屍人荘の殺人
今村昌弘のミステリーを原作とする映画。本格ミステリ大賞などを受賞しているのだが、映画は正直「?」。なんでそうなるの感があまりに強い。
浜辺美波の魅力に支えられた映画。
ディズニー映画のテーマ曲がオリジナルで収められた2枚組のCD。昔の音源だからこそ伝わる雰囲気がある。メロディーの素晴らしさは永遠に不滅です。
エヴァンゲリオンの完結編となる映画。
庵野秀明の思い入れがつまった映像表現で、スタッフや声優たちの戸惑いもすべて飲み込んで一つの作品となっている。
川島雄三監督の幕末太陽傳が思い起こされた。
カイジ映画第三弾は、原作者福本伸行のオリジナル・ストーリー。今回も様々なギャンブルのアイデアが盛り込まれている。
ギャンブルでありながら、藤原竜也が主演であるためか、ある種の明るさと爽やかさをもった不思議な味わいの作品。
漫画「賭博黙示録カイジ」の「欲望の沼」編をもとにしたギャンブル映画第二作。原作者、福本伸行自身も脚本に加わっており、オリジナルの緊迫感が伝わる作品になっている。
ギャンブルに熱狂する人々を描いている中で、吉高由里子が花を添える。伊勢谷友介の怪演が究極のパチンコ「沼」の狂気をあおる。この「沼」という表現が、映像化されることで、あまりによく状況を象徴していると実感する。
福本伸行の漫画「賭博黙示録カイジ」を原作とする映画「カイジ 人生逆転ゲーム」。極限のギャンブルに挑む青年を主人公とした作品。
「希望の船」編と「絶望の城」編に加え、他のエピソードをも合わせた大森美香の脚本は実によくまとめられ、密度が濃い。
主人公カイジを藤原竜也が演じ、原作の鬱々としたキャラクターと一線を画し、爽やかさと愛嬌が感じられる。
数々のアイデアに彩られた、スリリングなエンターテイメント。
突如飛来した宇宙船をめぐるSF映画「メッセージ」。エイミー・アダムス主演、2016年公開のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品。
世界各地に宇宙船が現れ、上空に停止する。軍は様々な学者を集め、調査を依頼する。言語学者ルイーズは、地球外生命体の発する言語を必死に解明しようとするが…。
幻想的な宇宙船と、それに対峙する人々の圧巻のリアリティによりぐいぐいと惹きつけられる。主人公が言語学者という設定のため、知的な雰囲気をもち、映画のクオリティを高めている。
ハードな設定とヒューマンなストーリーが融合した、SF映画の傑作。
細田守監督の長編アニメーション「未来のミライ」。4歳の男児くんちゃんとその家族、未来からやってきた彼の妹ミライとの物語。
凝った作りの家や、都市の情景など、いつもながら背景の描写が素晴らしい。特に、駅の表現には力が入っている。
子どもの心象をとおして、ファンタジックなアニメーションの可能性をさぐった柔らかな空気をまとった作品。
「あいつのは親も師匠もいない。あいつは自分一人で強くなった。強くなってしまったんだ。それがあいつの才能であり不幸だ。」
「意味は自分で見つけろってこと?」
「そう…。一理あると思ってな。」
細田守監督長編アニメーション「バケモノの子」。身寄りをなくした少年蓮は、渋谷の裏通りを彷徨ううちにバケモノの世界「渋天街」に迷いこむ。そこで、乱暴な武術家、熊徹と出会い、成り行きでその弟子となる。
テンポよく進むアニメーションと、美しい背景、明るさのある絵柄、そして、深みのあるキャラクター、含蓄のある台詞。どれもが愛おしく感じる。
やはり日本のアニメーションは楽しい。
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