英国王のスピーチ
吃音に悩まされたイギリス王ジョージ6世と、その治療にあたった言語療法士の友情を実話を基に描いた作品「英国王のスピーチ」。ジョージ6世は、現イギリス君主エリザベス2世の父であり、吃音があった事実を映画化することに、イギリス映画界の懐の深さを感じる。
エリザベス妃の役はヘレナ・ボナム=カーターであったが、気品があり前向きな姿勢をもった演技にはたいへん好感がもてた。暗くなりがちなテーマの中で、この人が映画に明るさをもたらし、大きく貢献していると感じた。
第83回アカデミー賞における作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞受賞作品。
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