ドクターX 第2シーズン 2
ドクターX第2シーズン第2話では、フリーランスの外科医、大門未知子が勤め始めた帝都医科大学病院の内情がテンポよく描かれる。外科と内科の確執を軸とした、不動産王の手術に関わるエピソード。手術糸の結び目など様々な要素を惜しげもなく注ぎ込む脚本に関心する。
ドクターX第2シーズン第2話では、フリーランスの外科医、大門未知子が勤め始めた帝都医科大学病院の内情がテンポよく描かれる。外科と内科の確執を軸とした、不動産王の手術に関わるエピソード。手術糸の結び目など様々な要素を惜しげもなく注ぎ込む脚本に関心する。
米倉涼子演じるフリーランスの外科医、大門未知子が活躍するシリーズの第2期。
1作目は、北海道から始まるが、最初の手術がこれか!と、意外な方向から攻めてくる。スタッフの意気込みが感じられる第1話であった。
前作では分院での物語であったが、今シーズンは、帝都医科大学付属病院の本院が舞台となる。「私、失敗しないので」さらに本領発揮が期待できる滑り出し。
本書は、日本の農業の現状を概観すると共に、高崎健康福祉大学の理念と2019年度に新設される農学部の理念を記している。
高崎健康福祉大学は、「人類の健康と福祉に貢献する」ことを建学の思想に掲げて2001年に開学した4年制大学であり、農学と既存の学部との連携により、農業の将来を展望する大学を目指している。
群馬県では農業が盛んな県であるが、群馬県初の農学部となる。地域と連携し、今後の農業の発展に貢献することが期待される。
物騒なタイトルであるが、実際はマイケル・ムーアがアメリカ以外の国をめぐるドキュメンタリーである。ユーモラスかつ大胆に各国の特色を探り出す。
イタリアの休暇制度、フランスの食文化育成、フィンランドの教育、ドイツの過去と向き合う姿勢など、国を支える営みが独自の切り口で映像化され、示唆に富む点が多い映画。
佃製作所は、15億円の特許侵害訴訟を起こしているギアゴーストを傘下に収めることにより、取引先大手企業の帝国重工から信用調査を受けることになる。
信用調査を行う帝国重工社員を、ピコ太郎の古坂大魔王が熱演。恵俊彰、立川談春など、お笑い芸人や落語家などを多く起用している。「笑い」を生み出すことの苦労は、職人に繋がる真摯さと通底しているからかもしれないと感じた。
中国が他国とトラブル起こす原因や、アラブ地域の紛争が続くまでの過程を漫画で表した書。
ゆげ塾は、世界史専門の受験塾である。世界史のみでやっていけるというのも凄い。本書を読むと、教科書では読み取りにくい繋がりなど、構造的な理解を大切にしていることが伝わってくる。
各国を擬人化することで、立場や振る舞いが明確になっている。漫画というメディアの利点を生かした、近現代史を読み解く一助になる書。
池袋にある受験世界史専門の「ゆげ塾」講師が著した世界史の書。
歴史的事象が横断的に漫画で表現され、たいへん分かりやすい。短い時間で読めるが、内容は濃い。
受験世界史に俯瞰する視点を与えてくれる良書。
膨大な比喩と論理的な言辞をからめながら、ポルポト政権を生き延びた人々の人生が綴られていく。
数学や科学の知見も駆使し、人々の記憶に関わるSFの趣きが加わる。
多くの絶望を描いているが、再生がテーマのひとつであることに救いを感じる。同時に、智に頼った文章の限界も感じられる。
上巻に登場する幾多の人物が独特のレトリックを駆使して交錯する部分が特徴的。かつてない読書体験を与えてくれる作品。
ゲームの王国 下
小川 哲 mieze
小川哲の小説「ゲームの王国」上巻では、ポル・ポト政権下の文字通り死と隣り合わせの過酷な社会を生きる人々が描かれる。幾多の人物が綾なす鮮烈なストーリー展開にはこの上なく引き込まれる。
峻烈な才気がほとばしり、作品世界に没入させてくれる小説。
ゲームの王国 上
小川 哲
佃製作所は、トランスミッション開発に関わることになるが、特許侵害の壁が立ちふさがる。
クロスライセンス契約、リバースエンジニアリングなど経済や技術の動向に触れつつ、多彩な人間関係を描いていく多層的な構造をもち、その濃密さからは知的な刺激が得られる。
困難に立ち向かう佃製作所。その大本には物作りの矜持と信念があり、それが明日への勇気を与えてくれる。
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