志ん朝 三軒長屋
古今亭志ん朝の落語「三軒長屋」は、勢いのある落語。多くの登場人物を瞬間的に演じ分ける志ん朝の名人芸が堪能できる。
落語名人会(18)
古今亭志ん朝 
桂枝雀の新作落語「茶漬えんま」「貧乏神」の2作が収められたCDを聴く。共に小佐田定雄の作品。「茶漬えんま」は、地獄と極楽を舞台に、閻魔大王や釈迦、キリストなどが登場する奇想天外な落語だが、枝雀の話術でこの世ならぬ面白さを醸している。あの世もこの世も全て飲み込む落語の懐の深さを実感する。
「貧乏神」も、おかしみとペーソスが融和した落語で、これも枝雀のキャラクターが見事に生きている。
脳科学者、茂木健一郎と、芸術の一線で活躍している人々との対談集。町田康、金森穣、山下洋輔、立川志の輔、荒川修作の各氏と熱のこもった対談が綴られている。茂木健一郎は、各氏からうまく話を引き出し、アクティブに生きる力の源や方向を示している。各氏がヴィヴィッドな言葉で語る芸術のフィールドやバックグラウンドは様々だが、『未来に向き合うのに必要な「前に進む衝動」を与えてくれる』点で共通している。
芸術の神様が降りてくる瞬間
茂木 健一郎 町田 康 金森 穣 
「夏の医者」は、マクラで独自の世界に引きずり込んでしまい、聴く者を、ユニークな発想の落語で枝雀ワールドに飲み込んでしまう。
八五郎坊主では、枝雀が大トチリをするが、その狼狽ぶりで会場のエネルギーが逆に増幅する。非日常に連れて行ってくれる落語。
志の輔による新作落語「みどりの窓口」は、なかなかの完成度。
質屋の主人と勘当された火消し人足の息子とのやりとりを軸に語られる「火事息子」。志ん朝の語りが江戸の風物をくっきりと浮かび上がらせる。抑制の効いた人情噺。
「厩火事」は、道楽者の夫を持つ女房と、その愚痴を聞く仲人の旦那とのやりとりが、畳みかけるようなテンポで語られる。
「火焔太鼓」「搗屋幸兵衛」「たぬさい」「一眼国」の4作品を収めた古今亭志ん生のCD。味わいのある飄々とした語り口に、自然と引き込まれていく。
古今亭志ん生 名演大全集 2 火焔太鼓/搗屋幸兵衛/たぬさい/一眼国
古今亭志ん生(五代目) 
桂枝雀の語りで構成されたCDを聴く。素朴な笑い話に、不条理なテイストが加わって独特の世界になっている。「こだわり英語教室」は、「英語落語」が出来上がる過程をネタにしており、興味深かった。
桂枝雀のわんだー・らんど
桂枝雀 
江戸の郭で生きる男女の悲しい性を描く落語。暗さのある題材だが、志ん朝の巧みなリズムで、生き生きとした人情噺になっている。とりわけ、酔っぱらい職人の表現が見事。
最近のコメント