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青春歌年鑑 1976

 2010年のオリコン年間ランキングでは、シングルCDの10位までをAKB48と嵐の2組で占めるという異例の結果となった。商業戦略の変化や音楽配信等の楽曲を得る方法の多様化ということも影響しているのだろうが、多くの層に受け入れられる曲が減っているように感じる。

 1976年、「およげ!たいやきくん」は幼児番組「ひらけ!ポンキッキ」で放送され、全国的なヒット曲となった。子どもだけでなく、毎日身を粉にして働いているところから広い世界へ出ることが歌われているようで、サラリーマンなどにも広まった。この曲に象徴されるように、1976年には多くの人々に受け入れられた曲が数多く生まれた。
 「青春歌年鑑 1976」では、冒頭に収録されたこの曲に続き、「北の宿から」「木綿のハンカチーフ」「俺たちの旅」と今なお歌われる完成度の高い曲が並ぶ。
 テレビの歌番組も大きな影響力を持っており、後に歌い継がれる曲が生み出される素地があった時代。

青春歌年鑑 1976
オムニバス 斉藤こず恵 山口百恵 西城秀樹 内藤やす子 野口五郎 研ナオコ 子門真人 都はるみ 太田裕美 中村雅俊

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