寺山修司 山姥

 寺山修司作のラジオ・ドラマ「山姥」のCDを聴く。1964年、28歳の作品だが、姥捨て伝説をモチーフに、狂言の形式を取り入れたドラマは、鮮烈な印象を残す。イタリア賞国際コンクール・グランプリ受賞作品。

寺山修司ラジオ・ドラマCD「山姥」

寺山修司ラジオ・ドラマCD「犬神歩き」「箱」

 寺山修司が手がけたNHKのラジオ・ドラマのCDを聴く。1963年の「犬神歩き」1964年の「箱」が収録されている。「犬神歩き」は、犬神に憑かれた母親の姿を通して、因習と孤独を描く凄惨な話。「箱」は、一転、軽やかに飛び交う言葉と湯浅穣二作曲の児童合唱が彩る大人の寓話。

寺山修司ラジオ・ドラマCD「犬神歩き」「箱」

いっこく堂 一人にもほどがある

 腹話術師いっこく堂の、2000年10月博品館で行われたライブの模様を収録した作品。多様なワザを駆使したユーモアたっぷりの芸に、子どもたちもたいへん惹き付けられる。「古代ギリシャの腹話術」は、実に深い。

いっこく堂 一人にもほどがある
いっこく堂
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少年タムチ

 劇団ザ・マルク・シアターの「少年タムチ」を群馬県民会館に見に行く。現代と海賊の時代が交錯する、座長生方氏のオリジナル脚本。座長の少年の心を失わない純粋さを感じた。
 団員は昼間は仕事を持ちながら、空いている時間で劇を作り上げているが、演技はとてもうまく、個性的で楽しめた。移動する海賊船の船首など、意外に大がかりな舞台が作られていた。
Tamuchi  主役のタムチを演じた田村千絵さんは、昨年の演技を買われて抜擢された。舞台美術も担当し、幅広い才能を発揮している。また、祖母を演じる深町容子さんの演技は、特に味わいがあった。

劇団ザ・マルク・シアター

ジャンヌ・ダルクッテ

 同僚が劇に参加するというので、見に行く。劇団ザ・マルク・シアターの「ジャンヌ・ダルクッテ」。ジャンヌ・ダルクの姪が貴族との縁談をふりきるために、「剣」と「御旗」を探しに旅立つという話。脚本は、主宰の生方保光氏のオリジナルである。劇団の皆さんは、昼間は仕事があり、平日の夜と休日に練習を積み、2時間15分に及ぶ大作を熱演した。

 演技が皆さん上手で、楽しめた。参加した同僚も、正式な団員ではないので、端役かと思ったら、結構重要な役どころを演じていた。大いに自己実現をはかれたことだろう。職場に出てきたときには、声が枯れていた。本番で大きな声を出したからですかと聞くと、劇の後、打ち上げの会で喋りすぎたせいだと言う。そりゃあ、あれだけ打ち込めれば、話もはずみ、その時のビールはさぞうまかったことだろう。

劇団ザ・マルク・シアター

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