ビリギャル
中学入学以来、まったく勉強してこなかった高校2年生の女子が、難関大学に挑む。有村架純が好演。受験を通して、家族を描いた映画。なかなかの良作。
中学入学以来、まったく勉強してこなかった高校2年生の女子が、難関大学に挑む。有村架純が好演。受験を通して、家族を描いた映画。なかなかの良作。
幼いときから苦労を積み重ねてきた著者による、自伝的な自己啓発の書。すぐに読み終えることができるが、内容は重い。
幸せにたどりつくための心の法則21
内田 玲子
群馬大学主催のこども体験教室「群馬ちびっこ大学」が、ヤマダ電機LABI1高崎4階のイベント会場で行われた。群馬大学の各学部が、子どもたちのために多くのブースを設けて体験の場を提供していた。
夏休みの最中であり、たくさんの子どもたちが訪れていた。各ブースには行列ができるほどである。その熱気と盛況ぶりには圧倒されるものがあった。
2016年8月6日から8月9日の4日間に行われる群大主催のこども体験教室は、今年で第12回を迎える。当初は、科学的な展示が主だったが、現在は理工学部の他、教育学部、医学部、社会情報学部など群馬大学全体で取り組み、多彩な体験ができるイベントになっている。
教育学部でも、科学的な体験の他に、英語の体験コーナーなどを設けていた。
これらの活動には、学生が主体となって取り組み、子どもたちに向き合っている。
11年前、2005年の夏休みに行われた第1回のこども体験教室には、自分の子どもたちも参加した。長男が小学校2年生、次男が保育園の年長組の時である。コバルトを用いたあぶり出しや、分子模型の組立、モーターの制作などを体験し、楽しませてもらった。
その時の体験は、思い出に残ったようで、特に長男は科学に随分と興味を持つようになった。
おかげ様で、今回の体験教室に、長男はスタッフとして参加させていただいた。多くの子どもたちに接することは、教育学部の学生として良い経験になったことであろう。
子どもは、体験を積み重ねて自分の未来をつくりあげていく。このようなイベントが継続して行われ、子どもたちの体験を豊かにしていくことを切に願っている。
宮本武蔵「五輪書」を渡部龍朗が朗読したCDを聴く。剣の道に向き合う奥義を説く哲学書。生き方を指南する書でもあり、音律を伴って耳にすると、簡明であるがゆえに味がある。
高崎高校の文化祭、第64回「翠巒祭」が6月4日・5日に開催される。今年は次男が入学し、1年生ながら文化祭実行委員の創作班美術課として関わる。校舎入口に設けられた絵画の色塗りを直前になって仕上げたようだ。
校門に設置されたアーチは、イタリアのピサ大聖堂を模したもの。白亜の建造物が日常と非日常を分ける。
校内は今年も大勢の人出で賑わっていた。いつもながら気温が高く、模擬店に人の列ができている。
校舎一面を飾る壁画は、ドイツのドレスデンにある聖母教会をモチーフにしている。第二次大戦で前回した建物であるが、空爆で破壊された元のパーツと新しいパーツの両方が用いられていることから、今年のテーマ"Plant and Raise"にちなみ、伝統を引き継ぎながら新しい種をまこうという意味合いを込めているとのこと。
フォト・モザイクは、「種をまく人」。これも、テーマ"Plant and Raise"にちなんでいる。
近くで見ると、高崎高校の生徒が学校生活や部活動で活躍している写真をちりばめたものであることが分かる。写真5000枚を用いているとのこと。
昨年、長男が部長をつとめた物理部では、他校を招いて自律型ロボットによるサッカー試合が行われていた。人間が操作せず、ボールに素早く向かい肉薄するロボットの姿に感心する。
次男はマンドリン部に入部し、1年生だけの演奏に登場した。今まで楽器の習い事や部活動などは一切していなかったが、きれいな合奏であった。文化祭実行委員も兼ねながら、短い期間でよく仕上げたものだ。
マンドリン部2・3年生の演奏は、力強くかつ繊細なニュアンスもよく表現し、レベルが高かった。全国大会に出場するとのこと。
来場者の憩いの場所として、喫茶室が設けられていた。室内の装飾も、いつもながら凝っていた。
校内の至る所にこだわりのあるデザインが施されていた。
緑溢れる地で催された文化祭は、未来を担う若者が知力と創造力を発揮した場になっていた。将来への種は確実にまかれていると感じた。
アドラー心理学のエッセンスを表した漫画。人間関係に悩み、喫茶店に訪れた人々にマスターが答える形でアドラーの言葉を伝える。
各章ごとに悩みを抱えた人々が登場し、具体的で分かりやすくさらっと読める。
反面、ひっかかりがあまりないので安っぽいドラマを見た後のようにあまり印象に残らない感じもある。分かりやすければいいというものでもないようだ。
情報共有ツール、NetCommons。国立情報学研究所が開発した無料ツールである。
職場では、これを用いてグループウェアを構築し、職員の朝会での連絡を集約したり、予定を一覧できるようにしている。また、ホームページに掲載する素材も「日誌」に記載してもらい、係がWebにアップロードする形にしている。
本書は、ホームページづくりをまかされた若手職員が、実際にWebサイトを作る事例を通して、NetCommonsの基本的な扱い方を示している入門書。Web作成上の留意点も記述され、参考になる点が多い。
活用次第で情報共有の様々な基盤が作れるNetCommonsの公式マニュアル。
池上彰、佐藤優の両氏の対談による「大世界史」。中東、中国、ドイツ、アメリカ、ロシア、沖縄など、現代に連なる歴史がひもとかれる。日本の視座から世界を見渡し、世界の視座から日本を見ることにより、日本の立ち位置を確認している。
現代を理解するための歴史を俯瞰した、示唆に富む書。
大世界史 現代を生きぬく最強の教科書 (文春新書)
池上 彰 佐藤 優
長男の大学入試の合格発表がある。教育学部理科専攻の2次試験は小論文で、生物の相同と相似に関する文章を基に論述する問題であった。本人の弁では、「科学にとって画期的な発見」の問題に対して、フロギストン説から原子論への移行を記述することができ、これで自信がついたという。
センター試験の結果など不安な点はあったが、倍率の低さもあってなんとか大学に進学できることになり、安堵する。
以下、2次試験対策のために要旨をまとめるなど活用した本。この他、雑誌「ニュートン」別冊や科学のコミックなど、何冊かの啓蒙書を読んだ様子。
理科授業の理論と実践―子どもの「すごい!」を引き出す手作り授業
宮下 治 益田 裕充
筑波発「わかった! 」をめざす理科授業 (9784491031750)
筑波大学附属小学校理科教育研究部
新理系の小論文 (河合塾SERIES―KP小論文シリーズ)
天野 哲彦
小学校学習指導要領解説 理科編―平成20年8月
文部科学省 文科省=
中学校学習指導要領解説 理科編
文部科学省 文科省=
人類の化学との出会いから、元素の発見、ナイロンなど合成高分子化合物の生成まで、化学史をマンガで描いた作品。数々のエピソードが、ユーモラスなキャラクターによって語られていく。
子どもが大学入試の小論文対策で、市立図書館から借りてきた中の一冊。ふと手にとって読むと、意外に面白かった。
絵については貸本漫画のようなレトロな雰囲気を醸し、親しみやすい。原作者の理科教育実践に裏打ちされ、たいへん分かりやすい記述がなされている。
化学の発展を気軽に俯瞰できる一冊。
マンガ おはなし化学史―驚きと感動のエピソード満載! (ブルーバックス)
佐々木 ケン 松本 泉
最近のコメント