吉行淳之介 驟雨 [新潮CD]
吉行淳之介が芥川賞を受賞した作品「驟雨」を、渡辺謙が朗読したCDを聴く。
淑やかな風情と知的な面立ちをもった娼婦と若いサラリーマンとの交情を描いた作品。
渡辺謙の魅力的な声で、しっとりとその世界にひたることができる。渡辺謙の表現の見事さが光る朗読。
驟雨 [新潮CD]
吉行 淳之介
吉行淳之介が芥川賞を受賞した作品「驟雨」を、渡辺謙が朗読したCDを聴く。
淑やかな風情と知的な面立ちをもった娼婦と若いサラリーマンとの交情を描いた作品。
渡辺謙の魅力的な声で、しっとりとその世界にひたることができる。渡辺謙の表現の見事さが光る朗読。
驟雨 [新潮CD]
吉行 淳之介
「ねえ!ムーミン」「小さなバイキングビッケ」など、絵と共にテーマ曲がすっと浮かんでくる。これら円熟期のアニメ音楽の他、「作品集 II」には、宇野誠一郎が手がけた多彩な作品が収められている。
「ブンとフン」「ひょっこりひょうたん島」「ネコジャラ市の11人」「船乗りクプクプの冒険」といった、井上ひさしとの関わりで作曲された音楽には、実験的な要素が多く楽しめる。
「東風」「アイアイ」「いちめんのなのはな」のように独特の叙情を醸す音楽、「アイム・ショックド」「新女大学」の実験精神が横溢した曲など、その多彩さに圧倒される。
解説書の文章も極めて密度が濃い。甘美さと毒が渾然一体となった広大な宇野ワールド。滑稽・奇抜でありながら叙情を漂わせるその音楽は人生の折々にふと浮き上がる煌めきをもっている。
『アニメのキャラクターというのは、絵そのものだけでは立体感を作り得ていない、不完全な存在なんです。だから、そこには言葉や動き、効果音などの、彼らに欠けた要素を補ってやる必要がある。アニメに音楽を付けるということは、いわば生命を吹き込むのにも等しい行為なんですよ。』
「ふしぎなメルモ」「一休さん」など、印象に残るアニメ音楽を数多く作曲した宇野誠一郎。2枚の作品集に収められた曲からは、音楽への飽くなき探求が伝わってくる。
「山ねずみロッキーチャック」「さるとびエッちゃん」のように、その曲はそこはかとない抒情に溢れており聴き手に印象を残すが、作曲者本人は解説書の中で物足りないと語っている。
「W3」「悟空の大冒険」など、手塚治虫のアニメーションに関しては、実験精神が大いに発揮され、躍動感に満ちた魅力溢れる音楽が生み出された。
「なぞなぞ」「まんがこども文庫」など、中山千夏、堀江美都子などの歌唱の魅力をうまく引き出している。
色彩感あふれるその音楽は、時代を超えて聴き手を魅了する。
若き高倉健の魅力が横溢する「網走番外地」。1965年、石井輝男監督作品。
南原宏治、安部徹、田中邦衛などが網走刑務所でギラギラした個性を光らせる。特に、嵐寛寿郎の演技はふるえがくるほど見事であった。
昭和の映画史に残るアクション・ムービーの傑作。
夏目漱石の「こころ」を、人気声優が演じるイメージアルバム。原作にない場面も加え、現代的な脚色がなされている。
こころ
イメージ・アルバム 宮野真守 速水奨 石田彰 桑島法子 三木眞一郎
長岡輝子による、「セロ弾きのゴーシュ」のCDを聴く。岩手なまりのある生き生きとした朗読に引き込まれる。語りそのものが音楽である。物語の内容は知っていても充分楽しめる。
あらためて、ゴーシュの音楽に対する深い愛情が感じられた。
宮沢賢治の魅力‾セロ弾きのゴーシュ
苅田雅治 長岡輝子
小林賢太郎が言葉とパフォーマンスを駆使したコントを繰り広げるNHKの番組第4弾。今回は、、「日本の伝統」をテーマとしている。あくなき芸を追求する姿勢には、いつもながら感心させられる。
同じモチーフとしては、片桐仁とのラーメンズが演じた「THE JAPANESE TRADITION ~日本の形~ 」があり、こちらの方がインパクトが強い。
「サウンド・オブ・ミュージック」で有名な ジュリー・アンドリュースが歌うブロードウェイ・ミュージカルのナンバーを集めたCD。
「マイ・フェア・レディ」、「王様と私」、「キャメロット」などの曲を収める。
伸びやかで温かみのあるジュリー・アンドリュースの歌唱を堪能できる。
マイ・フェア・レディ~ブロードウェイ・ベスト
イアン・フレーザー ジュリー・アンドリュース アンブロジアン合唱団
三谷幸喜脚本による、アガサ・クリスティーの「オリエント急行殺人事件」原作のテレビドラマ。2夜構成で、第1夜は、原作をなぞる形で進み、第2夜は、原作でほとんど触れられていない犯行までの過程を克明に描く。
第1夜は、野村萬斎のエキセントリックな長広舌が見物。第2夜は、まさしく三谷幸喜の独擅場。日本を舞台にして、ミステリーの古典的名作の魅力を立体的に浮き上がらせた意欲作。
オリエント急行殺人事件 ブルーレイBOX [Blu-ray]
三谷幸喜 野村萬斎
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