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冒頭、マイケル・ジャクソン初期のヒット曲「ベンのテーマ」が流れる。溌剌とした歌声とメロディアスな表現の的確さに新鮮な驚きを覚える。街を恐怖に陥れるネズミのベンと、孤独な少年との交流を描いた1972年の映画のテーマ曲だった。
誰もが一度は耳にしたことがある、TVドラマに使われた洋楽ヒット36曲を収めた2枚組のCD。ポップス名曲の集大成。
ドラマチック デイズ ベスト・オブ・TVドラマ
テレビ主題歌
飛行機が墜落し、絶海の孤島に流れ着いた男の運命を描いたロバート・ゼメキス監督の映画「キャスト・アウェイ」。島に流れ着く積み荷を使ってのサバイバルが興味深い。極限状態におかれる主人公をトム・ハンクスが体を張って演じている。
キャスト・アウェイ (字幕版)
トム・ハンクス, ヘレン・ハント, ニック・サーシー, クリストファー・ノース, ロバート・ゼメキス
桂枝雀の落語「仔猫」「猫」が収められているCDを聴く。「仔猫」は、かわいらしい題名と裏腹に業を描いた落語。枝雀の瞬間的に変化する表現が見事。「猫」は、現代の創作落語だが、猫の台詞の妙味とラストのキレの良さが光る一品。枝雀のマクラもノリが良く、子どもでも楽しめる作品。
吉行淳之介の監修による短編小説の朗読CD怪談傑作集(4)を聴く。宮沢賢治の「注文の多い料理店」が怪談かどうかは異論があろうが、滝田裕介の巧みな語りは、ひたひたと迫る怖さを感じる。他に、文学的な香気を色濃く持った夢野久作「卵」、久生十蘭「母子像」、展開が見事な牧逸馬の「赤ん坊と半鐘」を収める。
名優による朗読のすごさを実感できる。時折、つなぎの音楽が付けられているが、腹立たしくなるほど余分と感じた。雰囲気がこわれ、邪魔以外の何者でもない。声だけでその世界をじっくりと味わいたい。
終始ミステリアスな雰囲気が漂う、ポール・マクギガン監督の傑作サスペンス。ジョシュ・ハートネット、ブルース・ウィリス等の演技が、トリッキーなドラマを支える。
ラッキーナンバー7
ジョシュ・ハートネット, ブルース・ウィリス, ルーシー・リュー, モーガン・フリーマン, ポール・マクギガン
大政奉還、坂本竜馬の死、揺れ動く幕末の江戸城で、大奥を守り抜くと皆を安堵させる天璋院。その凛とした姿は、演じ続けることで生まれる自然な風格があった。
秋晴れの日、榛名山に出かける。山頂に至る道の両側に、柔らかに色づいた紅葉が広がる。山々に囲まれた榛名湖のボートに乗る。湖面は蒼い色をたたえ、陽光に明るい色を放つ周りの山とコントラストを成している。山々の風景の中でも、岩肌を露わにした硯岩が目を引く。
国民宿舎「榛名吾妻荘」のそばの無料駐車場に車を停め、歩いて硯岩を目指す。国民宿舎のすぐ脇に、登山口がある。案内板あるので、迷うことなく進めた。30分ほど灌木の中を登ると、断崖絶壁の岩の上にたどり着く。
硯岩からの眺めは、まさしく絶景。榛名湖が一望できる。
円錐形の榛名富士が湖面からそそり立つ姿は、ひときわ美しい。手軽なコースだが、清々しい思いにひたることができた。良く晴れた日にトライをお薦めしたいコース。
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