機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦
安彦良和の漫画を原作とするアニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN V」。ジオン公国は地球連邦に宣戦布告をし、緒戦においてコロニーを犠牲にした大虐殺を行う。
多くのキャラクターをからめた群像劇であるが、主軸となるシャアの成長がその分描きたりないという感じがした。
背景美術が素晴らしく、画面に惹き付けられる。
いかにも次回に続くといった終わり方。その唐突さに気をそがれてちょっと残念。
安彦良和の漫画を原作とするアニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN V」。ジオン公国は地球連邦に宣戦布告をし、緒戦においてコロニーを犠牲にした大虐殺を行う。
多くのキャラクターをからめた群像劇であるが、主軸となるシャアの成長がその分描きたりないという感じがした。
背景美術が素晴らしく、画面に惹き付けられる。
いかにも次回に続くといった終わり方。その唐突さに気をそがれてちょっと残念。
横溝正史のおどろおどろしいミステリーを大野雄二の美しい音楽が彩る「犬神家の一族」。西条八十の誌をモチーフにした「人間の証明」、薬師丸ひろ子がスクリーンに始めて登場し、高倉健と共演した「野生の証明」。薬師丸ひろ子主演、テーマ曲も歌い大ヒットした「セーラー服と機関銃」など、角川映画の代表作の音楽を集めたCD。
エポックメイキング的な役割を果たした作品の数々は、音楽においても時々の心をつかんだ。当時の熱気が伝わってくるアルバム。
朝のワイドショーの司会者が立てこもり事件にまきこまれる映画「グッドモーニングショー」。中井貴一の飄々とした演技が楽しい。君塚良一が監督・脚本を手がける。テレビ局の裏方の様子が興味深い。
気楽に見られるコメディ映画。
3人の女子中学生がふとしたことから「遊び人研究会」を立ち上げるが…。
オープニングからファンシー系と思いきや、シュールギャグ満載のアニメであった。主人公の顔が突然、つげ義晴や楳図かずおの漫画に出てくる登場人物のようになったりする。
唐突なリスキィさを含んだ笑いが徹底して追究されるお気楽アニメ。
藤井道人監督の映画「青の帰り道」は、7人の若者たちが高校卒業後に悩みや葛藤をかかえながら生きる姿を描く、王道を行く青春映画。
不幸な事件により制作が一旦頓挫した映画である。2017年8月に再び撮影が開始され、その現場を見る機会があった。スタッフの熱気と思い入れが感じられる現場であった。高校生を演じる皆さんが笑顔と共に輝いて見えた姿が印象に残っている。
撮影が行われた前橋市の映画館で先行上映が行われ、家族で見に行く。藤井道人監督の美意識に溢れた映画であった。
高校生の次男が、「今の時期に見てよかったと思える映画だった」と言っていた。青春映画に対する最高の褒め言葉ではないだろうか。
遠藤周作の小説を原作とする、マーティン・スコセッシ監督の映画「沈黙」。イエズス会の宣教師が江戸初期の日本に渡り、キリスト教徒の弾圧に苦悩する様を描く。
17世紀初頭の日本が主な舞台であるが、スコセッシ監督は黒澤明監督、溝口健二監督などの作品に造詣が深いこともあり、ほとんど違和感を感じない。
キリスト教徒の迫害にあたる長崎奉行、井上筑後守役のイッセー尾形が大変味わいのある演技を見せる。
神と信仰の意義を静かな映像美で問いかける名作。
カンボジアの内戦、ポルポト治下の圧政を描いた映画「キリング・フィールド」。ニューヨーク・タイムズ記者としてカンボジア内戦を取材したシドニー・シャンバーグの実話を基にしている。1984年製作、ローランド・ジョフィ監督作品。
クメール・ルージュが支配する集団農場のシーン、逃亡先での荒涼たる映像が圧巻。カンボジア人記者を演じるハイン・S・ニョールは、4年間ポルポト時代に強制労働をさせられた経験を持つ。それゆえ、その不屈の風貌には説得力があった。
1984年のアカデミー賞における助演男優賞・編集賞・撮影賞の3部門を受賞した迫真の映画。
インドの数学者ラマヌジャンの半生を描いた映画「奇蹟がくれた数式」。ケンブリッジ大学の数学者、ゴッドフレイ・ハロルド・ハーディとの交流が胸をうつ。
数学の描写がしっかりしており、たいへん興味深い。ラマヌジャンの神秘的とも感じられる数式には驚嘆する。静かな感動をよぶ天才数学者の自伝的映画。
物騒なタイトルであるが、実際はマイケル・ムーアがアメリカ以外の国をめぐるドキュメンタリーである。ユーモラスかつ大胆に各国の特色を探り出す。
イタリアの休暇制度、フランスの食文化育成、フィンランドの教育、ドイツの過去と向き合う姿勢など、国を支える営みが独自の切り口で映像化され、示唆に富む点が多い映画。
「いっぺん、死んでみる?」
午前0時だけに書き込める「地獄通信」。ここに怨みを書き込んだ人間の前には、少女が現れ地獄に連れて行く。
第1話は、「夕闇の彼方より」。クラスの募金を無くしてしまった少女は、執拗ないやがらせを受ける。「地獄通信」の噂を耳にして、書き込みをしようとするが…。
悲哀のある話であるが、華やぎのある美術に支えられ最後まで見てしまう。
最近のコメント