柳家小三治トークショー 2 ~ニューヨークひとりある記
柳家小三治が、単身ニューヨークにわたった体験を語る。英語をマスターするには、一人旅をしなくてはと出かけた先での失敗談の数々。大まじめで取り組んでいる様が、逆に面白さを引き立てる。
柳家小三治が、単身ニューヨークにわたった体験を語る。英語をマスターするには、一人旅をしなくてはと出かけた先での失敗談の数々。大まじめで取り組んでいる様が、逆に面白さを引き立てる。
志の輔の落語「みどりの窓口」は、何度聴いても面白い。みどりの窓口に訪れる人々の描写が秀逸で、笑いと共にサービス業の悲哀を感じさせる。
「しじみ売り」は澄んだ冷気の中でしんみりと語られる場の雰囲気が巧みに醸され、味わいがある人情噺。
柳家小三治のマクラは、本題以上におもしろい。ドリアンにまつわるマクラがあまりに楽しいのであるが、「備前徳利」に入る際の呼吸があまりに見事。一転場の空気が変化する。まさしく名人芸。
桂文珍の落語「住吉駕籠」「船弁慶」のCDを聴く。 「住吉駕籠」は、酔っ払いの演技が軽妙なうちに芸の魂がこもり、素晴らしい。「船弁慶」は、恐妻家の喜六と遊び人清八に、モーレツ女房のお松がからむ話で、勢いのある芸で楽しませてくれる。
柳家小三治の「マクラ」は、それひとつで新作落語のようである。「玉子かけ御飯」と「駐車場物語」の2編が収められている。玉子かけ御飯だけで、よく20分以上話せると感嘆する。「駐車場物語」は、人に対する温かい眼差しが感じられ、味わいがある。
古今亭志ん朝の落語「おかめ団子」と「茶金」を収めたCDを聴く。
「おかめ団子」は、親孝行の大根売りの噺であり、木訥な人柄を正攻法で演じ、さわやかな後味を残す。
「茶金」は、焼き物の鑑定をめぐる噺で、しがない油売りと大商人とのやりとりが、対比の妙を鮮やかに浮き上がらせて聞き応えがある。
桂文珍の落語「鷺取り」「不動坊」を収めたCDを聴く。
「鷺取り」は、とって腰にぶら下げた鷺が羽ばたいて塔の上までもっていかれてしまうというシュールな作品で、間合いとテンポが実によい。
「不動坊」は長屋を舞台にしたドタバタ作品だが、文珍自身が楽しんで演じている様が良く伝わってくる。
桂文珍による人間讃歌の真骨頂。
志ん朝の落語「酢豆腐」「鰻の幣間」を聴く。
「酢豆腐」は、粋がる若旦那の知ったかぶりをいたんだ豆腐で揶揄する話。若旦那のキザぶりが堂に入っている。
「鰻の幣間」は、太鼓持ちの調子よい語り口で心理のアゲサゲが絶妙に表現され、哀しくもおかしな心持ちにさせられる。
立川談志の落語「風呂敷」「笑い茸~胡椒のくやみ」を収めたCD。
「風呂敷」は平成9年の口演で、投げやりなまくらで始まるが、本題に入ると俄然と活き活きとしさすが家元とうならされる。
「風呂敷」「笑い茸~胡椒のくやみ」は、さらに厭世的な出だしだが、「笑い茸」と「胡椒のくやみ」の二つの落語をくっつけてしまい、言葉や空気を自在にあやつる名人芸。
瀧川鯉昇の落語は、ふうわりとしたマクラがいい。自然と気楽にさせ、いつのまにかネタに入っていて、まことに心地良く聴かせてくれる。
「時そば」はやんわりとした雰囲気と調子の良さが絶妙のバランスで同居した十八番。「佃祭り」は、人情話の趣を持ちつつ決してウエットにならず軽さを保ち、聴き手を明るい気分にさせてくれる。
瀧川鯉昇2
瀧川鯉昇
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