東証売買停止
今日は日本の株式市場にとって、歴史的な日になるであろう。
東京証券取引所は午後2時40分に株式の全銘柄の取引を停止した。「ライブドアショック」をきっかけに個人投資家などから売り注文が殺到し、株式の約定件数がシステムの処理能力の限界に迫り、株式の清算業務に支障をきたす恐れがあると判断したためである。
ライブドアへの強制捜索に端を発したIT関連銘柄への売りは、多くの銘柄に波及し、さらに東証の取引停止の発表は、投資家の売りそびれるのではという不安をあおり、投げが投げを呼んだ。一時は日経平均が700円を超す大幅な下落となった。
取引所が自らの判断で株式の売買を全面的に停止したのは取引所開設以来初めて。システムの限界を理由にした取引停止は世界的にも異例とのこと。
このところ、株式市場はITに振り回されている。日本は今、様々な形で、情報化の影の部分の問題に直面している。
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