桂米丸 狭き門
桂米丸の新作落語「狭き門」「びっくりレストラン」「相合傘」が収められているCDを聴く。米丸の柔らかい声と相まって、アットホームでどこか懐かしい話。
NHK新落語名人選 四代目 桂米丸
桂米丸(四代目) 
桂米丸の新作落語「狭き門」「びっくりレストラン」「相合傘」が収められているCDを聴く。米丸の柔らかい声と相まって、アットホームでどこか懐かしい話。
NHK新落語名人選 四代目 桂米丸
桂米丸(四代目) 
志ん朝の「柳田格之進」は、まさに話芸の粋。謹厳実直な主人公、柳田格之進をめぐる人情ばなしだが、その格調高い語り口にぐっと引き込まれる。
「干物箱」は、一転、明るい落語。テンポ良い噺に快く笑える。
柳田格之進/干物箱
古今亭志ん朝
「質屋庫」は、怨念うずまく質屋の庫に出る幽霊の話。質屋の旦那と熊とのやりとりが楽しい。質屋の旦那というとケチだという印象があるが、この旦那は、が盗みを働いたことをそれほど咎め立てず、寛やかさが感じられる。オチもなかなか高尚。
「弥次郎」は、次々と繰り出されるほら話と聴き手のご隠居のつっこみでテンポよく進む。このテンポに圓生の芸の粋を感じる。
六代目 三遊亭圓生(14)質屋倉/弥次郎
三遊亭圓生(六代目)
古今亭志ん朝の「大山詣り」のCDを聴く。テンポの良さが見事。ことに、後半の熊の語りと奇抜な展開には圧倒される。
「粗忽者の使者」も、実に快調。尻上がりの明るさと、切れ味の良さが光る。
落語名人会(15)
古今亭志ん朝 
桂枝雀の落語は、過剰ともいえる大げさな表現が特徴で、これが古典?と思えるほどである。しかし、突き詰めた芸と溢れんばかりのエネルギーにより、会場は爆笑の渦となる。CDで聴いても、圧倒されるほどに、噺家と一体になった会場全体のうねりが伝わってくる。
桂枝雀のライヴ録音の中でも、「船弁慶」は異色の作品。気の弱い旦那と強いかみさんの猛烈なやりとりで、話し手のヴォルテージがすざまじく上がり、会場が最高潮に達したところで、最後のオチまでいかずにストンと終わる。反則ワザのようだが、これはこれで一つのまとまりをもった噺と感じる。それゆえ、印象にずっと残っているのだ。芸の気迫のなせる業だろう。
「代筆」は、枝雀がアレンジをした代表作のひとつ。履歴書を記す代筆屋とおかしな依頼主との対話が、絶妙の間合いで語られる。CDで聴いていても、瞬間に変わる表情が伝わってくる。「笑い」を作り出す力に、凄みすら感じた。
息子が国語の教科書を音読するというので、聴くと、落語「ぞろぞろ」であった。教育出版の教科書である。「アジアの笑い話」として、モンゴル、中国、韓国などの話の後、古典落語「ぞろぞろ」のあらすじが紹介されている。
それでは、実際の落語をと、子どもに聴かせるために図書館から「ぞろぞろ」のCDを借りてくる。立川談志が昭和44年に紀伊国屋ホールで演じたものだ。録音状態があまりよくなく、やや明瞭さに欠けるが、味わいがあった。
子どもたちには、まくらが長く、やや分かりづらかったかもしれないが、それでも雰囲気は伝わったようだ。ただ、談志の噺は、女好きの神様が中心に据えられているため、「これが『ぞろぞろ』なの?」との反応。ちょっと子どもたちには難しかったようだ。
「黄金餅」は、談志の十八番であるとのこと。確かに、この異様にブラックな落語は、語り手によっては後味の悪い印象になってしまうだろう。その点、談志の「黄金餅」は、そのキャラクターもあいまって、からりとした感じを受けた。
「落語とは人間の業の肯定である」との信条を体を張って示している人なればこそ「黄金餅」が光るのかもしれない。
六代目三遊亭圓生の落語「淀五郎」「紀州」のCDを聴く。「淀五郎」は、自分にはあまり馴染みのない歌舞伎役者の噺であったにもかかわらず、その話芸にぐっと引き込まれる。芝居の臨場感溢れる描写が見事。また、淀五郎の師匠、中村仲蔵の人柄を感じる演技に感銘を受ける。
「紀州」のテンポよい語り口も楽しい。 落語の良さをじっくりと教えてくれた1枚だった。
六代目 三遊亭圓生(6)淀五郎/紀州
三遊亭圓生(六代目) 
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