J.エドガー
FBI長官、エドガー・フーヴァーの生涯に基づいた映画。クリント・イーストウッド監督による、2011年の作品。レオナルド・ディカプリオの演技が見事。
アメリカの現代史をなぞりながら、フーヴァーのキャラクターとFBIの組織が構築される過程を多面的に描いている。
FBI長官、エドガー・フーヴァーの生涯に基づいた映画。クリント・イーストウッド監督による、2011年の作品。レオナルド・ディカプリオの演技が見事。
アメリカの現代史をなぞりながら、フーヴァーのキャラクターとFBIの組織が構築される過程を多面的に描いている。
アフリカのシエラレオネを舞台に、紛争の資金調達のため不法に取引されるダイアモンドをモチーフにした映画。
反政府武装勢力に村を襲われ、組織に捕まった漁師ソロモンは、強制労働の最中に大粒のダイアモンドを発見し、埋めて隠す。ソロモンが隠したダイヤの存在を知ったアーチャーは、ダイヤを手に入れるべく共に動き出す。
シエラレオネの内戦を基にしたサスペンス。アフリカの自然の描写がたいへん美しく、重い内容の中で救いを与えてくれる。
飛行機と映画に情熱を傾ける実業家、ハワード・ヒューズの生き様を描く映画「アビエイター」。チャレンジングでかつ神経質な人物を、レオナルド・ディカプリオが演じる。ヒューズと恋に落ちる女優キャサリン・ヘップバーンをケイト・ブランシェットが鮮やかに表現する。
映画にかけるヒューズの情熱にあおられるかのように、この映画も惜しみなく労力が払われている。
アカデミー賞5部門受賞に輝く大作。
パイロット、医師、弁護士などになりすます若き天才詐欺師と、それを追うFBI捜査官を描いた映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」。2002年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督作品。
レオナルド・ディカプリオが家庭内の不和から詐欺師になっていく繊細かつ大胆な主人公を演じる。追う側のトム・ハンクスは非情一徹な捜査官というより、温かみが感じられる役柄。犯罪を扱っているが人間味あふれる映画となっている。
ファッション通販を手掛ける会社にシニア・インターン制度で入社した老人と周囲の人々を描くヒューマン・ムービー。
ロバート・デ・ニーロ演じる老人が実に素晴らしい。自らの経験を生かして周囲に若い人々に影響を与えていく。一代で会社を大きくしたやり手の若社長をアン・ハサウェイが演じ、ロバート・デ・ニーロとのやりとりが楽しい。
このように年をとりたいと思わせてくれるハート・ウォーミングな映画。
巨大企業 Google のインターンシップに参加した中年コンビを描くコメディ映画「インターンシップ」。ヴィンス・ヴォーンとオーウェン・ウィルソンが、ネットの専門知識もない中で、アイディア勝負で奮闘する。
Google の社風も垣間見られ、気軽に楽しめる映画。
ホワイトハウスがテロリストに占拠される事態を描いたアクション映画。リアルな銃撃戦は圧巻。
モーガン・フリーマンはディープ・インパクトで大統領役をしており、今回も危機に立ち向かう指導者を貫禄をもって演じる。
アメリカ大手航空会社のパイロットから、大麻密輸人となったバリー・シールを描いたトム・クルーズ主演の映画。
暴走していくシールのストーリーも興味深いが、スリリングな飛行シーンが素晴らしい。
世界経済を混乱に陥れたサブプライム住宅ローン危機。そのバブル崩壊の予兆を感じ取り、空売りにかけた男たちを描いた、ドキュメンタリー・タッチの映画。一般の人々が金融商品に価値を置く、アメリカならではの映画。
ここで富を得た人々はヒーローなのか。「華麗なる大逆転」とサブタイトルにあるが、そのようなカタルシスを感じないのは自分だけだろうか。
松本清張と司馬遼太郎の担当編集者を務めた半藤一利による、「清張さんと司馬さん」。
身近に観察した両巨匠のひととなりが実に面白い。また、両者の作品群から、日本史を見つめる視点を語る箇所はたいへん興味深く読めた。
特に、「坂の上の雲」「日本の黒い霧」など代表作を取り上げ、実際の対話を交えながら掘り下げていく部分は、編集担当として長く関わったからこそ語れる内容であろう。
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