信長(8)
池上遼一の「信長」第8巻は、しばらく出版されず、幻の巻であった。背景資料の著作権の問題があったと言われている。2004年に、ようやくこの問題が解決され、出版されるに至った。武将の面構えも見事だが、安土城、障壁画など、背景も素晴らしい。一ページ一ページが鑑賞に値する入魂の大作。
信長 8 夢幻の巻
工藤 かずや 池上 遼一 
池上遼一の「信長」第8巻は、しばらく出版されず、幻の巻であった。背景資料の著作権の問題があったと言われている。2004年に、ようやくこの問題が解決され、出版されるに至った。武将の面構えも見事だが、安土城、障壁画など、背景も素晴らしい。一ページ一ページが鑑賞に値する入魂の大作。
信長 8 夢幻の巻
工藤 かずや 池上 遼一 
池上遼一の描く「信長」は、当時の合戦の様子を、躍動感溢れる筆致で眼前に展開してくれる。特に、6巻に描かれる、武田軍との長篠の戦いは凄い。馬防柵に突撃する武田の精鋭騎馬部隊と、織田の鉄砲隊との戦いの迫力に息をのんだ。
まさに、現代に披瀝された戦国絵巻である。
信長 6 怒濤の巻
工藤 かずや 池上 遼一 
大学1年生の時、目白の椿山荘で初めてのアルバイトをした。庭園の一角に張られた幕の内側で、接待に出された茶菓の器を洗う仕事であった。そのアルバイトで、当時、東京芸術大学の学生であったNさんに出会った。休憩時にタバコを吸うNさんの姿に大人の趣を感じたものだった。
翌年正月、Nさんから下宿に年賀状が届いた。なまはげの版画が添えてあった。年賀状の住所を頼りに、Nさんの練馬の下宿を訪ねた。自活をしながら絵の道を志しているNさんの姿勢には感銘を受けた。
大学を卒業して数年後、福井県にNさんを訪ねた。結婚して、3児の父となっておられた。そのNさんの部屋にあったのが、池上遼一の「信長」であった。
デザインの会社を友人たちと起こしたNさんが、この「信長」をたいへん評価していた。一読して、絵の緻密さに目を見張った。
翌日、Nさんの家族と、朝倉氏の居城があった一乗谷に出かけた。前日読んだ「信長」の朝倉氏の章が鮮明に残っていたため、たいへんに興味深かった。朝倉氏が栄華を誇り、小京都と呼ばれた史跡を散策し、独特の感興を味わった。
最近、十数年ぶりに、この「信長」と出会い、全巻を読み終えた。あらためて絵の緻密さ、凄さに感じ入った。武将の面構えのなんと見事なことか。クールで知的な信長のかっこいいこと。
同時に、Nさんの暖かいお人柄が思いおこされた。様々に感慨深い劇画である。
信長 1 黎明の巻
工藤 かずや 池上 遼一 
松本清張の初期の短編集「張込み」は、実に密度が濃い。表題作の他、「顔」「声」「地方紙を買う女」「鬼畜」「一年半待て」「投影」「カルネアデスの舟板」の8編が収められている。
文学的香気のある推理小説群は、時代を越えた魅力を放っている。
張込み
松本 清張 
小学校の図書室から息子が借りてきた本。
しあわせ配達犬ミルク
和田 登 
息子が、「豊臣秀吉」を読み終える。仕事から帰って、息子の音読を聴くのが毎日の楽しみのひとつ。
この秀吉の伝記は、少年時代から始まり、前半が本能寺の変、山崎の合戦を経て天下を統一するまでが書かれているが、実に展開が速い。それに比べて、後半は天下統一後がじっくりと描かれ、趣きがあった。
豊臣秀吉―ぞうりとりから戦国の英雄に
岡田 章雄 
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