花燃ゆ 45
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第45回は、「二人の夜」。
「老農 船津伝次平」と上毛かるたで歌われ、群馬県人なら多くの人がその名を知っている「船津伝次平」。しかし、その功績は意外と知られていない。今回、初めて大河ドラマに登場した。しかも、石原良純が地面から現れるなど、強烈な個性で演じている。
伝次平を登場させたのは、このドラマの数少ない功績の一つであろう。タイトルは「老農 船津伝次平」でもよかったのでないか。いやしくも大河ドラマであるのに、「二人の夜」とはあまりに安直。
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第45回は、「二人の夜」。
「老農 船津伝次平」と上毛かるたで歌われ、群馬県人なら多くの人がその名を知っている「船津伝次平」。しかし、その功績は意外と知られていない。今回、初めて大河ドラマに登場した。しかも、石原良純が地面から現れるなど、強烈な個性で演じている。
伝次平を登場させたのは、このドラマの数少ない功績の一つであろう。タイトルは「老農 船津伝次平」でもよかったのでないか。いやしくも大河ドラマであるのに、「二人の夜」とはあまりに安直。
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第44回は、「運命の糸つなげて」。
群馬県令楫取素彦の元に、神奈川県令となった松下村塾の塾生、野村靖が訪れ、吉田松陰の留魂録を手渡す。
悲しいかな、西南戦争が一瞬で終わってしまった。歴史の重大事件は、なるべく簡単に済ませるというのが、この大河ドラマの一貫した姿勢で、その割り切り方は堂に入ったものである。
隆慶一郎の小説「一夢庵風流記」。時代小説でカタルシスが得られる本といえば、真っ先にこれを推したい。
戦国末期、天下の傾奇者(かぶきもの)として知られた前田慶次郎の一代記である。その生き様は自由闊達、苛烈にして粋、ほれぼれするほど見事である。
慶次郎は剛毅な戦びとと風流な雅人の両面を備え、付け狙う殺し屋すらもその魅力に屈してしまうほどである。主人公はもちろん、とりまく人々の造形描写と物語への配し方が巧みで、どのエピソードも、こころにぐっと迫ってくる。
何より、緩急自在の文章が素晴らしい。武人を描いているのに、爽やかさの残るユーモアを感じるのは、フランス文学に造詣が深い著者ならではの味わいか。
奔放にして優雅、痛快無比の歴史小説。
一夢庵風流記 (集英社文庫)
隆 慶一郎 
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第43回は、「萩の乱に誓う」。
群馬の教育振興に力を尽くす楫取素彦と美和の姿と、萩の乱が描かれる。萩の乱の責任をとって自害する玉木文之進の姿が、唯一大河ドラマらしい場面であった。
奥田瑛二演じる玉木文之進の気迫は、第一話では素晴らしかったが、中盤に脚本家のぶれによって情けないことになってしまった。しかし、最期は名優の力によって大河の雰囲気を感じることができた。
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第42回は、「世界に賭ける糸」。
大沢たかお演じる楫取素彦が、県令として群馬に赴く。しかし、待ち受けていたのは圧倒的な影響力をもつ地元名士の勧業課長の阿久沢権蔵とその一派であった。
富岡製糸場など製糸の様子や新井領一郎が渡米する際のエピソードをはさみつつ、群馬の地での苦難を描く。中盤のだれた雰囲気よりはドラマの進行がしまってきた感がある。
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第41回は、「いざ、群馬へ!」。
大沢たかお演じる楫取素彦は、萩郊外で農業に従事していた。木戸孝允は楫取の元を訪れ、富岡製糸場を建設し、殖産興業のモデルとして重要であった群馬県令の就任を懇願する。
萩の乱の胎動とからめながら、群馬の地へ赴くことになる楫取と美和を中心に語られる。
群馬はからっ風が常に吹き、人々の気性が荒い物騒な土地柄という描かれ方がされている。地元民としては微妙な印象であるが、ドラマとしては新たな地での波乱の幕開けとしてなかなか興味深かった。
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第40回は、「二人の母」。
今回は極めて不愉快であった。子どもに対する扱いがあまりにひどい。いつもひどいドラマだとは思っていたが、今回は見るのが苦痛でならなかった。吉田松陰の妹といいながら、教育に対する冒涜もはなはだしい。志以前に、人間としての情感がおかしくなっている。
向田邦子原作の映画「あ・うん」。高倉健演じる社長と板東英二による万年サラリーマン、富司純子演じる妻が織りなす人間模様を描く。高倉健の笑顔やはにかんだ様が格別に良い。
昭和初期の空気が、ひとびとの温かい生き様をふわりと包む。人情の機微がそれぞれの台詞とともに印象に残る日本映画。
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第39回は、「新しい日本人」。
「そうせい候」毛利敬親が亡くなる。北大路欣也は、この脚本でも安定感のある演技を保ち、さすがプロと感じた。「新しい日本人」の意味がよく分からなかったが。自由人という意味であれば、言われなくてもずっと主人公は自由気ままであるように思う。
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第38回は、「届かぬ言葉」。
版籍奉還に伴う藩政改革で、奇兵隊を含む長州諸隊のうち1200人が脱隊騒動を起こす。ところで、吉田松陰と獄にいた富永有隣が関わっていたはずなのだが、本田博太郎があれだけ存在感のある演技をしておきながら、ここで全く出てこないのはなぜ。
歴史をちゃんと描いてくれという視聴者の声は、スタッフには届かぬ言葉なのだろうか。
最近のコメント