トルストイ『戦争と平和』 (100分 de 名著)
トルストイの「戦争と平和」を、当時の政治、文学の状況をふまえ解説している。
ロシアへのナポレオン侵攻に向き合う人々を通し、幸福とは何かというテーマを重層的に描いた作品の魅力を簡明に伝えるテキスト。
トルストイの「戦争と平和」を、当時の政治、文学の状況をふまえ解説している。
ロシアへのナポレオン侵攻に向き合う人々を通し、幸福とは何かというテーマを重層的に描いた作品の魅力を簡明に伝えるテキスト。
中世の裁判を描いた、佐藤賢一による「王妃の離婚」。登場する人々が生き生きを描かれており、中世が暗いというイメージを払拭する。特に、学生たちのエネルギッシュな雰囲気がよく伝わってくる。
裁判のシーンもカタルシスがあり、楽しく読ませてくれる作品。
王妃の離婚 (集英社文庫)
佐藤 賢一 
NHK大河ドラマ「八重の桜」第49回は、「再び戦を学ばず」。
日清戦争へと向かう政情の中、山本覚馬、松平容保が息を引き取る。その最期に思いを語る場面には、凛然とした気が漂う。幕末編の引き締まった映像を挟み込みながら散文詩的な、格調のある回となっていた。
橋爪功が朗読する三国志90巻には、「中原を指して」「美丈夫姜維」が収められている。
いよいよ「五丈原の巻」である。孔明と魏軍、司馬懿仲達との熾烈な戦いが幕を開ける。姜維の登場が鮮やかで、清涼感を与える。
三国志(十) 五丈原の巻 (新潮文庫)
吉川 英治 
橋爪功が朗読する三国志89巻には、「王風万里」「鹿と魏太子」「出師の表」が収められている。
南蛮王孟獲は、孔明に捕らえられるが、その度に放される。心服するまでは、捕らえてもまた反乱を起こすとの孔明の考えからであるが、捕まえては放すとことが繰り返される展開に感嘆する。その数実に七度。「七縱七禽」により心服して蜀に従うという筋書きには感嘆する。
南の地を平定し、それほど時を経ずして孔明は魏を討つことを決意する。蜀の皇帝にその決意を表明したものが、「出師の表」である。満腔の忠誠と国家百年の計策を述べ、心血をそそいで書いた文には、自ずと頭が下がる。
三国志(九) 出師の巻 (新潮文庫)
吉川 英治 
橋爪功が朗読する三国志88巻には、「蛮娘の踊り」「女傑」「歩く木獣」「藤甲蛮」「戦車と地雷」が収められている。
孔明の軍はいよいよ南の奥地に進み、猛獣、奇怪な軍隊と戦を交える。孔明の知略が遺憾なく発揮される巻。
三国志(九) 出師の巻 (新潮文庫)
吉川 英治 
橋爪功が朗読する三国志87巻には、「輸血路」「心縛」「孔明・三擒三放の事」「王風羽扇」「毒泉」が収められている。
孔明の南蛮行は、異国情緒のある奇妙な武人との変化に富んだ戦が描かれる。それは、劉備、関羽、張飛、曹操といった当初からの群雄が去った後、気分を変えてあらたな物語を始める絶妙の筋運びともなっている。
三国志(九) 出師の巻 (新潮文庫)
吉川 英治 
NHK大河ドラマ「八重の桜」第48回は、「グッバイ、また会わん」。
八重と新島襄との別れをじっくりと描く。秋月悌次郎を登場させるなど、風呂敷をたたむように会津の人々にひとつづつ区切りをつけていき、いよいよドラマの終わりが近いことを実感させられる。
新島襄の葬儀のシーンは格調があった。続く日本赤十字社篤志看護婦人会発足のシーンでは、大山捨松を中心として一転、華やかな雰囲気になる。
今回は密度の濃さと場面転換の妙があり、本来の大河ドラマらしさが久しぶりに戻った感があった。
「ヒストリエ」は、紀元前4世紀のギリシアやマケドニア王国を舞台に、古代オリエント世界を描いた作品。それにしても、単行本がでるまで時間がかかる。第8巻は第7巻が出てから1年以上待った。 第8巻では、マケドニアによるビザンティオンなどのアテネ諸都市の攻略が描かれる。広やかな画面構成で、スケール感のあるドラマを堪能できるコミック。
「信長の野望 天下創世」は、内政と軍略がたいへんバランスがとれたゲーム。内政により城下を発展させると、その様子がグラフィックスに反映され、箱庭的な要素がうまく表現されている。しかも、合戦はその城下で行われ、たいへんよく出来ている。
戦国シミュレーションゲームの名作。
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