橋爪功朗読 三国志 36
「そういう一箇の人格が他を薫化することは、後世千年、二千年にも及ぶであろう。」
橋爪功が朗読する三国志36巻には、「関羽千里行」「五関突破」が収められている。
いよいよ「孔明の巻」であるが、冒頭では関羽の武者ぶり、猛将ぶりがこれでもかと活写されている。同時に、真の義士を敬慕する曹操の凛質も際だつ。
劉備の夫人たちを従えながら関羽は次々と難関を突破する。橋爪功の語りにも熱気がいや増す。
関羽の男気にほれぼれとさせられる巻。
三国志(五) 孔明の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
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