柳家小三治トークショー 2 ~ニューヨークひとりある記

 柳家小三治が、単身ニューヨークにわたった体験を語る。英語をマスターするには、一人旅をしなくてはと出かけた先での失敗談の数々。大まじめで取り組んでいる様が、逆に面白さを引き立てる。

柳家小三治トークショー 2 ~ニューヨークひとりある記

志の輔 みどりの窓口 しじみ売り

 志の輔の落語「みどりの窓口」は、何度聴いても面白い。みどりの窓口に訪れる人々の描写が秀逸で、笑いと共にサービス業の悲哀を感じさせる。
 「しじみ売り」は澄んだ冷気の中でしんみりと語られる場の雰囲気が巧みに醸され、味わいがある人情噺。

志の輔らくごのごらく(3)「みどりの窓口」「しじみ売り」―「朝日名人会」ライヴシリーズ31

柳家小三治 ドリアン騒動~備前徳利

 柳家小三治のマクラは、本題以上におもしろい。ドリアンにまつわるマクラがあまりに楽しいのであるが、「備前徳利」に入る際の呼吸があまりに見事。一転場の空気が変化する。まさしく名人芸。

柳家小三治II-4 ドリアン騒動~備前徳利-「朝日名人会」ライヴシリーズ45

桂文珍 住吉駕籠 船弁慶

 桂文珍の落語「住吉駕籠」「船弁慶」のCDを聴く。  「住吉駕籠」は、酔っ払いの演技が軽妙なうちに芸の魂がこもり、素晴らしい。「船弁慶」は、恐妻家の喜六と遊び人清八に、モーレツ女房のお松がからむ話で、勢いのある芸で楽しませてくれる。

桂文珍18「住吉駕籠」「船弁慶」
桂文珍
B000FJHF9K

柳家小三治 玉子かけ御飯

 柳家小三治の「マクラ」は、それひとつで新作落語のようである。「玉子かけ御飯」と「駐車場物語」の2編が収められている。玉子かけ御飯だけで、よく20分以上話せると感嘆する。「駐車場物語」は、人に対する温かい眼差しが感じられ、味わいがある。

柳家小三治トークショー 3 ~玉子かけ御飯
柳家小三治

志ん朝 「おかめ団子」「茶金」

 古今亭志ん朝の落語「おかめ団子」と「茶金」を収めたCDを聴く。
 「おかめ団子」は、親孝行の大根売りの噺であり、木訥な人柄を正攻法で演じ、さわやかな後味を残す。
 「茶金」は、焼き物の鑑定をめぐる噺で、しがない油売りと大商人とのやりとりが、対比の妙を鮮やかに浮き上がらせて聞き応えがある。

志ん朝復活-色は匂へと散りぬるを と「おかめ団子」「茶金」
古今亭志ん朝
B000065VNK

桂文珍 鷺取り 不動坊

 桂文珍の落語「鷺取り」「不動坊」を収めたCDを聴く。
 「鷺取り」は、とって腰にぶら下げた鷺が羽ばたいて塔の上までもっていかれてしまうというシュールな作品で、間合いとテンポが実によい。
 「不動坊」は長屋を舞台にしたドタバタ作品だが、文珍自身が楽しんで演じている様が良く伝わってくる。
 桂文珍による人間讃歌の真骨頂。

桂文珍(7)鷺取り/不動坊
桂文珍
B00005R6HT

志ん朝 「酢豆腐」「鰻の幣間」

 志ん朝の落語「酢豆腐」「鰻の幣間」を聴く。
 「酢豆腐」は、粋がる若旦那の知ったかぶりをいたんだ豆腐で揶揄する話。若旦那のキザぶりが堂に入っている。
 「鰻の幣間」は、太鼓持ちの調子よい語り口で心理のアゲサゲが絶妙に表現され、哀しくもおかしな心持ちにさせられる。

志ん朝復活-色は匂へと散りぬるを は「酢豆腐」「鰻の幣間」
古今亭志ん朝
B000065VNG

立川談志 「風呂敷」「笑い茸~胡椒のくやみ」

 立川談志の落語「風呂敷」「笑い茸~胡椒のくやみ」を収めたCD。
 「風呂敷」は平成9年の口演で、投げやりなまくらで始まるが、本題に入ると俄然と活き活きとしさすが家元とうならされる。
 「風呂敷」「笑い茸~胡椒のくやみ」は、さらに厭世的な出だしだが、「笑い茸」と「胡椒のくやみ」の二つの落語をくっつけてしまい、言葉や空気を自在にあやつる名人芸。

立川談志プレミアム・ベスト 落語CD集「風呂敷」「笑い茸~胡椒のくやみ」
立川談志
B001D08OM2

瀧川鯉昇 時そば 佃祭

 瀧川鯉昇の落語は、ふうわりとしたマクラがいい。自然と気楽にさせ、いつのまにかネタに入っていて、まことに心地良く聴かせてくれる。
 「時そば」はやんわりとした雰囲気と調子の良さが絶妙のバランスで同居した十八番。「佃祭り」は、人情話の趣を持ちつつ決してウエットにならず軽さを保ち、聴き手を明るい気分にさせてくれる。

瀧川鯉昇2
瀧川鯉昇
B001HK0EMG

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