ドラマ モンスターペアレント 5
『タイトルからして、初めは視聴率狙いの面白おかしく作ったドラマだろうと、高をくくっていました。しかし、どの回を見ても製作者の皆さんの真摯な姿勢を強く感じました。「どうせマスコミは」という、初めの自分の思い込みを深く反省しております。』
番組ホームページに寄せられた掲示板の、現役教師の方のメッセージである。教育関係者の鑑賞にたえるドラマとなっている。
第5回は、学校側の問題点をつき、公平さを見せている。
『タイトルからして、初めは視聴率狙いの面白おかしく作ったドラマだろうと、高をくくっていました。しかし、どの回を見ても製作者の皆さんの真摯な姿勢を強く感じました。「どうせマスコミは」という、初めの自分の思い込みを深く反省しております。』
番組ホームページに寄せられた掲示板の、現役教師の方のメッセージである。教育関係者の鑑賞にたえるドラマとなっている。
第5回は、学校側の問題点をつき、公平さを見せている。
学校の教育レベルを批判する保護者を扱った「モンスターペアレント」第4回。クレームの背景を捉えることの重要さを提示していた。
ドラマ「モンスターペアレント」の第3回では、給食費の未納問題を扱う。学校での教育活動の他に、給食費を回収する先生方も多く、精神的な負担となるケースは実際にある。
ドラマ「モンスターペアレント」の第2回は、日曜日におこった子どもの事故をめぐる話。今回は、クレームの初期対応の問題も触れられていた。
番組ホームページに掲げられたBBSは量が多く、書き込まれた内容も比較的良心的であり、ドラマの反響の大きさを感じる。
少年科学館からもらってきた「光マップ」を家の壁に貼る。「光マップ」は、A3を横長に2枚つなげた長さで、電波、遠赤外光、中赤外光、近赤外光、可視光、紫外光、軟X線、X線、γ線と波長ごとに光の性質や実生活への応用が図解されている。光がいかに多様な性質を持ち、生活に役立っているかを実感できる。
フジテレビ系列でドラマ「モンスターペアレント」の放送が7月1日に始まる。米倉涼子演じる、企業相手に辣腕をふるう弁護士が、学校現場に出向き理不尽な要求をする親と向き合うストーリー。
第1回は、遠足での写真に2枚しか娘が写っていないことをきっかけに、新米の教師を精神的に追いつめる親を、木村佳乃が演じていた。冷たい笑みに凄みすら感じる演技であった。
このドラマでは教育委員会も舞台にしており、やや戯画化されてはいるが、その役割を伝えようとする姿勢が見られる。そこでの教育長や職員の言葉から、学校の状況や問題の本質を少しずつ浮き彫りにしている。
今後、問題をより掘り下げたドラマとなることを期待したい。
川べりのある町を、時代ごとに描いたユニークな絵本。石器時代から始まり、鉄器時代、ローマ時代、バイキングの来襲、中世、産業革命など、14の時代に渡って同じ町が定点観測される。スティーヴ・ヌーンの稠密な絵により、それぞれの時代にすっと誘いまれ、人々の営みや時代の移り変わりを感じとることができる。
絵で見るある町の歴史―タイムトラベラーと旅する12,000年
アン ミラード Anne Millard Steve Noon
中国戦国時代、民から慕われた宰相として名高い孟嘗君を描く宮城谷昌光の小説は、文庫本5巻で完結する。
この長大な小説で、孟嘗君が宰相として活躍する部分は意外に短い。しかし、その前の分量の多さが、この小説の真価でもある。名宰相が生まれるまでの、人々との出会い、様々な人物の生き様が、変化に富んだストーリーの中で見事に編み上げられているからである。
特に、孟嘗君の育ての親、白圭の行動は、「義人」という現代では忘れ去られた感のある生き方を示している。それも、爽やかな風にふれるような心持ちで読ませてくれる。
国同士が互いに知力と武力を駆使してせめぎ合う戦乱の世に、凛とした生き方を貫いた孟嘗君の生涯は、一つの理想像と言える。
国を統べる人格を、波瀾に満ちた物語の中に練達の筆で活写した歴史ロマン。
孟嘗君(5) (講談社文庫)
宮城谷 昌光
香川元太郎氏による絵本シリーズを子どもたちが店頭で見つけ、兄は「時の迷路」を、弟は「進化の迷路」を買った。
「進化の迷路」は、アノマロカリス、オパビニアなど奇妙な形の生物が海を席巻するオルドビス紀、恐竜が闊歩するジュラ紀など、太古の時代がイラストになっており、迷路として楽しむだけではなく、各時代の雰囲気を味わうこともできる。緻密なイラストのなかに、だまし絵などの趣向もこらされ、何度もページをめくって楽しめ、学びのきっかけとなる絵本。
進化の迷路 原始の海から人類誕生まで
香川 元太郎 冨田 幸光
歴史考証イラストの専門家、香川元太郎氏による迷路の絵本。恐竜時代、古墳時代、平安時代、江戸時代などの風景が迷路になっている。緻密なイラストで、各時代の雰囲気が伝わってくる。隠れアイテムや、だまし絵などがあり、楽しみながら時代の流れを感じることができる。
時の迷路―恐竜時代から江戸時代まで
香川 元太郎
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