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80’sアイドルJAPAN1

 「赤と黒」(岩崎良美)、「まちぶせ」(石川ひとみ)、「やったねMARIKO!」(ラジオ娘)、「さよならの物語」(堀ちえみ)、「夏色のナンシー」(早見優)など、1980年代のアイドルの歌を収めたCD。時代の独特の熱気を感じるアルバム。

80’sアイドルJAPAN1

恋に落ちたベートーヴェン

 ベートーヴェンが「不滅の恋人」にあてた手紙の朗読と、女性たちに献呈した作品を収録したアルバム。巧みな構成で、ベートーヴェンの音楽のみずみずしさと躍動感をあらためて感じさせてくれるアルバムになっている。

恋に落ちたベートーヴェン

ザ・ベストテン 1978-1979

 TBSの音楽番組「ザ・ベストテン」にちなんだ企画。1978-79年、「UFO」のピンクレディが一世を風靡し、キャンディーズが「微笑がえし」を歌い引退する。歌謡界が輝いていた時代であった。
 「プレイバック Part 2」「かもめが翔んだ日」「Mr.サマータイム」「チャンピオン」「銀河鉄道999」「関白宣言」「セクシャルバイオレットNo.1」など、今なお耳にする名曲が収録されている。郷ひろみ&樹木希林の「林檎殺人事件」も懐かしい。
 黄金期の音楽が堪能できる1枚。

ザ・ベストテン 1978-1979

乳房榎

 桂歌丸の落語「乳房榎」のCDを聴く。三遊亭圓朝によって創作された怪談噺。
 歌丸はかなりはしょって演じているようであるが、それでも1時間に及ぶ長大な口演であった。しかし、話に引き込まれているうちにいつの間にか終わってしまった。
 まさしく名人ならではの話芸である。

怪談「乳房榎」

記憶にございません!

 正月、家族で三谷幸喜の映画「記憶にございません!」を視聴する。頭に石があたり記憶を失った総理大臣を中井貴一が演じている。
 政治がどうのではなく、リクツ抜きに気楽に見られる喜劇である。三谷組の個性的な面々が出演し、ヴァラエティに富んだ群像劇になっている。とりわけ、秘書をつとめる小池栄子が実にいい味を出していた。
 年始め、ちょっと気持ちをリセットできた映画であった。

記憶にございません!

わかるPython

 2021年、学校教育においてプログラミングの学習をどう進めるか、問われる年になるだろう。
 文部科学省のGIGAスクール構想の一環として、一人一台のノートパソコンやタブレット端末が配備された。これをどう生かすか、その活用の方向を見定めていく年にもなる。
 手元にパソコンがあるため、プログラミングを学ぶことで児童・生徒自身も活用の幅が広がってくるはずである。プログラミング教育の意味合いはより大きくなっていくであろう。

 現在、デスクトップパソコンで初学者はスクラッチなど「ヴィジュアル系」の言語で学ぶケースが増えている。しかし、本来は「言語」であるため、テキストベースのプログラミングをどこかで学ぶ必要があるだろう。どの言語で何を学ぶか、選択肢はあまりに多い。

 Python は、多くの言語の中でも書法がシンプルで、科学技術計算との親和性もよく、学習に適した言語のひとつと思われる。人工知能の開発に使われることもあり、応用にもつながる言語である。
 数学・理科との連携を見据えた点においても、たいへん優れた学習用プログラミング言語である。今後、教育における活用の幅が広がっていくと思われる。

 Python に関する書籍は様々あるが、「わかるPython」は、初心者にとって学びやすい本のひとつである。まず、レイアウトが工夫されており、見やすい。シンプルな例題をもとに文法が丁寧に説明されている。
 オブジェクト指向、ライブラリの活用までふれられ、実践の方向が見えてくる構成になっている。教育的配慮のよくなされた良書と感じた。

 ソフトウェアやネットワークの重要性が増していく現在、日本が国際社会に伍していくためにも、理数教育の充実は急務である。プログラミング学習は、その鍵を握っている。
 一人一台が実現するとき、いかに質の高い教育につなげていくか。本年はその可能性を追究し、教育の充実を図る正念場になるであろう。

わかるPython[決定版]

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