地獄少女 3
「地獄少女」第3話は、「汚れたマウンド」。野球部の先輩から受けたシゴキが元で友人をなくす男子生徒。自らにふりかかった疑念のために、「地獄通信」にアクセスするが…。
地獄少女の家にあるマッキントッシュがすごく気になる。
理不尽な話であるが、地獄側のからりとしたキャラクターが救いとなっている。
「地獄少女」第3話は、「汚れたマウンド」。野球部の先輩から受けたシゴキが元で友人をなくす男子生徒。自らにふりかかった疑念のために、「地獄通信」にアクセスするが…。
地獄少女の家にあるマッキントッシュがすごく気になる。
理不尽な話であるが、地獄側のからりとしたキャラクターが救いとなっている。
三谷幸喜脚本・監督の映画「ステキな金縛り」。裁判と幽霊という、およそ両立しない事象をうまく繋げ、心から楽しめる作品に仕上げている。
芸達者な俳優陣が多数共演し、お祭り的な雰囲気もある。とりわけ主役の弁護士を演じる深津絵里がチャーミングで、魅力が最大限発揮されている。
最後まで映像に縛りつけられるステキな喜劇。
ステキな金縛り[DVD]
三谷幸喜
池井戸潤の小説「下町ロケット」を原作とするドラマ。2015年に放送されたドラマの続編。阿部寛演じる佃航平を社長とする佃製作所は、主力のロケット製造部品から、農機具のトランスミッション開発へと目を向けていく。
個性的な面々がこれでもかと登場し、ドラマを盛りあげている。特に、佃が関わることになるギアゴーストの技術責任者をイモトアヤコが演じ、味わいを出している。
濃密なストーリーとユニークな俳優陣により、今後の展開に期待を抱かせてくれる。
食をモチーフにした原宏一の小説「握る男」。両国の鮨店で抜群の「握り」の才をもつ少年は、やがて外食チェーンの経営に乗り出す。
一介の鮨職人から手段を選ばず登りつめていく様は鮮烈で、ぐいぐいと引き込まれていく。
食品業界を舞台に飛躍を遂げていく男と翻弄される周囲の人々を描き、余韻を残す筆者渾身の作品。
握る男 (角川文庫)
原 宏一
幻冬舎を立ち上げた名編集長、見城徹の読書論。 自らの生い立ちに影響を受けた本をからませて綴っている。
角川春樹との邂逅と、その後の猛烈な仕事ぶりの記述が印象に残る。 石原慎太郎に本を書いてもらおうと、その著書「太陽の季節」と「処刑の部屋」を一字一句暗記し、本人の前で暗唱し、仕事との関係が始まったなど、小説家とのエピソードはたいへん興味深い。
編集者としての猛烈な生き様と、本に対するリスペクトが交錯する熱き書。
読書という荒野
見城 徹
1961年、依然として人種差別が残るアメリカ南部で、宇宙開発に携わる黒人女性3人を描いた映画「ドリーム」。
当時アメリカ国内では、ソ連と熾烈な宇宙開発競争が行われていた。黒人女性キャサリンは、黒塗りの資料を渡されるなど同僚から迫害をうけるが、数学を駆使して正確な解答を導いていった。友人のドロシー、メアリーも同様の差別を受けながら、コンピュータ技術習得や資格取得に励み、自らの頭脳で地位を高めていく。
宇宙飛行における数学がきちんと描かれている点が素晴らしい。見る者に勇気を与えてくれる感動作。
第二次大戦初期のダンケルク撤退を描いた映画。2017年公開の、クリスファー・ノーラン監督作品。
1940年5月、イギリス、ベルギー、カナダ、フランスから成る連合軍将兵は、フランスのダンケルク海岸でドイツ軍に包囲され撤退を余儀なくされた。陸、海、空の3つの視点で群像劇が展開される。
撤退戦のため、カタルシスは大きくないが、リアルな映像には惹き付けられる。自身の小型船を使って英国兵を救出しようとするイギリス人の姿に、真のジェントルマン・シップを感じた。
第90回アカデミー賞における編集賞、録音賞、音響編集賞を受賞作品。
アンドロイドが実用化した時代を背景にしたアニメ「イヴの時間」。高校生のリクオは、自ら使用しているアンドロイドが空白の時間に喫茶店に入ることを目撃する。
アンドロイドが自立したとき、人とロボットはどのような関係になるのか。欧米の対立軸を基にした発想とは異なる視点で描かれている。
アンドロイドの進化を温かみのある雰囲気で描くSFアニメ。
19世紀イギリスの田舎町に、2人の若者が工場を建て運営にあたる。その形態は、やがて地域に大きな波紋を巻き起こしていく。
相対剰余価値、絶対剰余価値、労働者の疎外、搾取など、マルクスの「資本論」の内容を漫画によるストーリーで伝えていく。短時間で読めるが、エッセンスがつまっており、充実した時を与えてくれる。
漫画というメディアの力をあらためて感じさせてくれる本。
「インサイダーズ/内部者たち」は、韓国の社会派サスペンス映画。政界に影響力を及ぼす自動車会社の社長とその子分、癒着を追う検事の三つどもえの闘いを描く。
韓国パワー全開の、熱きドラマ。
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