わたしのグランパ

 「わたしのグランパ」は、筒井康隆の小説を原作とする映画。石原さとみの初々しい演技が爽やかな印象を与えている。彼女のデビュー作となった。
 なんといっても、菅原文太の貫禄が素晴らしい。優しさを醸しながら、一瞬の凄みを見せる演技に引き込まれる。

たしのグランパ [DVD]
筒井康隆
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Apple TV

 次男へのクリスマス・プレゼントとして、 Apple TV を買う。i Pod touch や  i Pad などの携帯端末の画像を大画面テレビに映すことができるアイテム。次男は、i Pod touch で撮った写真や、動画編集をした作品をテレビに出してくれたが、大きな画面で見るとたいへんに映える。端末のネットで検索した結果も表示できるので、家族で見るにはたいへんに便利だ。
 また、 Apple TV 自体にも、ネットに接続して映画やYou Tube の映像を映す機能がある。ハイビジョン対応で、意外にきれいに映る。
 本体は小さく、リモコンのデザインも究極のシンプルさで洗練されている。エンターテイメント性と美的センスを兼ね備えた、クールなアイテム。

Apple ハイビジョン対応 Apple TV MD199J/A
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スティーブ・ジョブズ II

 「人類に新たな力を与える、人類を前に進める、人類に適切なツールを提供するということを、あの人は心の底から大事にしています」

 「スティーブ・ジョブズ II」で描かれるのは、一旦はアップル社から追放されたものの、請われて復帰し、アップルを世界有数の企業に成長させる後半生。ジョブズは、iPhone、iPadと言った革新的な製品を生み出し、デジタル業界に世界的な波を作り出す。
 マイクロソフト社のビル・ゲイツとの確執、音楽ビジネスの新たな展開、癌との闘い。多くの障害を乗り越え、人類規模の画期的な製品を生み出すエネルギーには圧倒される。
 人文科学と技術の交差点を常に見据え、禅の思想に傾倒し製品のシンプルさに反映させる。全精力を製品とシステムに傾ける姿勢が、その製品とシステムのデザインで他社を大きくリードする会社に育て上げた。
 ジョブズを支え続けた妻ローリーンが語る冒頭の言葉は、ジョブズの生涯を端的に言い表している。
 最後まで時代を切り開き続けたスティーブ・ジョブズを、多くの人々へのインタビューから鮮やかに浮き上がらせる感動の伝記。

スティーブ・ジョブズ II
ウォルター・アイザックソン 井口 耕二
4062171279

スティーブ・ジョブズ Ⅰ

「洗練を突きつめると簡潔になる」

 カラフルなリンゴの模様をつけたコンピュータ”Apple II”、その丸みを帯びたデザインを眼にしたときには、コンピュータの世界に新しい風が吹いてくるような爽やかな感じがしたことを思い出す。1970年代後半から1980年代は、パーソナル・コンピュータの世界に次々と新しいものが生まれ、ぞくぞくするような楽しさを感じさせてくれる時代だった。
 アップル、マッキントッシュ、リサ、Nextといったコンピュータを次々とプロデュースしたスティーブ・ジョブズ。徹底してデザインにこだわり、シリコン・バレーの風雲児として周囲に良くも悪くも多大な影響を与えた人物。
 その生い立ちから、時代を駆け抜けた生涯を、膨大なインタビューを元に描き出す評伝「スティーブ・ジョブズ」。
 ヴィヴィッドなパーソナル・コンピュータの黎明・勃興期とも重なる前半生は、鮮烈な面白さに満ちている。

スティーブ・ジョブズ I
ウォルター・アイザックソン 井口 耕二
4062171260

バトル・オブ・シリコンバレー

 アップル社のスティーブ・ジョブズと、マイクロソフト社のビル・ゲイツの若き頃を描いた1999年製作のドラマ。90分ほどによくまとめられている。ジョブズとゲイツ役の俳優が、たいへんそっくりで、ドキュメンタリーと見まごうばかりの作品。

バトル・オブ・シリコンバレー [DVD]
スティーブン・ハフト
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徹底図解 パソコンが動くしくみ

 「徹底図解 パソコンが動くしくみ」を、子どもが図書館から借りてくる。パソコンの動作に始まり、CPUの高速化、メモリの高速化、光ディスクやフラッシュメモリのしくみなど、基礎から専門的な内容まで幅広く取り上げられている。
 図が豊富なので、子どももぱらぱら見ながら、ゲームで馴染みがあるDVDやSDHCカードなどメディアの仕組みについて興味を持ったようだ。

