新選組 ! スペシャル
2004年に放送された三谷幸喜脚本による大河ドラマ 「新選組 !」の総集編を見る。 第1部は、近藤勇を中心とする隊士が京を目指すまで、第2部は近藤・土方と芹沢鴨との確執、第3部は政状の激変による隊の分裂・衰退と近藤が亡くなるまでを描く。
改めて、登場人物の個性を生かした緊密な脚本と、集団劇としての見事さに感心する。この大河は毎回が楽しみであった。総集編の名シーンの数々に、懐かしく当時を思い起こした。
2004年に放送された三谷幸喜脚本による大河ドラマ 「新選組 !」の総集編を見る。 第1部は、近藤勇を中心とする隊士が京を目指すまで、第2部は近藤・土方と芹沢鴨との確執、第3部は政状の激変による隊の分裂・衰退と近藤が亡くなるまでを描く。
改めて、登場人物の個性を生かした緊密な脚本と、集団劇としての見事さに感心する。この大河は毎回が楽しみであった。総集編の名シーンの数々に、懐かしく当時を思い起こした。
司馬遼太郎の連作短編「新選組血風録」。隊士たちのエピソードを実によく掘り起こし、どの短編も興味深い。
「芹沢鴨の暗殺」など、殺陣の鮮烈な描写には息をのむほどである。沖田総司のキャラクターを決定づけた「菊一文字」など、深い余韻が残る作品が多い。
幕末の剣客集団である「新選組」に独特の審美眼を反映させ、味わいのある人生譚に仕上げている。
新選組血風録 (角川文庫)
司馬 遼太郎 
NHK大河ドラマ「江」第9回は、「義父の涙」。「戦は嫌にございます!」という娘のわがままで一国の命運が決まってしまうという、独裁政権よりすざまじい設定。ひたすらベタな描写に、早くドラマが終わらないかとそればかり考えていた。
屋久島2日目。縄文杉に行くため、朝4時に起きる。外はどしゃぶりの雨。車で荒川登山口に向かう。数台の駐車スペースは満車になっていたが、脇に停める。休憩場で装備し、激しく雨が降る中、トロッコ道を進む。
杉の伐採事業を行うために設けられた安房森林鉄道の軌道をすすむ。大正12年から昭和45年まで屋久杉の運搬に使われた軌道だが、現在は管理や切り株の運搬などに使われている。途中、欄干のない橋などを渡り、延々8kmを歩く。
縄文杉への大株歩道入り口に、2時間かけてようやく着く。随分歩いたが、ここまでは準備運動のようなもので、ここからがメインの登山道であった。随分と山奥だが、水がごうごうと流れいる。この潤いが森をはぐくんでいる。
すぐに雪に覆われた道なき道になる。踏み固められた雪を頼りに歩く。少しでもルートをはずれると、雪に足を踏み入れてしまう。深い崖と隣り合わせであり、気を抜けない。
雪道を30分ほど進むと、ウィルソン株に出会う。大きな切り株で、数人が一度に
入ることができる。上をみると、ハート型に切り口が見る。
雪ですべりやすくなっているので、靴にスノースパイクを付けて進む。夫婦杉を通過したあたりで、ヤクシカの親子に出会う。食事中であった。こちらに気づくと奥にはねていってしまったが、後ろ足をずるっと滑らせた。シカもすべるほどの状態なので、こちらも気を引き締めていく。
沢をいくつも越え、最後の急峻な登りをこなし、ようやく縄文杉に出会える。数千年の時を越え、立ち尽くしてきた姿には言いしれぬ感慨を覚える。
木の幹は複雑な模様が刻まれ、長き 星霜を経てきた重みを感じる。泰然とした佇まいに、いままで登ってきた疲れを忘れ見入る。
降りしきる雨と上昇してきた気温で、帰りの雪はいっそう滑りやすくなっている。慎重に歩を進めて下る。
大株歩道入り口に戻ったときには、ほっとする。ここからは比較的平坦なトロッコ道だ。
軌道を少し歩くと、晴れ間が見えるようになった。
行きは雨具に視界を遮られ、滑らないよう足下を見ていて周りをみるゆとりがなかったが、晴れた周りの景色は行きとまったく違って見える。陽をうけた植物は嬉々としているかのようだ。
植物の葉は、本州より厚くたくましい。力強い生命の息吹をここかしこに感じる。
