花燃ゆ 37

 NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第37回は、「夫の忘れがたみ」。
 美和が訪れた京では「鳥羽・伏見の戦い」が始まっている。大政奉還はどうなった。坂本龍馬の暗殺もスルーか。長州はいったいこの間何をやっていたのか。鳥羽・伏見の戦いも一瞬で終わり、いつの間にか明治になっている。歴史ファンを一顧だにしないこの割り切った脚本、すごいなあ。

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」

花燃ゆ 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
4149233691

花燃ゆ 36

 NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第36回は、「高杉晋作の遺言」。
 こんなだれた回を作るのであれば、今回も使って前回の四境戦争を丁寧に描いてほしかった。大村益次郎が一瞬登場しただけで、何をやっているか全く分からなかったではないか。脚本が「天地人」を手がけた人に変わったが、その筆ならしという位置づけなのであろうか。 

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」

花燃ゆ 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
4149233691

アンナ・カレーニナ〈下〉

 トルストイの「アンナ・カレーニナ」下巻は、社会、芸術、宗教などいくつもの思想を登場人物のやりとりの中で敷衍しつつ、人々の運命をからませていく。
 誠実な愛情が激しいゆえに破局に向かっていく。アンナの道すがらの描写は迫力に満ち、読むものを惹き付けて止まない。
 幸福と不幸、愛情と憎悪、実直と欺瞞、理想と現実、幾多の対比を透徹したリアリズムの内に描く。その充実した読後感は、他の書物では得られない芳醇な味わいがある。人の営みが凝縮された不朽の名作。

アンナ・カレーニナ(下) (新潮文庫)

アンナ・カレーニナ〈中〉

 2組の男女の恋愛を軸としながら、多彩な人間模様で展開される、「アンナ・カレーニナ」中巻。
 幾多の人物の中には、感情移入できる人もいれば、嫌悪をいだく者もいる。その多様さが、この物語の魅力といえる。
 華やかなかに欺瞞と冷徹がうずまく社交界と、農村の素朴な描写を織り交ぜながら、滔々たる大河のように物語りは進んでいく。豊穣な読書体験を与えてくれる文学作品。

アンナ・カレーニナ(中) (新潮文庫)

アンナ・カレーニナ〈上〉

 「幸福な家庭はすべて互いに似かよったものであり、不幸な家庭はどこもその不幸のおもむきが異なっているものである。」

 トルストイの代表作「アンナ・カレーニナ」。この長大な作品は、冒頭である家族の不倫の話で興味を惹き付けつつ、悠然とした歩みを見せる。主人公であるアンナは、100ページ読んでも現れない。しかし、この序盤の描写は、すべて後の布石となるのであった。
 構成感豊かな、トルストイ渾身の文学。

アンナ・カレーニナ(上) (新潮文庫)

花燃ゆ 34

 NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第34回は、「薩長同盟!」。
 美和が小田村に薩長同盟の件で愚痴を言うシーンが見苦しかった。藩の一大事について、私怨のみを義兄とはいえ藩の要人にぶつけるとは。志を兄である吉田松陰から学ぶ才女であったはずではないか。

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」

花燃ゆ 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
4149233691

花燃ゆ 33

 NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第33回は、「花となるために」。
 椋梨藤太が表舞台から退場。このドラマでは珍しく重みのある人物であっただけに、残念。主人公美和より良識があるように感じた。冗漫な場面が多い回であった。

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」

花燃ゆ 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
4149233691

大統領の執事の涙

 ホワイトハウスで7代の大統領に仕えた執事を描く映画。リー・ダニエルズ監督、2013年公開作品。
 アメリカの公民権運動などの歴史を背景として、執事の生涯がしっとりとしたタッチで綴られる。

大統領の執事の涙 [Blu-ray]
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花燃ゆ 32

 NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第32回は、「大逆転!」。
 高杉晋作率いる奇兵隊が下関で挙兵する。久しぶりで戦闘シーンがやや長めに展開するが、敵味方の動きが整理されていないので、緊迫感があまり感じられない。

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」

花燃ゆ 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
4149233691

花燃ゆ 31

 NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第31回は、「命がけの伝言」。
 椋梨藤太と美和が対面し、小言を言う。あまりにナンセンス。奇兵隊では、赤禰武人が藩内融和を目指し高杉晋作と対立する。美和のフィクションに時間を割くよりは、赤禰と高杉との確執をもっと丁寧に描いたほうがよかったのでは。

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」

花燃ゆ 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
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