天平 火の鳥
天平によるピアノ曲集「火の鳥」。ヨーロッパ各地の演奏旅行によってもたらされた曲や、東日本大震災に関わった人々に捧げる曲が収録されている。
肉体労働で鍛えた体が放つパワフルでスピード感のある演奏が持ち味。抒情的な曲も、対照的に美しく浮かび上がる。
服部隆之 メインテーマ・コレクション
「真田丸」「新選組!」など、三谷幸喜大河のオープニングを始め、映画「ラヂオの時間」、ＴＶドラマ「王様のレストラン」「華麗なる一族」「半沢直樹」「下町ロケット」など、服部隆之が作曲したメインテーマのＣＤ。
どの音楽も印象深く、ドラマの想い出が蘇る。音楽の力が凝縮されたアルバム。
弘田三枝子 グレイテスト・ヒッツ Go Go MICO
弘田三枝子のヒット曲を収めた２枚組のＣＤ。１枚目には、邦楽曲、２枚目には、洋楽のカヴァー曲集になっている。
１枚目はオリジナル・ヒットである「人形の家」から始まり、様々な歌唱で楽しませてくれる。手塚治虫のアニメ「ジャングル大帝レオ」のエンディングである「レオのうた」が収められているのがうれしい。「ドーベルマン刑事」のテーマは、弘田三枝子の作詞・作曲で、すてきなスキットを披露している。
２枚目の洋楽カヴァーに真価が発揮されている。「ショー・タイム」「ヴァケーション」など、パンチのある歌声で独自の世界を作っている。
抜群の歌唱力で聴き手を魅了するアルバム。
YOKO SINGS FOREVER
「新世紀エヴァンゲリオン」のテーマ曲「残酷な天使のテーゼ」で大ヒットした高橋洋子の２５周年記念アルバム「YOKO SINGS FOREVER」。抒情的な曲からパンチのある曲まで、幅広い歌唱を聴かせてくれる。
「ミツカン・金のごまだれ」のCM曲も収録。
映画 坂道のアポロン サウンドトラック&ジャズ演奏曲集
映画「坂道のアポロン」の音楽集。映画で用いられたジャズの演奏や、劇判が収められている。やはり、文化祭でのジャズ・セッションは印象に残る名演。
時に熱く、時に静かに映画を彩る演奏を集めた品のあるアルバム。
ピアノ・ソングス
エルトン・ジョンの「ユア・ソング」に代表されるように、ピアノを効果的に用いたポップ・ソング３６曲を収録した２枚組のCD。メロディが美しく、しっとりとした曲が多く、いい雰囲気を作り出す。
ピアノ・ソングス ／（オムニバス）,フィル・コリンズ,（オムニバス）,エルトン・ジョン,シカゴ,ブルース・ホーンズビー＆ザ・レインジ,ニルソン,キャット・スティ
スター・トレックⅠ
宇宙大作戦「スタートレック」の最初の劇場版。1979年、「宇宙大作戦」のメンバーがほぼそのまま出演する映画が完成した。巨大なエネルギーをもった生命体が、地球に敵対的な意志を示して進んでくる。スタートレックのメンバーは、人類を救うべく未知の生命体に立ち向かう。
知性をもった雲、それに智力で対抗しようとするカーク船長以下のクルー。そして、自己犠牲という人類ならではの選択肢。映像美術、音楽も素晴らしいが、何より深遠な哲学的事象を衒うことなく映像化するスタッフの矜持に頭を垂れて敬服する。
ジェリー・ゴールドスミスの音楽も素晴らしい。この曲には思い出がある。映画をみて感銘を受けたので、音楽を吹奏楽部出身の友人に聴かせると、やはり感動したらしく、出身校の卒業式のセレモニーでこの曲を編曲し、指揮してくれた。雨の降る卒業式の日、参加はできなかったが、式の行われた体育館の外で、傘を差しながら母校の卒業式の音楽に耳を傾けたのは良い想い出だ。
ＳＦの真価がイマジネーションにあるとすれば、まさしく本作品はＳＦ映画の金字塔と云える作品である。
手嶌葵 Aoi Works
手嶌葵のベストアルバム「Aoi Works」。ささやくような優しい歌声が、しずかに胸にしみいる。
バックのアコースティックな演奏も素敵で、独特の佇まいがある。
包み込むように心を満たしてくれるアルバム。
こころふれあい4〜二胡が奏でる和の心〜
「津軽海峡・冬景色」「北の宿から」「氷雨」「川の流れのように」など、日本の演歌・歌謡曲をジャー・パンファンが二胡で演奏するＣＤ。中村圭之介のギターとのデュオ。
柔らかい二胡の音色が、演歌に実によく合う。心の琴線にふれ、ずっと聴いていたいと思わせる心地よさをもつアルバム。
スネークマンショー アンソロジー!!!
ギャグと音楽が交互にあらわれる「スネークマンショー」の形式で繰り広げられるＣＤ。
「盗聴エディ」「ホテルニュー越谷」「ジャンキー大山」など、代表的ギャグの未収録ヴァージョンがおさめられている。1970年代後半の世相を反映したブラックなギャグは今なお刺激的。クールな音楽もいい。
時代を疾駆した才能あふれるギャグ・コントで独自の世界に巻き込まれるアルバム。
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