ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』4部作の第2作にあたる映画。TVアニメからのテイク・オフを遂げた作品。新たな設定とストーリー展開がなされ、迫力の映像とともに見応えのあるアニメとなっている。
 未知の世界へと誘う、庵野秀明監督の真骨頂。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.[DVD]
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

 テレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の第1話から第6話をベースとした映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」。たいへんよくまとまっており、完成度が高い。
 劇場版「シト新生」のような醜怪さもほとんどなく、安心して見られる。背景美術もたいへんに素晴らしい。
 TVシリーズ前半の秀逸さをあらためて感じさせてくれる劇場版。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 特装版 [DVD]
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Dream Disney Greatest Songs 邦楽盤

 いつか王子様が【白雪姫】/シェネル、星に願いを【ピノキオ】/矢沢永吉、ホール・ニュー・ワールド【アラジン】/倖田來未 & ピーボ・ブライソン、シュガー・ラッシュ【シュガーラッシュ】/AKB48、いつか夢で【マレフィセント】/大竹しのぶ、レット・イット・ゴー~ありのままで~ 【アナと雪の女王】/松たか子 など、ディズニーの名曲を、豪華なメンバーが歌い上げるアルバム。 

Dream Disney Greatest Songs 邦楽盤
Dream?Disney Greatest Songs? 邦楽盤

大いなる旅路

 機関士とその家族を描いた映画「大いなる旅路」。蒸気機関車の力強さとそれを支える人々の気骨が軸となり、悲喜こもごもの人生をじっくりと綴っていく。関川秀雄監督、新藤兼人脚本による1960年公開作品。
 三國連太郎は20代から50代を見事に演じきっており、その役者魂を見るだけでも価値がある。高倉健が秀明な青年を演じており、フレッシュな印象を受ける。
 静かな感動を与えてくれる名編。

大いなる旅路

洋画ベスト150

 よく見返す本として、「大アンケートによる洋画ベスト150」がある。たいへん古い本であるが、昔の良い映画に出会う道しるべとなっている。アンケートで選ばれた150の作品について、2ページから1ページで紹介とコメントがあるのだが、どの文も映画への愛に満ちている。
 映画の素晴らしさをじっくりと語りかけるビジュアル文庫。

大アンケートによる洋画ベスト150 (文春文庫―ビジュアル版)
大アンケートによる洋画ベスト150 (文春文庫―ビジュアル版)

ブレードランナー

 2019年のロサンゼルスを舞台にした映画「ブレードランナー」。
 人と見分けがつかないロボット、レプリカントが労働に従事していたが、感情を持ち始め地球に脱走する。特任警察官「ブレードランナー」は、レプリカントを見つけ排除するため、捜査を開始する。
 1982年公開の映画である。実際に2019年になったが、空飛ぶ車が行き交ったり、ロボットが人と見分けがつかないという状況にはなっていない。映画では通信手段が公衆電話が主であったりと必ずしも現在を予見しているものではないが、SF映画としての価値をいささかも損ねることはない。それは、構築された世界観に今見ても圧倒されるからである。
 VHSビデオで最初に見た時は、細部がぼやけ、ひたすら暗い映画という印象があった。だが、2019年の元旦に高精細の映像で見て、美術の素晴らしさに感動した。タイレル社の高層ビルの緻密さがすごい。対照的な酸性雨が降りしきる都市の雑踏も独自の雰囲気を醸している。
 反逆したレプリカント役のルトガー・ハウアーの冷酷さと哀愁がないまぜになった演技が見事。ヴァンゲリスの音楽も潜在下に迫る。飛行する車や嘘発見器など、シド・ミードのデザインも印象に残る。リドリー・スコット監督の美意識がそれらを融和させ、独自の位置を占めた映画になっている。
 本作の世界観はあまりに印象深く、多くのクリエーターに影響を与えた。アメリカのSF映画やRPGなどは総じて暗いが、本作が「暗いものほどクール」という傾向に加担しているとは言い過ぎであろうか。
 2019年、人とロボットや人工知能との関係が実際に問われる年になるであろう。  

ブレードランナー ファイナル・カット [Blu-ray]
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幻魔大戦

 角川アニメーション映画第1作「幻魔大戦」は、りん・たろう監督による1983年公開作品。「アキラ」の大友克洋がアニメーション制作に初めて参画した作品でもある。
 古谷徹、池田昌子、小山茉美、内海賢二などベテランに加え、江守徹、美輪明宏、原田知世、穂積隆信なども参加し、実に豪華な声優陣であった。
 椋尾篁による背景美術が素晴らしい。また、ローズマリー・バトラーが歌う主題歌「光の天使(CHILDREN OF THE LIGHT)」が印象深い。
 映画を見に行ったとき、なぜかテリー・ギリアム監督の「バンデットQ」との同時上映であった。当時は、恐怖映画「ファンタズム」と「がんばれ!!タブチくん」、「ルパン三世 カリオストロの城」と「Mr.Boo!ギャンブル大将」など脈絡のない作品の同時上映が多かった。「ナイル殺人事件」と「ルパンVS複製人間(ルパン三世の最初の劇場版)」を2回ずつ見た時にはさすがに疲れたことを思い起こす。 

幻魔大戦 [DVD]
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アヒルと鴨のコインロッカー

 伊坂幸太郎の小説を原作とする映画「アヒルと鴨のコインロッカー」。
 中村義洋監督は、原作の空気感を損なわずに映像化をしている。ボブ・ディランの「風に吹かれて」がメイン・テーマとなっている。原作のトリッキーな部分を巧妙な演出でクリアした。
 濱田岳、瑛太、大塚寧が独特の雰囲気を醸す。切ない余韻を残す青春映画。

アヒルと鴨のコインロッカー

賞金稼ぎ

 若山富三郎主演の映画「賞金稼ぎ」は、1969年に公開された時代劇。時の将軍・家重は、内乱を防ぐために凄腕の賞金稼ぎ・錣市兵衛を薩摩に向かわせる。
 スピーディな展開と凝った演出で最後まで飽きさせない。敵のアジトへの侵入、謎の美女、様々なガジェットなど、まさしく和製007といった趣き。若山富三郎の殺陣が光る。

賞金稼ぎ

機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI

 ジオン公国はサイド5において地球連邦と交戦する。劣勢であったジオン軍は、秘密兵器モビルスーツを投入し、形勢は逆転していく。なかでもシャアの操縦する赤いモビルスーツは圧倒的な戦果をあげる。
 テレビシリーズのファースト・ガンダムの人物も多く登場し、本編に繋がっていく。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星 [Blu-ray]
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