ルービンシュタイン・プレイズ・ショパン
ピアノの巨匠、ルービンシュタインの演奏するショパンは、風格がありながらも、自然と心に染み入る音楽。
数々の名曲がセレクトされた2枚組のCD「ルービンシュタイン・プレイズ・ショパン」には、その魅力が凝縮されている。特に、バラード第1番には感銘を受けた。
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ピアノの巨匠、ルービンシュタインの演奏するショパンは、風格がありながらも、自然と心に染み入る音楽。
数々の名曲がセレクトされた2枚組のCD「ルービンシュタイン・プレイズ・ショパン」には、その魅力が凝縮されている。特に、バラード第1番には感銘を受けた。
カルロス・クライバー指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による、ブラームスの交響曲第4番。第1楽章、第4楽章の推進力、第2楽章の清澄で深みのある響き、第3楽章のリズム感溢れる華麗さ。名盤とよばれるにふさわしいスケールと格調のある演奏だ。
ブラームス:交響曲第4番
クライバー(カルロス) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
「人は城 人は石垣 人は堀
なさけは味方 あだは敵なり」
野口英世の伝記の音読が終わった息子に、次は何を読みたいと聞いたら、「武田信玄」と答えた。同じシリーズの「豊臣秀吉」を読んで、戦国武将に興味を持ったようだ。
信玄は、戦のみにあけくれる父親を追放し、治水や産業の育成にも意を用い、部下の言を用いて人望はことに厚かった。その家法「甲州法度」は、徳川の治世にも引き継がれた。
優れた経営者であり、指導者であった信玄の偉大さを改めて感じさせてくれた。
武田信玄―風林火山の旗風
木暮 正夫
寺島優原作、李志清作画の三国志は、三国演義に基づいた漫画。劇画タッチであるが、建物から杯などの小物に至るまで、丁寧に描かれている。時代の雰囲気を味わせてくれる、正統派の三国志。
三国志 (1)
寺島 優 李 志清
安倍晋三内閣が発足した。安倍新首相から、若き総理大臣、官房長官経験者、加治隆介を思い出した。「課長 島耕作」の作者、弘兼憲史による漫画「加治隆介の議」の主人公である。
1991年4月から1998年11月にかけて執筆された作品であり、当時と内外の情勢の変化はあるが、今でも中身の濃さ、ストーリーの面白さは決して薄れていない。政治の世界をリアルに描いた漫画としては、随一の作品だろう。
昨年8月のブログにも書いたが、背景には、作者による政治や経済に関わる500人以上の人々へのインタビューがある。政調会長になった中川昭一や、民主党の小沢一郎にも、弘兼は連載当時にインタビューをしている。
『日本もそんなに捨てたもんじゃないぞという真実を伝えたいという思いが加治隆介になったのです。』と作者が述べているように、熱意ある多くの人々の思いがこの漫画に結実したとも言える。
加治隆介の語る言葉には、見識に立脚した現実を見据えた上での理想、凛とした潔さがあった。
志のある政治が実行されることを新内閣には切に望んでいる。
加治隆介の議 (1) 弘兼 憲史 |
加治隆介の議 (10) 弘兼 憲史 |
「死ぬのは怖くない」
と言い、霊界の研究をしていた俳優の丹波哲郎氏が亡くなった。肺炎のため、84歳であった。丹波氏が登場する映画・テレビドラマは数知れない。どれも氏の存在感は他を圧倒していた。その中であえて代表作をあげるとすれば、今は「大霊界」がふさわしいだろう。
大霊界~死んだらどうなる
石田照 丹波哲郎 丹波義隆
サモアの酋長ツアイビが、ヨーロッパ文明を見てきた様子を島民に語る。最初は、笑えたが、だんだん笑いだけではすまない気持ちになった。どうも彼ら部族のほうが、健全で心豊かに生きているように思えてくる。
価値観がひっくりかえされる感覚があり、たいへんに面白いが、同時に考えさせられる本。
小澤征爾指揮、ボストン交響楽団のマーラー交響曲第4番を聴く。暖かい抒情を感じるマーラー。
マーラー:交響曲第4番
ボストン交響楽団 カナワ(キリ・テ) マーラー
「こち亀」の両さんの漫画と共に、地図について楽しく学べる学習コミック。地図記号や地形図、図法など、地図について様々な角度からの視点や知識が盛り込まれている。
地図を学ぶことは、人に伝えるための表現形式を学ぶことに繋がる。地図は身近な題材だが、それを学習する意義はけっこう深いと考えさせられた。
こちら葛飾区亀有公園前派出所両さんの地図大達人
秋本 治 清水 靖夫
「のだめカンタービレ」の主人公、千秋真一が指揮をするという設定の「ブラームス交響曲第1番」。ライジングスター・オーケストラとは、どんな人々が演奏しているのであろうか。のだめカンタービレのヒットもあり、かなりの枚数が売れているらしい。
演奏は、意外にまっとうであった。この演奏に対しては賛否両論あるようだが、名曲の良さを素直に伝えているという印象を受けた。
ドヴォルザークの交響曲第8番第1楽章の間違い探しスコア版、スプラフォン版が併録されている。山野雄大の解説がなかなか良い。
ブラームス:交響曲第1番~のだめカンタービレ
R☆Sオーケストラ 千秋真一
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