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ホロヴィッツ 展覧会の絵

 ピアノが、これほどの表現力をもっているとは!ホロヴィッツの弾く「展覧会の絵」は、驚きの連続だった。特に、最後の2曲に至っては、とうてい10本の指で弾いているとは思えないほどの音の広がりを持っている。繊細かつ大胆、天才のみが成し得る演奏である。
 トスカニーニとのチャイコフスキーピアノ協奏曲第1番も、最初から最後まで息をもつかせぬ強烈な個性のぶつかり合いが、魅力に満ちた音楽を作り上げている。人間の強靱さをストレートに感じる演奏。

展覧会の絵 チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番
ホロヴィッツ(ウラジミール)  トスカニーニ NBC交響楽団
B00005EGD7

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