MAGI 天正遣欧少年使節 5
「MAGI 天正遣欧少年使節」第5話は「歓声と憎しみの矢 -マドリッド篇-」。
フェリペ二世と信長の意をうけて向き合うマンショ。秀吉と利休の対面も短いが印象的。
人と人との対峙の内に多くを描き出す卓越した脚本にうならされる回。
「MAGI 天正遣欧少年使節」第5話は「歓声と憎しみの矢 -マドリッド篇-」。
フェリペ二世と信長の意をうけて向き合うマンショ。秀吉と利休の対面も短いが印象的。
人と人との対峙の内に多くを描き出す卓越した脚本にうならされる回。
「MAGI 天正遣欧少年使節」第4話は「太陽の沈まぬ国 -リスボン篇-」。喜望峰をめぐり、少年たちはついにヨーロッパの地に到達する。リスボンの大司教に拝謁するが、東洋からの民には侮蔑的な目が向けられる。続いて、一行はフェリペ二世に謁見する。
ヨーロッパの重厚な建築物の中で行われる欧州2要人との会見は極めて興味深い。
歴史的交流の場面を描く濃密な回。
「MAGI 天正遣欧少年使節」第3話は「煉獄のはじまり -ゴア篇-」。少年たちは、ゴアに着く。それまで主導していた宣教師がゴアにとどまることになり、他の宣教師が付き添うことになる。
早くも前途の雲行きが怪しくなる展開。重厚な映像の内に、少年たちの不安ととまどいを描く回。
「MAGI 天正遣欧少年使節」第2話は「東の果ての王 - 京都篇 -」。
宣教師と4人の少年たちは、京都で信長に謁見し、日本から使節であるお墨付きを得る。
悠揚とした信長を吉川晃司が好演している。少年たちとの謁見シーンや台詞が印象に残る。
「はじめて会長とお会いした時、私は久しく、聞かなかった人間の声を聞き、泣きました」
山崎豊子原作「沈まぬ太陽」のWOWWOWドラマ第最終話。良心に従い航空会社の再建を目指した国見であったが、就任を請われた総理の離反により、退任を余儀なくさせられる。恩地もまた、行天より異動を申し渡される。一方、東京地検特捜部により暗部に司直の手が伸びようとしていた。
山崎豊子畢生の大作である原作が見事に映像化されていた。個性豊かな実力派の俳優陣により、作品の奥行きが表現された。50分20話という長尺であるが、それゆえに登場人物の苦悩がよく表出され、心を寄せることができ、6日で見終えることができた。
スタッフが思いを込めた制作姿勢と俳優の渾身の演技が融和した、稀代の完成度をもつ重層的なドラマ。
山崎豊子原作「沈まぬ太陽」のWOWWOWドラマ第19話。
関連会社の乱脈経営、ドル先物取引にからむ巨大な損失…。調べれば調べるほど、組織は深い闇をもっていた。そして、マスコミや政治的圧力も国見会長に襲いかかる。組織に良心の灯をともそうとした国見と恩地は次第に追い詰められていく。ドル先物取引の問題は、政治的な判断に委ねられることになる。
一企業の問題が政治的な俎上にあげられる様をリアルに活写した回。
MOST DANGEROUS ANIMAL IN THE WORLD
山崎豊子原作「沈まぬ太陽」のWOWWOWドラマ第18話。
恩地はニューヨークで関連会社が経営するホテルについて、会計上の不正があることを国見会長に報告する。関連会社の利権に群がる魑魅魍魎達は、国見会長を追い落とすために政治家やマスコミを利用する。
航空会社を再建し、安全確保と健全な経営を目指す国見であったが、執拗な周囲の妨害が続く。組織の腐敗がより事態を悪化させていく様を如実に描き、戦慄すら感じる回。
山崎豊子原作「沈まぬ太陽」のWOWWOWドラマ第17話。既得権益で甘い汁を吸う一派は、国見会長の改革への圧力を強める。
乱脈経営を行う勢力と理想を追い求める国見会長との確執が沸騰点に達する。
山崎豊子原作「沈まぬ太陽」のWOWWOWドラマ第16話。国見会長は総理から「王道」の書をもらい受け、組織の刷新に意を用いる。恩地も生協の不正を調査するが、あらたな不正が浮かび上がる。
航空機墜落一周忌が上野村で行われる。墜落当時の堂本社長(國村隼)と、恩地(上川隆也)との対面の場面が印象に残る。高嶋政伸、陣内孝則ら組織の利権をむさぼる魑魅魍魎の演技も実に堂に入っている。
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