橋爪功朗読 三国志 30
橋爪功が朗読する三国志30巻は、「偽帝の末路」「霧風」「一書十万兵」「丞相旗」が収められている。
曹操、袁術、袁紹、劉備の中原における転変を描く、ダイナミックな巻。
三国志(四) 臣道の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
橋爪功が朗読する三国志30巻は、「偽帝の末路」「霧風」「一書十万兵」「丞相旗」が収められている。
曹操、袁術、袁紹、劉備の中原における転変を描く、ダイナミックな巻。
三国志(四) 臣道の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
橋爪功が朗読する三国志29巻は、「鶏鳴」「青梅、酒ヲ煮テ、英雄ヲ論ズ」「雷怯子」「兇門脱出」が収められている。都では曹操が威をふるい、漢室は蔑ろにされていた。劉備は、虎口を逃れる術を模索する。
曹操と劉備との対面が興味深く、スリリングな味わいのある巻。
三国志(四) 臣道の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
NHK大河ドラマ「八重の桜」第9回は、「八月の動乱」。会津藩を中心とし、長州藩とそのバックにつく公家を追い落とす八月の政変を描く。
御所を固める静かな勇姿から、松平容保と家臣たちの忠臣がストレートに伝わる。このように、丁寧に史実を映像化する姿勢には好感がもてる。主人公である八重の控えめで純真な描写も、近年の大河では新鮮に映る。
宮城谷昌光が中国古代王朝、商(殷)を描く歴史小説。
名宰相、箕子の思想を軸として、商王朝末期の動乱を活写する。文献の彼方にかすむ古代王朝の息吹を、様々な人間群像のうちに鮮やかに浮かび上がらせる。
「ピングー」のように、キャラクターが自由に変形するクレイ・アニメーションや、NHKの「どーもくん」のように、人形やぬいぐるみが動き回るパペット・アニメーションなど、アート・アニメーションの世界を紹介する書。
アート・アニメーションを愛する人々へのインタビューと、作品や製作者の解説で構成されている。
古くは1902年、ジョルジュ・メリエス製作の「月世界旅行」、ウィリス・H・オブライエンによる1933年の「キング・コング」などが有名である。「アルゴ探検隊の大冒険」のレイ・ハリーハウゼン、「チェブラーシカ」のロマン・カチャーノフ、「話の話」のユーリー・ノルシュテインなど、名アーティストの仕事に触れながら、年代ごとに解説がなされている。最後には、「ファンタスティック・プラネット」のルネ・ラルーが宮崎駿作品ついて言及する貴重な文章も載せられている。
アート・アニメーションの豊かな世界にいざなう魅力溢れる一冊。
NHK大河ドラマ「八重の桜」第8回は、「ままならぬ思い」。
会津藩が新選組の前身、壬生浪士組を預かるエピソードを軸に描かれる。藩主松平容保をいさめる西郷頼母を、西田敏行が熱演する。
京都御所前での馬ぞろえのシーンなど、歴史的名場面を描いてくれるのは良いのだが、いつも随分控えめで一瞬しか見せてくれないのだが、もう少しじっくりと見せてくれてもいいのではと思う。
エラリー クイーンのミステリー「エジプト十字架の謎」は、本格推理小説の中でも屈指の名作。
数々の道具立ての工夫が光る。後半もダイナミックに展開され、ファンへのサービス精神が溢れている。
エジプト十字架の謎 (創元推理文庫)
エラリー クイーン Ellery Queen
ゾウ使いを目指す少年と動物とのふれあいを描いた実話「ちび象ランディと星になった少年」。動物プロダクションの家に生まれ、ゾウとの出会いを通して、自らゾウ使いを会得するためにタイに渉る。少年の純真な思いが感動をよぶ作品。
「私の本棚」シリーズ ちび象ランディと星になった少年
中井貴恵
星になった少年 (光文社知恵の森文庫)
坂本 小百合
NHK大河ドラマ「八重の桜」第7回は、「将軍の首」。会津藩の松平容保が京に入り、攘夷を唱える不逞浪士を押さえる任にあたる。
容保が、市川染五郎演じる孝明天皇に謁見する場面が出色の映像。容保の清冽な佇まいを気に入った帝が、自らの御衣を与えるシーンは、様式美を保ちつつ容保の感激を描く。
映像を丁寧に連ねながら、歴史のうねりを自然と感じさせる品格のある作風に好感がもてる。
橋爪功が朗読する三国志28巻は、「許田の猟」「秘勅を縫う」「油情燈心」が収められている。
曹操の権勢は益々盛んになり、漢室の帝をないがしろにしていた。帝の忠臣たちは悲憤慷慨し、打倒曹操の計を密かに巡らす。密詔を核に、忠義を誓う人々の言葉が胸に迫る格調高き巻。
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