ア・フュー・グッドメン
海兵隊で起こった殺人事件に対し、トム・クルーズ演じる弁護人が権力に立ち向かう姿を描いた映画「ア・フュー・グッドメン」。ドラマ「ザ・ホワイトハウス」を手がけたアーロン・ソーキンの秀逸な脚本による、軍事法廷サスペンス。
トム・クルーズの弁舌が見事であるが、対するジャック・ニコルソンが圧倒的な存在感を放つ。
海兵隊で起こった殺人事件に対し、トム・クルーズ演じる弁護人が権力に立ち向かう姿を描いた映画「ア・フュー・グッドメン」。ドラマ「ザ・ホワイトハウス」を手がけたアーロン・ソーキンの秀逸な脚本による、軍事法廷サスペンス。
トム・クルーズの弁舌が見事であるが、対するジャック・ニコルソンが圧倒的な存在感を放つ。
「ゴールデンカムイ」第3巻は、凶悪な脱獄囚に加え、新選組の残党、伝説のマタギなども加わり、主人公たちの行く手を阻む。
アイヌの大自然で生き残る智恵を盛り込みつつ、変化に富んだ物語で飽きさせない。ますます好調な歴史サバイバル・アクション・コミック
明治期の北海道を舞台にしたサバイバル・コミック「ゴールデンカムイ」第2巻。 この作品は、シカやウサギなど、様々な食材を扱ったグルメ・コミックとしての側面がある。大自然の恵みを愛で、ありがたくいただく姿は本当においしそうである。
緩急巧みな物語の展開もさすがである。お腹いっぱいに味わえる傑作コミック。
日露戦争直後の北海道を舞台とし、隠された財宝をめぐる闘いを描くコミック「ゴールデンカムイ」。
日露戦争で活躍した戦士、杉元は、アイヌの少女と知り合い、行動を共にする。北海道の大自然に、アイヌの風習や智恵を生かしてサバイバルを繰り広げる。その細やかな描写と予想外のストーリー展開にはうならされる。
幾多の題材を贅沢に盛り込んだアクション・コミックの傑作。
三浦しをんによる小説「神去なあなあ日常」を、矢口史靖監督が映画化した"WOOD JOB!"。大学を卒業して、林業に就くことになった若者の物語。山仕事の過酷さと自然の素晴らしさを軸とした青春映画。
大河ドラマで真田幸村を見つめ続けるヒロインきりを演じた長澤まさみが、この映画でも魅力的な女性を演じている。
「ミンボーの女」は、ヤクザの民事介入暴力に立ち向かう人々を描いた映画。伊丹十三監督による1992年公開作品。
ヤクザにゆすられるホテルを舞台に、民事介入暴力を専門とする弁護士がスタッフと共に法律を駆使して対決する。
伊丹十三監督は、この映画の公開直後に刃物を持った五人組に襲撃され重傷を負う。
映画の鋭い切り口、万民に分かりやすい作風と説得力が社会に与えた影響力は計り知れない。
マルサの女、第2作。伊丹十三監督が前作で描ききれなかった巨悪を描く。国税局査察部、通称マルサが、新興宗教の管長である悪辣な地上げ屋のドンに迫る。
丹波哲郎、津川雅彦、宮本信子というマルサ側の豪華な俳優に加え、対する地上げ屋に三國連太郎という濃い布陣。前回の軽妙さは薄れ、ずしっとした重みと苦みのある映画。
脱税を取り締まる査察官の活躍を描く「マルサの女」。伊丹十三監督による1987年公開の映画。脱税者と査察官とのやりとりが、時にコミカルに、時にシニカルに描かれる。
伊丹監督の切り口が見事で、様々な脱税のテクニックやシチュエーションを惜しみなく映像化している。テンポ良い構成と独特のカメラワークで最後まで見る者を惹き付ける。
宮本信子演じる査察官と、山崎努演じる経営者との対決場面が見事。本多俊之による変拍子のテーマ曲も印象に残る。
税務署職員、査察官という地味な職業を前面に出し、税金という普通は一顧だにされないテーマをスタイリッシュなエンターテイメントに仕上げ、日本映画に一石を投じた作品。
「凶悪」は、ノンフィクション小説「凶悪 -ある死刑囚の告発-」を基にした映画。犯罪ドキュメント風であるが、その映像はあまりに残忍。ピエール瀧、リリー・フランキーの演技が背筋が凍るほどの凄みをもっていた。
登山家ハインリヒ・ハラーと若き日のダライ・ラマとの交流を描いた映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」。1939年、オーストリア人ハラーは、ヒマラヤ山脈の巨峰に挑むが、第二次大戦の勃発によってイギリス軍にインドで捕らえられる。収容所からの脱出後、苦難を経てチベットの地に足を踏み入れ、聡明な少年、ダライ・ラマと出会うことになる。
登山のスリリングなシーン、壮麗な寺院など、映像的にも素晴らしい。中国によるチベット侵攻の史実をつきつける映画でもある。なにより、ダライ・ラマのひたむきさと聡明さが光る。
歴史のうねりの中で展開される、壮大で濃密なヒューマン・ドラマ。
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