由紀さおり VOICE
「恋のバカンス」「真夜中のギター」「四つのお願い」「別れの朝」「涙くんさよなら」
1969年「夜明けのスキャット」での鮮烈なデビューから45年、2014年に由紀さおりがセレクトした歌唱を集めたCD。
どれもしみじみ良い曲だと感じさせてくれる。やすらぎのひとときを与えてくれるアルバム。
「恋のバカンス」「真夜中のギター」「四つのお願い」「別れの朝」「涙くんさよなら」
1969年「夜明けのスキャット」での鮮烈なデビューから45年、2014年に由紀さおりがセレクトした歌唱を集めたCD。
どれもしみじみ良い曲だと感じさせてくれる。やすらぎのひとときを与えてくれるアルバム。
大野雄二作曲「ルパン三世のテーマ」のアレンジが多数収録されたアルバム。どんなにアレンジしても楽しさと高揚感があるのは、名曲の証し。
ひたすらルパン、何度もルパン、徹頭徹尾ルパン。
グレン・グールドのピアノによる、レオポルド・ストコフスキー指揮アメリカ交響楽団とのベートーヴェン・ピアノ協奏曲第5番は、一期一会の名演。
繊細で闊達なグールドのピアノはこの曲の美質を最大限引き出している。巨匠の華麗な指揮によるオーケストラも融和し、音楽を作り出す喜びに溢れている。それは、聴き手にも至福のときを与えてくれる。
グレン・グールドによるベートーヴェン・ピアノ協奏曲全集、3枚組CD。
第1番:ウラディミール・グルシュマン指揮、コロンビア交響楽団 1958年
第2番:レナード・バーンスタイン指揮、コロンビア交響楽団 1957年
第3番:レナード・バーンスタイン指揮、コロンビア交響楽団 1959年
第4番:レナード・バーンスタイン指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック 1961年
第5番:レオポルド・ストコフスキー指揮、アメリカ交響楽団 1966年
グールドの1音1音が煌めくピアノに魅了される。とりわけ、第1番のカデンツァは独自の世界をつくっており、幻惑されたかのように引き込まれる。
解説書にある朝比奈隆の「グールドの思い出」がオーケストラとの関係をよく表しており極めて興味深い。
繊細に紡がれるピアノと、それに感化されたオーケストラの独特な関係が希有の音楽を生み出している。
Little Glee Monster のアルバム「Joyful Monster」。高い歌唱力で全編躍動感にみちている。 特に感心したのは、2枚目のカヴァーアルバム。山崎まさよしの「One more time,One more chance」、DREAMS COME TRUEの「何度でも」など、選曲もよい。何より、「CAN'T TAKE MY EYES OFF OF YOU」が素晴らしい。
アルバ奏者上松美香が奏でるカーペンターズ曲集。「青春の輝き」「トップ・オブ・ザ・ワールド」「イエスタデイ・ワンス・モア」など名曲がアルバの繊細で表現力豊かな音色で紡がれる。
曲への共感と敬愛が温かみのある音楽を生みだしている。
[「め組のひと」ラッツ & スター、「Rock'n Rouge」松田聖子、「セクシャルバイオレット No.1 」桑名正博、「君のひとみは10000ボルト」堀内孝雄、「春咲小紅」矢野顕子…
化粧品のCMに使われた楽曲を集めた2枚組のCD「カラーズ」。コスメティックCMは、どれも華やぎと高揚感がある。ドライブのBGMにも最高の1枚。
「沈まぬ太陽」を強く意識するようになったのは、1999年の群馬交響楽団定期演奏会で、「ヴェルディのレクイエム」を歌った日であった。300人を超す合唱団員の一人として舞台に立ったが、幸運なことに、ソリストのすぐ後ろ、指揮者高関健氏の真ん前で歌うことができた。日本を代表するソリストの歌唱を手が届くほど間近で聴き、音楽に和すことができたのは、この上ない幸せであった。
本番が終わった後には、合唱団員が舞台に再度集まり、指揮者やソリスト、合唱指導者などが講評を行うセレモニーがある。このとき、メゾソプラノの永井和子さんが、こんなことをおっしゃった。
「山崎豊子の『沈まぬ太陽 第3巻』をちょうど読み終えたところで、この地の近くである御巣鷹の尾根で飛行機事故により亡くなった人々の冥福を祈りながら歌いました。」
捧げる対象があることで、音楽の真価が表れることを深く感じさせられた日であった。
ジャンボ機墜落事故を軸に、航空会社を描く大作「沈まぬ太陽」は、極めて密度の濃い、充実した読後感のある作品。元日航社員の小倉寛太郎氏、鐘紡会長の伊藤淳二氏など、実在の人物や事柄がモデルになっている。それらの人々の真摯な生き様と、利権を守ろうとする魑魅魍魎の対比が見事な筆致で活写されている。
中核をなす御巣鷹山の惨事とそれをめぐる家族の描写は、涙なくしては読めない。作家生活40年で培われた卓越した語り口に魅惑され、テーマに向かう気迫に圧倒された。
ドラキュラは娘を男手一つで育て、トランシルベニアのホテルを建設する。娘の118歳の誕生日にパーティーを企画するが、人間から隔絶するためのホテルに、なぜか人間の青年が紛れ込んでしまった。娘は青年に思いを抱くが…。
想像力全開の、素晴らしい映画。多文化共生のアメリカならではの3DCGアニメーション。モンスターのキャラクターはもちろん、小道具から背景に至るまで、こだわりまくりの作品。
家族で楽しめる、愛に溢れた映画。
ベートーヴェンの交響曲第6番を聴くと、SF映画「ソイレント・グリーン」を思い出す。「田園」があれほど効果的に使われた例はないのでは。
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