橋爪功朗読 三国志 25
「曹操の戦は、要するに、曹操の詩であった。」
橋爪功が朗読する三国志25巻には、「仲秋荒天」「空腹・満腹」「梅酸・夏の陣」「北客」が収められている。
曹操の勝利と敗残を通し、軍を統べる稀代の英傑の魅力がたっぷりと描かれる。
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「曹操の戦は、要するに、曹操の詩であった。」
橋爪功が朗読する三国志25巻には、「仲秋荒天」「空腹・満腹」「梅酸・夏の陣」「北客」が収められている。
曹操の勝利と敗残を通し、軍を統べる稀代の英傑の魅力がたっぷりと描かれる。
NHK大河ドラマ「八重の桜」第3回は、「蹴散らして前へ」。八重の兄、覚馬は、佐久間象山塾で学んだ西洋思想を標榜し、鉄砲の優位を解くが、会津藩内の守旧派の反感を買い、禁足を命じられる。
迫り来る外国の圧力を背景に、会津藩内の保守的な雰囲気が対比されて描かれる。重みのある雰囲気を脚本と映像が保っているので、このままぶれることなく進んで欲しいと思う。
北野武が、料理屋でざっくばらんに語ったあれこれ。「生死」「教育」「関係」「作法」「映画」をテーマにしており、気軽に話しているようで中身は深い。
バイク事故の話など、死にそうになった話がもの凄くおもしろく語られるなど、逆説的な愉しさを含んだ話が多い。たけしは本当に頭がいいとつくづく感じる。
全思考 (幻冬舎文庫)
北野 武
ビートたけしが、芸や映画の「間」について語った書。
具体的な話題でテンポ良く書かれているため、すぐに読める。笑いの最前線を突っ走ってきたからこそ語れる抜けめない「間」の話。
間抜けの構造 (新潮新書)
ビートたけし
クラシックの名曲について、古今のアルバムから名盤をセレクトした本。クラシック音楽の入門として、羅針盤として、いろいろと楽しめる一冊。
マイケル・J・フォックスによるコメディ。ニューヨークに出てきた若者が、才覚を生かしてビジネス・チャンスをつかむ。軽妙なラブ・コメディでもあり、気楽に見られる作品。
伝説のベーシスト、ロン・カーターがマイルス・デイヴィスに捧げたCD。低音の魅力に満ちた、芳醇な香りのある品格をもったジャズ・アルバム。
ディア・マイルス
ロン・カーター
イギリスのロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団による、「007シリーズ」の映画。「ジェームス・ボンドのテーマ」「ロシアより愛をこめて」から「ゴールデン・アイ」まで映画が公開された順に収録されている。
イギリスの伝統を感じさせる演奏で、映画のオリジナルに近い雰囲気をもっている。「ロシアより愛をこめて」「ゴールドフィンガー」など、初期の007シリーズの音楽は、ことに素晴らしい。
英・ロイヤル・フィル・コレクション / 永遠の名曲大全集 ジェームス・ボンドのテーマ
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
NHK大河ドラマ「八重の桜」第2回は、「やむにやまれぬ心」。砲術への思いをつのらせる八重を綾瀬はるかが爽やかに演じる。
日米和親条約の締結、吉田寅次郎の捕縛、佐久間象山の蟄居など、歴史的な事実を連ねながら描かれるが、かなりあっさりと描かれている。重厚な映像で細部まで気を配って作っているので好感がもてるが、やや駆け足の印象。それらの経緯をもう少し丁寧に描写してほしいと思った。
「月島慕情」は、浅田次郎の小説7編を収めた短編集。
どの作品も静かに胸にしみいる。特に、「シューシャインボーイ」は希有の傑作で、涙なしには読めない。
月島慕情 (文春文庫)
浅田 次郎
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