ラストエンペラー
清朝最後の皇帝、愛新覚羅溥儀の生涯を描いた映画「ラストエンペラー」。清朝末期の動乱から文化大革命に至る歴史のうねりで翻弄される皇帝溥儀の姿を、絢爛たる映像美で綴る歴史大作。
特に、実際の紫禁城で撮影された即位式のシーンは圧巻。ベルナルド・ベルトルッチ監督の美意識が光る。
音楽プロデューサーである坂本龍一が、満州国の皇帝を操る人物甘粕正彦をストイックに演じる。
フラッシュバックの手法でテンポ良く描写され、大作であるが最後まで惹き付ける魅力を持っている。
1987年度のアカデミー賞9部門(作品賞、監督賞、撮影賞、脚色賞、編集賞、録音賞、衣裳デザイン賞、美術賞、作曲賞)受賞作品。
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