西行花伝

「願はくは 花のしたにて 春死なん
 そのきさらぎの 望月のころ」

 辻邦生原作「西行花伝」のラジオドラマを収録したCDを聴く。名家に生まれ、文武に優れながらも出家を選び、歌の道を極めようとする西行の姿を描く大作。
 竹本住太夫、板東八十助、日下武史、川口敦子、鈴木瑞穂、北村和夫、白坂道子、津嘉山正種という錚々たる人々が演じ、言葉の力を感じさせる。バッハと邦楽が交錯する音楽も、ドラマに奥行きを与えている。
 言葉が現実に影響を与える「言霊」が信じられていた時代の雰囲気を感じ取ることができる秀麗なドラマ。

ラジオドラマCD 西行花伝
4903478092

宮本亜門「亜門流コーチング」

 演出家、宮本亜門が慶應丸の内シティキャンパスで2005年に講演を行ったCDを聴く。日本舞踊、仏像鑑賞に没頭した少年時代、不登校だった高校時代を経て、いかに演出家として成功したかが語られる。演出を行う上での俳優とのやりとりについて語られた内容が興味深かった。

宮本亜門「亜門流コーチング」[CD]
4903478483

コサキンコント劇場(4)

 小堺一機と関根勤のシチュエーションコント集。シュールで非常識な展開が笑いを呼ぶ。

コサキンコント劇場(4) 太ももと昆虫
B00230A0OQ

船場狂い

 山崎豊子の短編「船場狂い」を、安奈淳が朗読したCDを聴く。戦前、伝統と格式のある商家が軒を連ねた大阪・船場。その富商にあこがれ、一員となることに執念を燃やす女の一代記を、安奈淳が力強く語る。
 たくましい女性の生き様を通じ、商家の賑わい、時代の雰囲気、時の移ろいが見事に凝縮された短編。

コルテオ

Cr01_2   職員旅行で、「コルテオ」を見に行く。コルテオは、シルク・ドゥ・ソレイユが演じるサーカス・ショー。幻想的な空間に、ストーリー性のあるアクロバティックな演技が繰り広げられる。

Cr02  旅行の幹事であったでの、企画や会計、細々とした手配が終わり、当日に参加メンバーが全員バスに乗り込んだので、ほっとする。発車してすぐに、さっそくビールやおつまみを配る。自分も少し気が楽になったのでビールを飲む。
 南青山のイタリアン・レストランでスパゲッティの昼食。白ワインもいただく。
 明治神宮にお参りをしたいという提案があったので、時間をきにしつつも参道を進む。結構お堂までの距離がある。なかなかの人出。

Cr03  国立代々木競技場近くに設営されたコルテオのテントに、開演時間ぎりぎりに到着する。それほど大きなテントとは感じなかったが、ここもかなりの人でにぎわっていた。

Cr04  「ここは夢の世界…」といったかいわずか、自分はアルコールのせいもあって、ほとんど夢うつつ。自然と幻想の世界に入り込む。天使が舞い、男女が空を飛び交い、パヤッパパと鉄棒を人々が飛び移っているとふわふわした思いでいるうちに、終わっていた。すいません、ほとんど語る資格はありません。

コルテオ

平野啓子 語りの世界 落葉樹

 平野啓子が語る「落葉樹」「ちっちゃな かみさん」を収録したCDを聴く。
 「落葉樹」は連城三紀彦の短編で、妻と愛人との遣り取りを激しく綴った作品。女性二人の心象を見事に語り分け、緊迫感の中にぐっと引き込まれる。
 「ちっちゃな かみさん」は、平岩弓枝の江戸向島を舞台とした人情話。しんみりと良い心持ちにさせてくれる。

平野啓子 語りの世界

森繁久彌氏逝去

 森繁久彌氏が2009年11月10日亡くなられた。
 その姿を直接拝見したのは、1991年の東京宝塚劇場での「レインボー通りの人々」の舞台であった。森繁氏は自ら歩くことができず、椅子に座っての演技であったが、存在感を放っていた。他の出演者も森繁さんを気遣いながら演技をしている感じが伝わってきた。
 映像作品では、1981年のドラマ「関ヶ原」が忘れがたい。当時の大物俳優総出演のすごいドラマであり、圧倒された。その中でも、憎々しく人間味溢れる徳川家康を演じる森繁氏の演技は作品の柱となっていた。
 昭和を代表する名優、森繁久彌氏の姿は、幾多の映像と共に記憶の中に生き続ける。

関ヶ原 [DVD]
司馬遼太郎
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アンジャッシュ コントライブ

 アンジャッシュが下北沢・北沢タウンホールで行った単独ライブを収録したDVD「アンジャッシュコントライブ‾THIRD EYE:開」 を見る。別々の相手と携帯電話会話をしているのに、なぜかお互いの会話として成立するコントなど、緻密に練り上げられたネタの数々に、爆笑と共に感心する。

アンジャッシュコントライブ‾THIRD EYE:開‾ [DVD]
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ひかりごけ (新潮CD)

 武田泰淳の名作「ひかりごけ」を八木光生、玄田哲章、関根信昭、高木均、西村朋紘の朗読によるCDで聴く。難破し、雪に閉ざされた洞窟で飢える船員たち。その極限状況におかれた人々の心理が、緊迫感を伴って語られる。

ひかりごけ (新潮CD)
武田 泰淳
4108300513

弥々~朗読 毬谷友子

 良寛とその初恋の女性の生涯を語る一人芝居「弥々」は、矢代静一の戯曲であり、娘である毬谷友子がライフワークとして演じ続けている。その朗読のCDを聴くが、様々な声を使い分ける毬谷の熱演に感じ入る。

弥々~朗読 毬谷友子

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