政談 (まんが学術文庫)

 近未来の日本、ロックバンドのヴォーカリスト、マコトは、バイトをしながらプロのミュージッシャンを夢見て練習に励んでいた。そんなある日、政府は、すべての政策を人工知能に委ねる決定をした。コンピュータ「SORAI」は、「国民の住居は会社・業種ごとにまとめ国が定める」「他県への引っ越しを禁ずる」など、斬新な政策を次々に実行していく。その結果、フリーターであるマコトから彼女やバンド仲間が離れていくことになる。マコトがとった行動は…。
 江戸時代の学者、荻生徂徠による意見書「政談」を基にしたコミック。教養漫画というと、文字がやたらと多く絵はおまけ的なものが多かったが、この作品はストーリーで名著の内容を体現しており、自然に読める点が素晴らしい。古典の思想とSF的な設定が見事なまでにかみ合っている。
 名著へと誘う画期的なコミック。中高生にも一読を勧めたい。

政談 (まんが学術文庫)

歎異抄 (まんが学術文庫)

 「善人なおもて往生をとぐ。いわんや悪人をや」
 親鸞の弟子、唯円を主人公にすえ、「歎異抄」の教えを具体的にストーリーで伝えるまんが学術文庫の一冊。
 いわゆる悪人正機を主軸に、親鸞の教えを漫画で分かりやすく表現している。当時の人々の暮らしに密着した絵は、説得力をもって迫ってくる。

歎異抄 (まんが学術文庫)

麒麟がくる 13

 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第十三回は、「帰蝶のはかりごと」。
 我が子斎藤義龍と道三との確執に心をいためる深芳野と、道三と織田信長の対面の準備を楽しむ帰蝶、2人の女性の対比が興味深い。そして、藤吉郎の登場。個性が描き分けられた英傑がそろい、今後の展開が楽しみ。

麒麟がくる 前編 (NHK大河ドラマ・ガイド)

トットてれび 6

 トットてれび第6話は、黒柳徹子と渥美清との出会いと別れが描かれる。
 中村獅童が、ドラマが進むにつれて渥美清に似てくる。この回では、渥美がのりうつったのではないかと思われるほどの雰囲気をまとっていた。役者のすごさを感じさせてくれた。

トットてれび DVD-BOX

トットてれび 5

 トットてれび第5話は、黒柳徹子が向田邦子と過ごした日々を描く。さりげない会話の中で紡がれる幸せなひととき。しかし、友は飛行機事故で世を去り、徹子は喪失感におそわれる。
 後半は、前半の天真爛漫な世界とはうってかわり、陰影のあるドラマになっていく。

トットてれび DVD-BOX

トットてれび 4

 フリーになった黒柳徹子は、ニューヨークに旅立つ。
 青森から上京するおばさん、田口ケイの役が素晴らしい。短い時間であるが、心をゆさぶるシーンであった。篠山紀信の激写、「たまねぎ頭」誕生の経緯など、楽しめるエピソードが満載。
 見ている間、温かく幸せになれるドラマ。

トットてれび DVD-BOX

麒麟がくる 12

 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第十二回は、「十兵衛の嫁」。織田信秀は、居城である末盛城を信長の弟である信勝に譲ると伝える。信長は怒り、帰蝶は真意を訪ねるため病床の信秀の元を訪れる。一方、光秀は嫁を迎え入れる決心をする。
 今回は、前回のように光秀が難題をおしつけられることもなく、幼なじみを嫁にして気持ちも落ち着くことになる。と、思いきや、美濃は一気に不穏な雰囲気になり、やはり苦渋の選択を迫られる。信長の眼力、道三の気迫、光秀の表情に引き込まれていたら、今回もいつの間にか終わっていた。密度濃く組み上げられた脚本はますます冴えている。

麒麟がくる 前編 (NHK大河ドラマ・ガイド)

トットてれび 2

 黒柳徹子を通して、テレビ草創期を熱気を伝える「トットてれび」第2回。「夢であいましょう」のセットでその世界に引き込まれる。バラエティのみならず、生放送でドラマを作る緊迫感が伝わってくる。
 森繁久彌、渥美清、坂本九、向田邦子など初期のテレビを支えた人々を配し、にぎやかに繰り広げられる30分。喜びも悲しみもストレートに胸に響くドラマ。

トットてれび DVD-BOX

トットてれび 1

 黒柳徹子を描くNHK土曜ドラマ「トットてれび」の第1回が放送される。昭和28年にNHKでテレビが放送されることになり、徹子はオーディションを受験する。失敗をしつつも合格を得てテレビにエキストラとして出演するが、その天真爛漫な振る舞いは、主役より目立ってしまう。
 満島ひかりの溌剌として早口でありながら、どこかのんびりした雰囲気を残す演技が素晴らしい。テレビ放送草創期の熱気を伝える撮影シーンに、スタッフの意気込みを感じる。

トットてれび DVD-BOX

麒麟がくる 11

 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第十一回は、「将軍の涙」。織田は今川の侵攻におされ、窮地に陥る。織田信秀は、信長に嫁いだ帰蝶の父、美濃の斎藤道三に援軍を頼むが、道三はつっぱねる。明智光秀は、援軍が出せない旨を伝えに信長の元に行くが…。
 斎藤道三、織田信長双方からいやな役目を押しつけられる明智光秀。その困った表情を見ているうちに、いつの間にか終わってしまった。今川、尾張、美濃、京と、光秀が行く先々で出会う人々を通して時代を描く脚本は、今回も見事。複雑なRPGを見ているような楽しさもある。

麒麟がくる 前編 (NHK大河ドラマ・ガイド)

アクセスランキング

Ajax Amazon

  • Amazon.co.jpアソシエイト
  • UserLocal
  • Ajax Amazon
    with Ajax Amazon