八重の桜 23
NHK大河ドラマ「八重の桜」第23回は、「会津を救え」。戊辰戦争における奥羽諸藩の動きを描く。
近藤を失った新選組、河井継之助の登場など、多くの要素を盛り込みながら、重みのある映像でぐいぐい惹き付ける。それにしても、小沢仁志演じる参謀の世良修蔵の悪辣ぶりは気迫がこもっていた。
NHK大河ドラマ「八重の桜」第23回は、「会津を救え」。戊辰戦争における奥羽諸藩の動きを描く。
近藤を失った新選組、河井継之助の登場など、多くの要素を盛り込みながら、重みのある映像でぐいぐい惹き付ける。それにしても、小沢仁志演じる参謀の世良修蔵の悪辣ぶりは気迫がこもっていた。
橋爪功が朗読する三国志48巻には、「新野を捨てて」「亡流」「母子草」が収められている。
映画「レッド・クリフ」では、劉備が新野の城を捨てて民と共に曹操から逃げ延びる、このあたりの場面を映像化している。
襲い来る曹操の大軍から、必死の逃避をする玄徳一行。それを支える関羽、張飛、趙雲が頼もしく、自然と喝采を送りたい思いを抱く巻。
三国志(六) 赤壁の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
橋爪功が朗読する三国志47巻には、「蜂と世子」「臨戦第一課」「許都と荊州」が収められている。
軍師孔明が初めて采配をふるう「臨戦第一課」は、玄徳のわずか数千の兵で、何万という曹操の軍を迎える。高揚感のある、無類の面白さをもった巻。
三国志(六) 赤壁の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
橋爪功が朗読する三国志46巻には、「出廬」「呉の情熱」「鈴音」が収められている。
いよいよ「赤壁の巻」である。孔明は「天下三分の計」を玄徳に示し、軍師として立つことを決意する。雄渾な新章の幕開けである。一転、話は呉に移り、その内情が描かれる。
ストーリー構成のうまさに感嘆する。
三国志(六) 赤壁の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
橋爪功が朗読する三国志45巻には、「孔明を訪う」「雪千丈」「立春大吉」が収められている。劉備玄徳が諸葛孔明を訪ねる、「三顧の礼」の場面である。乱世の合間にあって、静謐な空気を感じる格調高い巻。
三国志(五) 孔明の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
NHK大河ドラマ「八重の桜」第22回は、「弟のかたき」。鳥羽伏見の戦いにより、山本家に八重の弟の死亡が伝えられる。兄、覚馬も行方不明。二人の息子の訃報に接した父の悲しみを、松重豊が背中で演じていた。
江戸城無血開城の交渉を、西郷隆盛役の吉川晃司と勝海舟役の生瀬勝久が演じるが、こちらはややあっさりとした印象。
発達上の遅れや課題がある子に対して、「教わる力」を身につけさせる方法を記した本。
本人が「自分でもどうしようもない状態」を抜け出すためには、親や大人や先生の指示を受け入れ、やり遂げる力をつけることが最優先であると記されている。
具体的な事例や子どもや親の声から、特別支援教育のあり方の一つを示した書。
誤解だらけの「発達障害」 (新潮新書)
河野 俊一
スパイの真髄を示した柳広司の小説「ダブル・ジョーカー」。前作「ジョーカー・ゲーム」のスケール感と緊迫感を維持した6つの短編が収録されている。とりわけ、「D機関」に対抗する組織との対立を描いた表題作は無類の面白さ。
ダブル・ジョーカー (角川文庫)
柳 広司
NHK大河ドラマ「八重の桜」第20回は、「開戦!鳥羽伏見」。
いよいよ、幕末の動乱が沸騰点に達する。小泉孝太郎の徳川最後の将軍の喰えない演技がなんとも凄みすら感じる。至近距離で対峙する幕府軍と薩長の軍の緊迫感が、リアルに描かれる。会津では、戦争赴く者への歌を作る華やかな場面。
八重の鉄砲への思いを記す無骨な和歌にキャラクターを凝縮し、いよいよ戦乱へという雰囲気が醸される。風雲の動きを巧みに捉える緊迫感のある回であった。
読みやすいし、最後まで飽きず、そこはかとなく哀感もただよっている。しかし、あまりに作りすぎている感じがある。美貌の女性が、ふられた男の結婚式の場で、散弾銃を使い自分の頭を吹き飛ばして死のうなどと考えるかあ?そんな醜い死に方は、いかに心の痛手をおったとしても選ばないと思うのだが。
それに、内容があまりに「火曜サスペンス劇場」ぽっくて、どうも。場面が切り替わるたびに、チャチャチャ、チャーチャーーアンという、あのメロディーが頭に流れ、コマーシャルが始まる気分に時たま襲われてしまった。
長距離列車に乗って、北陸を目指したりする時に読むと、雰囲気があっていいかもしれない。悪い作品ではないので、相性の問題だと思う。
スナーク狩り (光文社文庫)
宮部 みゆき
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