風林火山 第2回

 NHK大河ドラマ「風林火山」第2回では、山本勘助が故郷に戻り養父や親戚と会うが、冷たくあしらわれて決別をする場面が描かれる。同時に後の武田信玄となる勝千代と、父親の信虎との対立が浮き彫りになる。勘助、信玄、両名の若き日の鬱屈が、やがて二人を結びつける伏線になっているのであろう。
 人間ドラマをじっくりと表現していくスタッフの姿勢が直に伝わる回だった。

NHK大河ドラマ「風林火山」

アニメ のだめカンタービレ

 アニメ「のだめカンタービレ」の初回がフジテレビ系列で放映される。そこそこ楽しめたのだが、やはりドラマの印象が強く、比較的静かな作品という感じがした。
 のだめは、ドラマでの上野樹里の台詞まわしが懐かしく思えた。千秋のモト彼女、多賀谷彩子が随分控えめな雰囲気。ドラマで彩子を演じた上原美佐が強烈で、ことに「夜の女王のアリア」を歌う場面は鬼気迫るものがあったからよけいそう感じたのか。
 絵は丁寧に描かれていて、好感は持てるが、ドラマのダイナミックさが恋しくなった。もっとも、アニメは表現の試行錯誤をしながら成長する場合が多いので、今後の展開に期待したい。

アニメ「のだめカンタービレ」 オフィシャルサイト

のだめカンタービレ VOL.1
二ノ宮知子 カサヰケンイチ 川澄綾子
B000MTPATK

大河ドラマ「風林火山」

 NHKの大河ドラマ「風林火山」が始まった。武田信玄に仕えた軍師、山本勘助が主人公であるが、勘助で思い出されるのは「川中島の合戦」くらいで、歴史の表舞台にほとんど登場しない人物である。この地味な設定で、果して1年間視聴者がついてくるのだろうかと思った。
 スタッフは、「クライマーズ・ハイ」を手がけた面々であるので、その点では濃密なドラマになるのではと期待している。もっとも、子どもに気を散らされながら見たせいもあり、第1回では、正直なところピンとくるものはなかった。
 俳優もなかなかに渋い陣容で、人間中心の本格的なドラマにしようという作り手の意気込みは感じる。それにしても、上杉謙信役はファイナル・ファンタジーの主人公のようなコンピュータ・グラフィックス的な風貌で浮いているのでは。
 ともあれ、自己満足で終わらずに、視聴者を引きずり込むドラマにしてほしい。

NHK大河ドラマ「風林火山」

おーい!竜馬 少年篇

 図書館に「おーい!竜馬」のビデオがあったので、丁度、息子が坂本竜馬の伝記を読んでいることもあり、借りてきて家族で視聴した。NHK総合テレビで1992年から放映されたアニメーションである。
 第1話から第13話の「少年篇」を見るが、まず、竜馬の過ごした家や土佐の町並が丁寧に描かれており感心した。
 泣き虫で弱虫だった竜馬が様々な事件に直面し、次第に成長していくストーリーは興味深く、子どもたちも真剣に見ていた。それら事件のいくつかは、土佐の身分制度「上士と郷士」による差別を基軸としている。フィクションの部分も多いであろうが、素直に感情移入できる物語であった。

おーい!竜馬・少年篇〔1〕
笹川ひろし 高山みなみ 小林優子
B00005FU8I

ドラマ のだめカンタービレ 最終回

 ドラマ「のだめカンタービレ」がクリスマスの日に幕を閉じた。前半、のだめの実家、福岡県大川市でのエピソードでは、原作の家族がより個性的に再現されていた。母親役の宮崎美子が楽しそうに演じて光っていた。父親の岩松了、祖母の大方斐紗子もよい雰囲気であった。この家族だけでも、「寺内貫太郎一家」のようにひとつのドラマができそうだ。
 後半、サントリーホールのコンサートでは、キャラクターの一人一人に台詞を与える、丁寧なドラマのフィナーレだった。

 上野樹里は適役で、原作の雰囲気にぴったりであった。あれだけ多くの個性的なキャラクターを一人一人生かす脚本も、見事であった。何より、服部隆之のアレンジによる名曲の数々がドラマを存分に盛り上げ、クラシックのよさを味わうことができた。