ところが、少し進むと晴れ間はすぐに消え、雨が降り始める。次第に雨は勢いを増し、激しくたたきつける。トロッコ道の片側は滝のようになり、もう片方の断崖に水が強い勢いで落ち込む。
橋を渡るときの川は、轟然とした濁流になっている。トロッコの軌道間に水がたまり、川の中を歩いているようである。
宿に戻ったときには、心底ほっとした。極めて貴重な体験ができた1日であった。
立川談志が朗読した司馬遼太郎作「新選組血風録を読む」を聴く。導入や説明部分はゆったりと噛んで含めるような語りだが、殺陣の場面になると俄然エキサイティングになり、その緩急自在な様は、見事としか言いようがない。落語の技を縦横に駆使し、眼前に新選組隊士の壮絶な生き様が展開される。
司馬遼太郎の含蓄ある文章にドラマチックな語りで新鮮な息吹を吹き込んだ名口演。
NHK大河ドラマ「江」第7回は、「母の再婚」。ホームドラマにふさわしいタイトルで、脚本家もここぞとノッている感じ。シンプルな清洲会議。ここまでスケール感の小さい大河もめずらしい。秀吉の母、なか役の奈良岡朋子がいい味を出していた。
NHK大河ドラマ「江」第6回は、「光秀の天下」。今回の「突撃!江ちゃんのおじさまにアタック!」のコーナーは、ゲストに明智光秀さん。お嬢さんの前でうぢうぢと悩む光秀さんがかわいいです。信長おじさんほどじゃないけど、そんな光秀さんも江ちゃんは嫌いじゃありません!
秀吉の高松城水攻めのシーンもなければ、山崎での合戦シーンもない。徹底して合戦シーンをはぶく戦国ドラマ。全ての要人に主人公の江がタイムリーに会い、ていねいな会話によって説明がなされていく。子どもの学習には分かりやすくてよいかもしれない。
NHK大河ドラマ「江」第5回は、「本能寺の変」。江は明智光秀に会ったり、徳川家康の元に現れたりと神出鬼没。おまけに、死に際の織田信長の前に亡霊のように佇む。脚本家のやりたい放題。
戦国時代劇と思うとその軽さについていけない。豪華な俳優陣が演じるSFコメディと割り切ればよいのだろう。
「そうだ、やさしいことばでこそ、人の心のなかに入っていけるのだ、むずかしい理論、高い思想、深い感動を、みんなにわかるやさしい、平らな、なめらかなことばで伝えていかなければ、文化はみんなのものにならないのだ」
98歳になるまで、国語教育に渾身で取り組み、多くの生徒たちを育てた大村はま。その教え子であり、晩年はまの仕事を支えた苅谷夏子氏が著した「評伝 大村はま」。
大村はまの人格が形成され、国語教師として実践を重ね、多くの生徒の生涯に影響を与える授業を創り上げる過程を丁寧に描いている。
日露戦争、関東大震災、太平洋戦争、戦後の混乱など、日本の近現代史を背景にしながら、大村はまの関わる人々や当時の学校の様子が生き生きと綴られ、物語としても惹き付けられ、飽くことがない。
はまの学びや実践から、教育に対する様々な考え方が具体的に記され、極めて示唆に富む。
平易な言葉で、するすると読むことができるが、実に多角的な視点で大村はまの人物と実践が語られ、内容はたいへんに深い。心にすんなりと言葉がはいってくる。この本そのものが、大村はまによる国語教育の成果とも言える。
多くの感動と真の敬愛に満ちた、優れた教育書。
なお、著者の苅谷夏子氏による講演会
「ことばが生きていた教室 -国語教師・大村はまが育てたもの-」
が、2011年2月5日、群馬県総合教育センターにおける「ぐんま教育フェスタ」で行われる。
NHK大河ドラマ「江」第3回は、「信長の秘密」。上野樹里の突撃インタビューだけで全編を押し切っているのがすごい。場面によっては、現代を舞台にしたドラマかと思ってしまった。どうしても「のだめ」がちらついてしまう。
大竹しのぶ、石坂浩二などの大御所を配し、小林隆、市村正親などの味のある俳優を起用しているのだが、どうもその演技が浮いてしまうような雰囲気がある。
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