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江ノ島 サザン・メドレー

 サザン・オールスターズのメドレー。17分1曲が収めてあるのみだが、サザン数々のヒット曲が、夏の陽に輝く海面のように次々と繰り出される。

江ノ島
Z団
B00005GXEV

菅原洋一 初恋

 菅原洋一が古今の名曲を歌うCD「初恋」。石川啄木の詩から、サザンの「TSUNAMI」まで、その見事な歌唱に引き込まれる。ピアノの伴奏や、洗練されたバックも素晴しく、品格のある歌謡が味わえる。

初恋
菅原洋一
B00005Q859

菅原洋一

 「知りたくないの」「今日でお別れ」などが収められた菅原洋一のヒット曲集を聴く。特に、なかにし礼作詞の曲には、凝縮した言葉の魅力がある。

ゴールデン☆ベスト 菅原洋一 シングルコレクション
菅原洋一 H.BARNES なかにし礼
B000E6G54U

風林火山 24

Rokurensen01  NHK大河ドラマ「風林火山」第24回は、真田幸隆が武田家に仕官するまでを軸にしていた。昨年10月に、上田城を訪れたが、そこでよく六連銭の家紋を目にした。真田幸隆は、仕えていた箕輪城の長野業政のもとを辞す。ドラマでは、真田が用いた六連銭のいわれがここで盛り込まれていた。
Rokurensen02  勘助と幸隆の会話から、長尾景虎、後の上杉謙信の登場となる。ほんのわずかな出演であったが、印象深かった。ドラマオープニングで出演者が流れるが、「長尾景虎 ガクト(Gackt)」という字が出たとき、おかしみを感じた。
 武田晴信は、戦に勝っているのは勘助がいたからだという由布姫の言葉に反発し、力攻めを強行する。そして、生まれたばかりの武田勝頼と、山本勘助の対面。驚くほど密度の濃い回だった。巧みな伏線と会話の妙を絡めながら、骨太のドラマが力強く進んでいく。大森寿美男の脚本はますます冴えを見せている。

NHK大河ドラマ「風林火山」

バカの壁

 2003年にベストセラーとなった養老孟司の「バカの壁」。作者が独白したものを文章におこした本であり、さらりと読める。「必読の書」のように思って開くと肩すかしをくらうが、気軽なエッセイとして読めばなかなか興味深い。極端な表現もあるため、批判もしやすい。タイトルのうまさと、つっこみどころの多さがこの本をベストセラーたらしめたのではないか。

バカの壁 (新潮新書)
4106100037

カラヤン ブラームス交響曲第1番

 カラヤン、ベルリン・フィルによる、ブラームス交響曲第1番、1987年のCDを聴く。重厚で安定感のある演奏。第2楽章はことに美しい。

ブラームス:交響曲第1番
カラヤン(ヘルベルト・フォン) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
B0000CD7WV

チック・コリア フレンズ

 チック・コリアが、気の合う仲間たちと息のあったプレイを軽やかに繰り広げる、親しみやすいジャズ。

フレンズ
チック・コリア ジョー・ファレル エディ・ゴメス
B00008K760

かいじゅうたちのいるところ

Kaiju01  モーリス・センダックの絵本「かいじゅうたちのいるところ」を、小学1年生の次男に音読してもらう。精緻に描かれ、不気味な雰囲気がある絵だが、おかしみと暖かみがあり、印象に残る。子どもたちも読んだ後で「おもしろいねえ」と二人で見返して楽しんでいた。不思議な魅力のある絵本だ。

かいじゅうたちのいるところ
モーリス・センダック 神宮 輝夫
4572002150

若林顕 ペトルーシュカ

 1995年に、若林顕の弾くモーツァルトのピアノ協奏曲第26番「戴冠式」をコンサートで聴き、感銘を受けた。力みや誇張のないデリケートな演奏で、モーツァルトの良さをしみじみ味わったことが印象に残っている。
 その後12年を経て「ペトルーシュカ」の演奏を含む若林顕のCDを聴き、その多彩な表現力に改めて感じ入った。 「ペトルーシュカ」より三章の色彩感溢れる音楽や「ラコッツィ行進曲」などのダイナミックさ、「バッハのチェンバロ協奏曲よりアリオーソ」やフォーレの「夢のあとに」の瞑想的な美しさなど、幅広くピアノの魅力を伝えてくれるトランスクリプションだ。
 なお、本CDには収録されていないが、ドラマ「のだめカンタービレ」のエンディング「ラプソディ・イン・ブルー」のピアノは、若林顕が演奏している。 

ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ
若林顕
B00027LIZM

腹十二分目

 小学4年生の長男は、体は小さいがよく食べる。今日も食卓に好物のネギトロが出たので、ペロリと平らげ、おかわりもしてお腹がパンパンに膨れていた。それでもまだ食べたそうであった。私のネギトロとご飯を少し分けてやってから、
「腹八分目というでしょう。それくらい食べれば今日はいいんじゃない。」
と言うと、小学1年生の次男が、
「お兄ちゃんのおなかは、腹十二分目だよね。」
と言う。
 ああ、この感覚は大事だなと思った。「腹八分目」は10を基準として-2の数を使っている。それに対し、+2をした数は、「十二分」である。次男は格別プラス・マイナスを意識していたわけではないだろうが、12という数が出てくる感覚はいいなあと思った。実際、満足をした状態を、「十二分に」というではないか。
 割合の計算は、算数の授業で重要なポイントであり、この部分の習熟が、中学・高校の数学、ひいては社会生活で大きな影響をもたらす。その意味でも、割合の感覚を日常の中で触れていくことは、たいへん大事だと次男の言葉から気づかされた。

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