西郷どん 8
NHK大河ドラマ「西郷どん」第8回は、「不吉な嫁」。浦賀に黒船がやってきた。西郷どんの家は嫁の不吉な言動で揺れている。深みのない人物描写で時間を食い、黒船の影響がまったく伝わってこない。ファミリードラマに終始している。
西郷隆盛の長い生涯、まだ出だしに過ぎないのに、8話でやっと黒船の登場。この先の話の密度はすざまじいことになっていくのだろうか。それとも、重要なエピソードもかなりすっとばし、ナレーションですますのだろうか。あるいは、それすらしないで無かったことにする、これが一番可能性として高そうで怖い。
歴史へのリスペクトは物語の質に多大な影響を与えることを実証しているドラマ。
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