風林火山 42
NHK大河ドラマ「風林火山」第42回は、由布姫を失った悲しみから旅に出た山本勘助と、家臣たちの反目にいやけがさして越後を出奔した長尾景虎が、高野山で出会う話。勘助と景虎が鉢合わせになって、立ち会いを演じるというのは、少々やりすぎではないかと思った。勘助が、自らの支えであった由布姫を失った気持ちの整理をつけるためのエピソードなのだろうが、苦しい設定。
« 2007年9月 | メイン | 2007年11月 »
NHK大河ドラマ「風林火山」第42回は、由布姫を失った悲しみから旅に出た山本勘助と、家臣たちの反目にいやけがさして越後を出奔した長尾景虎が、高野山で出会う話。勘助と景虎が鉢合わせになって、立ち会いを演じるというのは、少々やりすぎではないかと思った。勘助が、自らの支えであった由布姫を失った気持ちの整理をつけるためのエピソードなのだろうが、苦しい設定。
群馬県立歴史博物館で、2007年11月25日まで子どものための特別展示「むかしのくらし」が開催されている。平成8年度から続けられ、今年で最終回。小学校3・4年生の社会科の学習内容に合わせ、生活道具などからくらしの移り変わりを紹介した内容。洗濯機やテレビなど多数の展示があった。ダイヤル式の黒電話は実際にまわして隣の電話機にかけることができる。
また、いろりや土間のある家の様子、ストーブやオルガンのある昔の教室などが再現されていた。座れて居心地がよかったのか、子どもたちはしばらく教室の展示で遊んでいた。
石臼で米の粉をひく体験コーナーがあった。見た目よりも力がいったようだが、カップ一杯分の米をひき、粉を作ることができた。ひいた粉はハケで集めてビニール袋に入れ、よいお土産となった。穀物や豆が様々な粉になり、その粉が人々の食生活を豊にしてきたことが改めて感じられた。
中学2年生の数学では、代数的な内容として、連立方程式と一次関数が扱われる。連立一次方程式に習熟した後に、一次関数を習うのだが、この2つが続くことが重要である。一次関数で2度、連立方程式を用いる場面が出てくるからだ。
ひとつは、「グラフが2点(2,1)と(4,5)を通る一次関数を求めよ。」というような問題。一次関数を y=ax+b とおき、(x,y)に(2,1)と(4,5)を代入してa,b を求めることにより、y=ax+b を決定する。
もうひとつは、「2直線 y=2x-1, y=-x+5 の交点の座標を求めよ。」のような、2直線の交点を求める問題。2直線の式を連立させた解 (x,y)が交点の座標となる。
一次関数 y=ax+b において、(x,y)の2条件を元にして解(a,b)を求める問題と、(a,b)の2条件を元にして解(x,y)を求める問題。この2種類の問題は、y=ax+b の(a,b) と(x,y) との立場を入れかえた問題である。これは、数学における「双対性」に繋がる問題であり、極めて意味深い内容を含んでいる。
このように、中学2年生の数学は、代数と幾何の橋渡しとなる数学的処理を端的に示す単元を含み、解析の基礎中の基礎となる部分だ。
くもんの基礎がためシリーズでは、連立方程式の習熟に重点をおき、かなりのページ数をさいている。この練習のボリュームは無駄にならない。この部分は、まさに基礎がためが後々に繋がる内容だからである。
ベートーヴェンの「ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重奏曲」のCDを聴く。ピアノ、ピエール=ロラン・エマール、ヴァイオリン、トーマス・ツェートマイアー、チェロ、クレメンス・ハーゲン、ニコラウス・アーノンクール指揮、ヨーロッパ室内管弦楽団の演奏。
清明なヴァイオリン、チェロと、繊細なタッチのピアノにより、生気溢れる演奏となっている。「三重奏曲」の他に、「ピアノと管弦楽のためのロンド」「合唱幻想曲」が収録されており、変化に富んだ曲想を味わえる。
ベートーヴェン:三重協奏曲
オルゴナソーバ(リューバ) マグヌス(エリーザベト・フォン) ハイド(マリア)
トスカニーニのイタリア・オペラ管弦楽曲集のCDを聴く。音質はあまり良くなかったが、一曲一曲に魂を吹き込むトスカニーニの演奏の気迫は伝わってきた。
イタリア・オペラ管弦楽曲集
NBC交響楽団 ヴェルディ モーツァルト
東野圭吾の小説「探偵ガリレオ」を原作としたテレビドラマ、「ガリレオ」がフジテレビ系列で始まった。初回は、頭が急に燃えだし焼死する事件。大学の准教授、湯川博士が科学的な知識を駆使して謎を解明する。
電気工学科を卒業し、技術者でもあった東野圭吾ならではの作品。ドラマも大がかりな実験などが映像化され、楽しめた。福山雅治が、物理学者を好演。ひたすら格好いい。ただ、理系の人々が人間関係を築くのがうといとか、ひどくこだわりがあるといった点が強調されているようで、少し気になった。
探偵ガリレオ (文春文庫)
東野 圭吾
山本勘助の支えであった、由布姫が亡くなる。勘助と由布姫の最後の会話がなされるシーンは、役を演じてきた二人の感慨深さが伝わってくるようだった。柴本幸の前向きで凛とした由布姫は、回を経るごとに魅力が増していった。勘助役の内野聖陽の包容力のある演技が、柴本幸を育てていった大きな部分を占めているのでは。
天体観測会があるので、家族で赤城山にゆく。午後4時頃に山頂近くの駐車場に着くと、この集いに誘ってくれた友人はすでに来ていた。太陽観測専用のコロナ望遠鏡を覗かせてもらう。赤い球体の周りに、細い線状のプロミネンスが見える。チョビ髭のようだが、実際は地球の5倍以上の大きさとのこと。
星が出るまで時間があったので、大沼にゆく。子どもたちは、石を湖に投げ込んで遊んでいた。気温は10度を下回り、冷え込んでおり、すでに晩秋の風情であった。
午後7時より、群馬星の会主催の「スターウォッチング in 赤城 2007」が開会となる。実行委員長の新井さんが、同じ職場の方だったと初めて知り、驚く。新井さんのお子さんと、子どもたちはすぐに親しくなって遊ぶ。
会場では、暖かい豚汁をいただいた。新井さんのご家族が用意なされたとのこと。本当においしかった。
残念ながら、雲が厚く星空を見ることはできなかったが、それでも会場には200名近くが集まったようだ。望遠鏡の説明や、抽選会があり楽しむことができた。くじはなかなか当たらなかったが、最後の抽選で自分の番号が出て双眼鏡をもらい、次男はことに喜んでいた。
群馬星の会については、「21世紀ぐんま教育賞」の優秀賞となった論文「県内各地で取り組んできた天文教育普及活動 本物に触れさせるための活動についての提言」に記されている。「本物に触れさせたい」という思いから続けられている地道な取り組みにはほんとうに頭が下がる。
最近のコメント