フックト・オン ナンバー・ワン・ヒッツ
懐かしのヴォーカル100曲メロディー。なかなかの量感。ドライヴのBGMによいのでは。
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懐かしのヴォーカル100曲メロディー。なかなかの量感。ドライヴのBGMによいのでは。
クラシックの名曲をテンポよいリズムにのせて連ねた「フックト・オン・クラシック」。絶妙のアレンジで楽しめる。
サイモン・ラトル指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるベートーヴェン交響曲第9番のCDを聴く。第3楽章がことのほか美しい。第4楽章の歓喜の賛歌は、明朗でストレートな表現。
ベートーヴェン:交響曲第9番
ラトル(サイモン) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ベートーヴェン
ドラマ「のだめカンタービレ」の第10話では、ピアノ・コンクールのシーンに引き込まれた。シューマンのソナタも良かったが、ペトルーシュカの変奏版?はある意味凄い。
このコンクールについては、原作(第9巻)の表現が実に見事だ。道化師にのだめの心象を重ねたリズミカルなコマ割りに、思わずうなった。
コンサートが終わった後の、のだめと千秋のやりとりは心に残る名場面。
「自由に楽しくピアノを弾いて
なにが悪いんですか!?」
「のだめオーケストラ」LIVE!
のだめオーケストラ 東京都交響楽団
クリスマスが近づくと、「そり滑り」を良く耳にする。
「トランペット吹きの休日」「タイプライター」など、ルロイ・アンダーソンの名曲の数々をレナード・スラットキンの指揮で、セントルイス交響楽団がフルオーケストラで演奏する贅沢なCDがある。
軽妙なアンダーソンの音楽は、親しみやすくアイディアに溢れている。それを正統なオーケストラで演奏しており、「軽音楽」で片付けることのできない豊かさが含まれている。
CDのジャケットはファンキーだが、中身は明るさと暖かさに満ちている。
トランペット吹きの休日 ~ルロイ・アンダーソン・ベスト・ヒット
スラットキン(レナード) セントルイス交響楽団
朝比奈隆が指揮をした最後のブルックナー、交響曲第9番のCDを聴く。2001年9月24日、93歳の時の演奏で、この2ヶ月後に他界する。
ゆったりとした、惜別のブルックナー。
ブルックナー:交響曲第9番
朝比奈隆 大阪フィルハーモニー交響楽団
昭和33年の東京下町を描く、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」。素朴なゆえに、ストレートに感動する。当時の背景を精密に再現した技術は圧巻だが、それは作り手の並々ならぬ思い入れの一端にすぎず、なにより演じる俳優陣と脚本が優れているからこそ支持される作品となったのであろう。
連れてこられた子と東京タワーで、松本清張原作の映画「鬼畜」を連想した。対極にある作品だけに余計鮮烈な印象となって思い出される。
ALWAYS 三丁目の夕日
西岸良平 山崎貴 吉岡秀隆
ルイサダは、マーシャ・メリルと共演し、ショパンとジョルジュ・サンドを描く劇「聖なる炎」でピアノを弾いた。そこで用いられた曲をルイサダが並べ直したCD。ワルツ、マズルカ、ノクターン、スケルツォなど多彩なショパンの世界を描く曲集になった。
「華麗なる大円舞曲」、「革命のエチュード」など、ルイサダの詩的で微妙なニュアンスを持ったピアノがショパンの魅力を伝える。
革命のエチュード ~プレイズ・ショパン
ルイサダ(ジャン=マルク)
名曲の数々を、張りと艶のある透明な声で歌い上げるナナ・ムスクーリのベストアルバム「アメイジング・グレース~ベスト・オブ・ナナ・ムスクーリ」。聴くほどに味わいが深まる。
「オンリー・ラヴ」の自然なメロディ・ラインとストレートな歌詞は、ムスクーリの声になんとマッチしていることか。「アマポーラ」には、胸が熱くなるほどの抒情が込められている。
「私のアテネ」「海岸をゆけば」の伸びやかで健康的な歌もいい。一転、「恋のアランフェス」の独特な世界が開ける。スペインの作曲家ロドリーゴの名曲がドイツ語で歌われるのだ。
ビートルズのヒット曲「イエスタデイ」も彼女が歌うと、たおやかな時の流れを感じる。「アメイジング・グレース」のソウルフルな響きにも癒される。
18曲すべてが素晴らしい、大事な人に贈りたいCD。
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