徹底図解 パソコンが動くしくみ
トリプルウイン
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日経ソフトウエア 2011年 10月号

 日経ソフトウェア 2011年10月号には、プチコンのプログラミング入門の記事が載っている。簡単なゲーム・プログラミングの基礎的なテクニックが分かりやすく解説されている。
 付録の「フリープログラマという生き方」が面白い。好評であった連載から、いくつかのトピックスをまとめた小冊子。会社員からフリーになった著者の体験が赤裸々に語られており、いろいろと考えさせられる。

日経ソフトウエア 2011年 10月号 [雑誌]
日経ソフトウエア
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プロロボUSB

 2つの車輪とセンサーによって、様々な動きをさせられるプログラミング・キット「プロロボUSB」。車体とUSBに収められた制御プログラム作成ソフトがセットになって2,300円というリーズナブルなロボット。
 前進・後退、左右の回転などをパソコン上のフローチャートで作成し、USBを介して命令を転送することによって動作を制御させることができる。シンプルだが、モーターの細かい制御や、分岐・繰り返しを含むプログラミングが実感できる。
 基礎的なプログラミングの学習に好適な教材。

制御学習プロロボUSB

制御学習プロロボUSB

VAIO L VPCL138FJ

Vaiol_01  ソニーのデスクトップ液晶一体型パソコン、VAIO Lシリーズ VPCL138FJ/Sを買う。24型フルHD液晶搭載ボードPCで、4GBメモリー、1TB HDD、ブルーレイドライブ、デジタルチューナー×2を備え、テレビやHDDレコーダの機能を持つ。
 OSはWindows 7 Home Premium。パワーポイント2010を含んだ、Office Home and Business 2010がプレインストールされているのに惹かれた。
 価格ドットコムで、安くて信頼が置けそうな「あっとネット」で注文する。土曜日の11時にWeb上から注文したら、丁寧に注文受付、発送等のメールを送ってくれる。翌日の午前9時に着いたのには驚いた。
 代引き費用込で、154,275円を支払う。ちなみに、価格ドットコムでチェックをしていると、これまでどんどん価格が下がっていたが、品薄になると途端に値段が上がる。この機種の場合、15万円を少し切ったあたりが最安値であった。
 さすがに、起動が早く、画面が広くて美しい。特に、前のマシンでは暗かったデジタルカメラの映像が、明るくはっきりとした絵になっているのに大きな変化を感じる。テレビの映像もきれいだ。
 ただ、何度か起動したあとに、フリーズしてしまったのには閉口した。どうやら、お試し版として同梱されているウィルス対策ソフト「マカフィー」と、Gmailの受信を自動的にチェックするソフトとの相性が悪かったようだ。マカフィーをアンインストールすると問題は解決された。余分なお試しソフトが勝手に動いてしまうのはなんとかしてほしい。ちなみに、ウィルス対策ソフトは、無料のマイクロソフト セキュリティ エッセンシャルズをダウンロードして使っている。
 以前、EPSONの機械でWindowsXPを使っていたが、徐々に遅くなり、起動に10分以上かかるようになってしまったことが買い換えた主因。新しいVAIO Lは、OS立ち上げ時も、ソフトの起動時もスムーズでストレスがない。
 何より、17インチディスプレイが薄型液晶に替わり、コードレスのキーボード、マウスになって机上の作業スペースが広がったことが喜ばしい。デザインの良さも気に入っている。長く付き合うマシンになるだろう。

VAIO Lシリーズ VPCL138FJ/S

インターネット

 インターネットが家庭に普及しはじめた1995年に初版が出された「インターネット」。日本におけるインターネットの草分け的存在である村井純氏の著作。
 「トップダウンで決められたストラクチャーではなくて、ラフなコンセンサス。みんながバラバラに生きていても、ゆるやかなコンセンサスがあればだいたいうまくいく」
など、今読んでもインターネットの特質をあますところなく記しており、たいへん示唆に富む。
 ホームページなどで、個人や団体が情報を公開し、メールで情報をやりとりすることがあたりまえの時代になったが、それはこのほんの数十年のことに過ぎない。しかし、それによって個人や社会が受けた影響は計り知れないほど大きい。
 ネットワーク社会を記した原点ともいえるこの本をひもとく意義は、今だからこそあるのかもしれない。

インターネット
村井 純
4004304164

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