 ドラマの11回分では、季節的なこともあって取り上げられなかった長野での夏の音楽祭のエピソードは、「のだめカンタービレ~夏のスペシャル」のように放映されるのであろうか。
 原作10巻からのヨーロッパを舞台とした物語はドラマ化されるのであろうか。
 良い音楽のように、その世界にもっと浸っていたいと思えるドラマであった。

のだめカンタービレ (出演 上野樹里、玉木宏)
B000HIVIGK

のだめカンタービレ (10)
二ノ宮 知子
4063405052

ドラマ のだめカンタービレ 10

 ドラマ「のだめカンタービレ」の第10話では、ピアノ・コンクールのシーンに引き込まれた。シューマンのソナタも良かったが、ペトルーシュカの変奏版?はある意味凄い。
 このコンクールについては、原作(第9巻)の表現が実に見事だ。道化師にのだめの心象を重ねたリズミカルなコマ割りに、思わずうなった。

 コンサートが終わった後の、のだめと千秋のやりとりは心に残る名場面。
「自由に楽しくピアノを弾いて
 なにが悪いんですか!?」

のだめカンタービレ オフィシャルサイト

「のだめオーケストラ」LIVE!
のだめオーケストラ 東京都交響楽団
B000I5YAD0

ドラマ のだめカンタービレ 9

 ドラマ「のだめカンタービレ」の第9話は、のだめがピアノコンクールに出場する回。コンクールに向けての練習場面や本番での鍵盤の描写により、ピアノ曲の魅力がじっくりと伝わってくる。
 千秋のトラウマが解消されたかと思ったら、今度は、のだめの幼少時の傷がほのめかされる。「ぎゃぴー」などといって叩かれたりするシーンが多い一見ふざけたドラマだが、実のところは過去を乗り越え成長する物語の王道をしっかりと歩んでいる。
 原作第9巻で、物語は一区切りつく。この巻も、少女漫画の王道を行く展開。

のだめカンタービレ (9)
二ノ宮 知子
4063404889

ドラマ のだめカンタービレ 8

 最近、コンサートになかなか行けない。そのため、のだめカンタービレでオーケストラの本番がある回は実に楽しみだ。
 さて、第8話では、ライジング・スター・オーケストラの初公演で、モーツァルトのオーボエ協奏曲とブラームス交響曲第1番が演奏された。始まる前のバックにボレロという斬新な演出。ブラームスでは、指揮が始まる前に、テレビの映像であるにもかかわらず、見ていて本物のコンサートのように緊張した。
 のだめが千秋のトラウマを解消しようとする場面は、丁寧な映像で作り手の思い入れが感じられた。

のだめカンタービレ (8)
二ノ宮 知子
4063404765

ドラマ のだめカンタービレ 7

 ドラマのだめカンタービレの第7話で、単なる脇役かと思っていたハリセン教師江藤が俄然活躍する。原作の構成の見事さに、ドラマを見てあらためて感嘆した。
 今回、のだめの成長の物語である点が前面に出てきて、ドラマとしての深みが増してきたようだ。新たなオーケストラの始動とのだめの行動が、対位法のようにからみ合い、変化に富んだ楽章のようであった。

のだめカンタービレ (7)
二ノ宮 知子
406340451X

永井豪 ジャズ

 「マジンガーZ」など、永井豪原作のアニメ主題歌をジャズ・アレンジしたアルバム。
 トップの「ゲッターロボ」は見事なアレンジで、ジャズのスタンダードかと思わせる。「デビルマンのうた」は、デビルマンの孤独を感じる演奏。「キューティー・ハニー」は、アニメそのものが欧風テイストのデザイン・センスがあるため、テーマ曲もジャズによくマッチしている。
 しかし、「ドロロンえん魔くん」は、ジャズなのだろうか?ほとんどそのまんまというか、原曲より不気味な風合いで、独特のおかしみがある。
 ともあれ、何度も聴いてしまうアルバム。

永井豪JAZZ SIDE-A
MJR 中野飛音 新澤健一郎
B0000ABADN

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