ダウントン・アビー 6
ダウントン・アビー第6話は、「通い合う想い」。微妙な恋愛模様が至るところで展開され、密度が濃い。様々な過去をひきずる人々の物語は次回の最終回で収束するのだろうか。
ダウントン・アビー第6話は、「通い合う想い」。微妙な恋愛模様が至るところで展開され、密度が濃い。様々な過去をひきずる人々の物語は次回の最終回で収束するのだろうか。
ダウントン・アビー第5話は、「嫉妬の炎」。長女と次女の反目、使用人たちの確執と対立の構図によるドラマが展開される。フラワーショーの場面など、英国らしい雰囲気の中で、例によってマギー・スミス演じるおばあさまが味わいを醸している。
ダウントン・アビー第4話は、「移りゆく心」。伯爵家の三姉妹それぞれの生き方の違いがはっきりと描かれてくる。また、マギー・スミス演じる伯爵の母バイオレットの存在がますます大きくなってくる。
ダウントン・アビー第2話は、「招かれざる客」。伯爵の爵位と財産の後継者となった若き弁護士とその母が館に訪れる。
壮麗なカントリーハウスを舞台に、伯爵家の相続をめぐる動きと使用人の過去をめぐるドラマが、並行して描かれる。
ダウントン・アビーは、イギリスの大邸宅を舞台に、貴族と使用人の人間模様を描いたドラマ。第1話では、1912年のタイタニック号の沈没により相続人の変更を余儀なくされた館の家族の思惑と、新たに迎えた侍従をめぐる物語。
冒頭、多くの使用人が朝の支度を始めるシーンから、その映像美に圧倒される。伯爵家の女性たちは、絵画のような佇まいで登場する。上流階級の華やかな世界と使用人の実際を交互に描く、奥行きのあるドラマ。
その人らしく生きることを支援する医療を実践している諏訪中央病院院長、鎌田實氏の「がんばらない」。
がん患者とそれを支える家族たちの姿を、温かみのある視線で描く。また、地域の人々と共にある医療を実現するために、様々な取組を行う。著者は、チェルノブイリの原発事故で被害にあった子どもたちを救うため現地に向かう。患者に真に寄り添う看護師が育っていく姿も綴られる。
ひとつひとつのエピソードが心にしみる。あたたかい医療を目指す著者の言葉は、教育を考えるうえでも大切な中身をもっている。
がんばらない (集英社文庫)
鎌田 實
垣根涼介の「ワイルド・ソウル」は、下巻において怒濤のストーリーが繰り広げられる。
ブラジル入植に関わった人々が集い、壮大な計画を実行していく。先の読めない展開、様々な人情の機微、そして、スピード感溢れる対決。ページをくるのがもどかしいほど面白い。
爽快な読後感をもつ、極上のエンターテイメント。
ワイルド・ソウル(下)(新潮文庫)
垣根 涼介
池井戸潤の「鉄の骨」は、建設業界の談合を描いた作品。ゼネコンの若手社員が、建設現場から公共工事受注部門に移り、そこで入札の現実を目の当たりにする。
「半沢直樹シリーズ」「下町ロケット」などのヒット作に通じる、組織に生きる人々の闘いを描いた熱い人間ドラマ。
鉄の骨 (講談社文庫)
池井戸 潤
TBS「下町ロケット」最終話。技術者たちの気概をベースに、怒濤の勢いで展開される。佃製作所の社長を演じる阿部寛と、ライバル社の社長役の小泉孝太郎の対決がじっくりと描かれている。
個性的な俳優を最大限に活かし、スリリングなストーリーの中に日本のものづくりの素晴らしさを伝える爽快なドラマであった。
下町ロケット2 ガウディ計画
池井戸 潤
TBS「下町ロケット」第9話。佃製作所は、ロケットエンジンバルブのバルブ供給を他社に阻まれ苦戦する。また、人工弁製品化の前に、PMEA(医薬品医療器具総合機構)の審査が立ちふさがる。
逆境続きの佃製作所であるが、マスコミの協力に審査突破への道筋を見出す。難関を乗り切る熱い思いは今回も健在。カタルシスの得られる展開であった。「花燃ゆ」は45分でも苦行であったが、このドラマはまったく時間が気にならない。
下町ロケット2 ガウディ計画
池井戸 潤
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