ペントハウス
ニューヨークマンハッタンの超高層マンションを舞台にした、クライムサスペンス「ペントハウス」。最上階に住む大富豪アーサー・ショウは、従業員の年金までも横領をしていた。マネージャーたち従業員は、なんとか自分たちの取り分をとりかえそうとするが…。
登場人物のキャラクターがたっており、特にエディ・マーフィがよい味を出している。気楽に楽しめるアクション・ムービー。
ニューヨークマンハッタンの超高層マンションを舞台にした、クライムサスペンス「ペントハウス」。最上階に住む大富豪アーサー・ショウは、従業員の年金までも横領をしていた。マネージャーたち従業員は、なんとか自分たちの取り分をとりかえそうとするが…。
登場人物のキャラクターがたっており、特にエディ・マーフィがよい味を出している。気楽に楽しめるアクション・ムービー。
巨大な隕石による人類滅亡の危機。この設定でいくつもの映画が作られている。その中でも、「ディープ・インパクト」は、ダイナミックでリアルな映像と人々の姿をしっとりと描くシナリオが見事に融和した味わいのある作品。
ティア・レオーニ演じるニュース・キャスターが隕石接近の事実に触れていく運びがとてもうまいと思った。隕石の破壊に向かう宇宙船の船長ロバート・デュヴァルが、目を負傷した隊員に「白鯨」を読むなど、繊細な演出が心憎い。モーガン・フリーマンの演じる大統領の真摯な姿も印象的。人々の理性を全面に出している映画。
ジョディ・フォスター主演の「コンタクト」は、宇宙からのメッセージを受け取る人々を描いた壮大なSF映画。天文学者カール・セーガンの原作を基にしており、科学と政治、宗教との関わりまで盛り込まれている。
迫真の映像と、知的好奇心を呼び起こすストーリーで、一気に最後まで見せる。SFの醍醐味を伝える感動の名作。
ベートーヴェンの交響曲第6番を聴くと、SF映画「ソイレント・グリーン」を思い出す。「田園」があれほど効果的に使われた例はないのでは。
テロにより人質として監禁された日本人たちが、自らのことを朗読で語り合う。それぞれが人生の一断片であり、閉鎖された環境でその言葉はいっそう輝きを増す。
小川洋子が描く、静かに心に響く小説。
長澤まさみ主演のドラマ「コンフィデンスマンJP」の劇場版第1作。様々な手口で巨額の金をだまし取る詐欺師たちをコミカルに描く。
劇場版では、香港の大財閥である女帝を相手に面々が奮闘する。長澤まさみの活き活きとした演技がよい。
様々な小技が生かされた、気楽に楽しめるエンターテイメント。
コンフィデンスマンJP ロマンス編
長澤まさみ
「翔んで埼玉」は、「パタリロ」の魔夜峰央による漫画。東京に入るのに通行手形が必要な「埼玉」を徹底してさげすむ描き方をしている。しかし、それがあまりに極端であるがゆえに、ユーモアとして受入られる。根底には一種の郷土愛に貫かれているのがよいのかもしれない。
映画「翔んで埼玉」は、武内英樹監督による映画。二階堂ふみ、GACKTが思いきりのよい演技をしている。伊勢谷友介の怪演がよいスパイスになっている。
茨城もひどい描き方だが、群馬などは恐竜や謎の生物が跋扈する秘境という扱い。この極端さがよいのだろう。
翔んだ描写で楽しませてくれる突き抜けた映画。
モロッコ、アメリカ、メキシコ、東京を舞台にした映画「バベル」。アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督による2006年のアメリカ映画。
離れた土地での人々が、ある事件をきっかけに交錯していく。
言葉や心が通じない人々の関係を描いた作品。2006年カンヌ国際映画祭のコンペティション部門において監督賞を受賞。菊地凛子が米映画批評会議賞新人女優賞を受賞している。
ドラマ「天皇の料理番」第十話は「皇居編~関東大震災と家族の決意」。関東大震災での宮中料理人の対応を、篤蔵と息子との確執をからめて描く。
秋山徳蔵氏(篤蔵のモデル)の三男、蜂谷三郎さんの話では、小学生の頃、父親が料理人であることが恥ずかしく、「質屋」といってごまかしていたらしい。それほど当時料理人の地位は低いものであった。そのことが、今回表現されている。
歴史の一断片を描いた回。
ドラマ「天皇の料理番」第九話は「皇居編~ザリガニと御即位の御大礼」。
皇居に趣いた篤蔵をまっていたのは、しきたりに縛られた厨房であった。篤蔵に与えられた任は、即位の御大礼で二千人に及ぶ人々に振る舞う料理の献立であった。それは、日本の文化程度を示す料理を作り出すことでもあった。
パリから帰国して様々な人々との再会シーンがよい。皇居では、篤蔵の上司である農学博士の福羽 逸人が存在感を示す。
そして、クライマックスでの御大礼の料理。念入りな考証の基、再現された料理が素晴らしい。本作の愁眉となる回。
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