィシャルガイドブック (1)
けものフレンズプロジェクトA
4041054443

スタジオジブリの歌

 「風の谷のナウシカ」から「崖の上のポニョ」まで、スタジオジブリの歌を26曲収録した2枚組のCD。オリジナルの音楽である点がよい。癒しの気に満ちたアルバム。

スタジオジブリの歌
アニメ主題歌 加藤登紀子 坂本洋子 上々颱風 安田成美 井上あずみ アメリータ・ガリ=クリチ 荒井由実 都はるみ 手嶌葵 林正子
B001F0G7KQ

101匹わんちゃん

 ウォルト・ディズニー・プロダクションによる名作アニメ「101匹わんちゃん」。子どもが小さい頃、一緒に何度も見たが、練られた脚本と演出により何度見ても素晴らしい。
 ダルメシアンの黒いブチを一匹一匹描き分けているとのことだが、その労力にも職人魂を感じる。敵役クルエラは伝説のアニメーター、マーク・デイビスが手がけており強く印象に残るキャラクターになっている。
 1961年公開映画だが、今なおその魅力は色あせない。

101匹わんちゃん (1961)(吹替版)

高崎高校 第65回 翠巒祭

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 高崎高校の第65回翠巒祭が、2017年6月3日・4日に開催された。
 当日朝、校門近くに行くと、まだアーチを作成している途中であった。レンガを塗ったり天井を仕上げたりしている生徒の姿が見られた。

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 今年のテーマは”No SurFace”。「表面的ではない」文化祭と、「おもてなし」をかけているらしい。SとFが大文字なのは、Suiran Festival(翠巒祭)とSixty Fifth(65回)の頭文字であるからとのこと。

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 次男はマンドリン部の一員として演奏し、司会もこなしていた。1年前はマンドリンに触れたばかりで、「森へゆきましょう」のような簡単な曲を弾くのみだったが、2年生になった今はレベルの高い演奏をいくつも披露するのみならず、編曲も手がけるようになった。高校時代の1年間の成長は本当に驚くべきものがある。
 なお、高崎高校は今年度、7月下旬に大阪府吹田市で行われる全国高等学校ギター・マンドリン音楽コンクールに群馬県の代表として出場する。

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 アーチも完成したようで、多くの来場者を迎えていた。春夏秋冬を表す絵やバラをかたどったステンドグラスなど内部の装飾も凝っており、日常と非日常との境を分ける役割を果たしていた。

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 校舎内に入ると、ここにも門があり、趣向を凝らし和の空間を演出していた。

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 校舎一面に掲げられた壁画は、新倉富士浅間神社をモチーフにしている。強風にあおられ、だいぶなびいていたため、実行委員によって一時撤去をしている最中だった。

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 数学部の割り箸を使ったピタゴラスイッチ風のしかけなど、手間のかかっている展示が多く見られた。

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 喫茶店は例年飾りが凝っているが、今年も自然を生かした落ち着いた空間を作っていた。

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 次男は創作班美術課として、校内の絵もいろいろ手がけたようだ。明るく優しい絵柄は、見る人の目を楽しませていた。
 毎日へろへろになりながら家に帰ってきたが、当日にその努力は実を結んでいると感じた。

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 毎年1万人以上が来場する翠巒祭。デザイン・センスに優れ、おもてなしの心を体現したレベルの高い文化祭は、確実に高崎高校が誇る伝統のひとつとなっている。

 高崎高校 第65回 翠巒祭

ノーライフキング

 いとうせいこうの小説「ノーライフキング」を原作とする映画。市川準監督による1989年公開映画。
 テレビゲームに熱中する少年たちを描く。当時はファミコン全盛期であり、ロール・プレイング・ゲームが今以上に熱狂されていた時代の空気を思い起こす。
 「コヤニスカッツィ」のような情景描写もあり、日常を描きつつもファンタジックな作品であった。

ノーライフキング [VHS]
B00287KCS8

電撃! ブタのヒヅメ大作戦

 「親っていうのは、子どものためなら何だってできるのよ。」

 劇場版クレヨンしんちゃんの第6作「電撃! ブタのヒヅメ大作戦」。鬼才、原恵一の手腕が遺憾なく発揮されている。007ばりのリアルなアクションシーン、壮大なSF、家族愛など、これでもかというほど豊富な要素が盛り込まれたエンターテイメントになっている。
 クレヨンしんちゃんならではの親しみやすい絵柄や、少々下品なジョーク、ボケた会話があるが、それを凌駕する緻密な設定、背景や武器など作画へのこだわり、ストーリーの見事さがある。シリアスで重い内容がギャグと融和することにより、絶妙の味を作り出している。
 お色気役の三石琴乃、エージェント筋肉の玄田哲章など、声優陣も豪華で会話で楽しませてくれる。何より、ぶりぶりざえもん役の塩沢兼人の声が、ラストの哲学的なエピソードと共に印象に残る。
 創造力に溢れた、何度見ても素晴らしい映画。

映画クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦

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