軍師官兵衛 33
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第33回は、「傷だらけの魂」。坊主として茶道に携わる荒木村重を中心とした回。今回もホームドラマに徹している。このところ毎回が間奏曲のような大河。
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第33回は、「傷だらけの魂」。坊主として茶道に携わる荒木村重を中心とした回。今回もホームドラマに徹している。このところ毎回が間奏曲のような大河。
水木しげるが自らの戦争体験を基に、ラバウルの前線であるバイエンでの日本兵たちを描いた「総員玉砕せよ!」。食い物のことを考えたり歌をうたったりと一見のどかな兵隊の日常が点描されるが、戦が始まると一転、壮絶な描写に変化する。
米国アイズナー賞を受賞した入魂の漫画。
総員玉砕せよ! (講談社文庫)
水木 しげる 
家族で伊豆下田の入田浜海水浴場に行く。午前7時に着くが、お盆休みの真ん中であり、久しぶりに雨があがり、やや天気が回復したこともあり、すでに大勢の人が訪れていた。
水はエメラルド・グリーンの美しさをたたえ、広い砂浜に澄んだ水が心地良い。比較的激しい波が来るので、子どもたちは波でのアップダウンを楽しんでいた。
入田浜海水浴場は、海岸の左右で若干雰囲気が違っていた。海に向かって左側はサーファーも多く、テントの数も密になり賑わっていたが、断崖に洞窟がある右側はやや落ち着いた雰囲気。
お昼過ぎに海からあがり、道の駅「開国下田みなと」に寄る。ここには漁港があり、とれたての魚を職人さんがにぎる回転寿司がある。お盆休みのお昼時ということもあり、22組待ちであった。40分ほどして席に着くことができた。
一皿130円から480円まで、様々な魚が賞味できる。最初に地金目をとるが、これが格別であった。どのネタも新鮮でたいへんにおいしい。最後に金目鯛のあら汁をたのむ。あっさりした口当たりだが深みのある味でフィニッシュにふさわしい。子どもたちにも好評であった。
天城を越えて帰路につく。川端康成の小説「伊豆の踊子」や松本清張のミステリー「天城越え」の舞台ともなった天城街道であるが、よくこれだけ山深い場所に道を作ったものだと思う。
道の駅「天城越え」に寄り、わさびソフトを食べる。すりたての伊豆わさびを、ソフトクリームのそのまま載せてある。辛みと甘みがミックスした不思議な味。
海の恵み、山の恵みを五感で楽しんだ夏の1日であった。
映画「のぼうの城」は、上野耕路による現代音楽と古来の音楽が融和した独特のサウンドに支えられている。その音楽の素晴らしさは、野村萬斎の謡とともに収録されている「田楽踊り」に集約されている。
映画 のぼうの城 オリジナル・サウンドトラック
サントラ 上野耕路 
豊臣秀吉が小田原城を攻めている時、石田三成はその支城である忍城の攻略を命じられる。忍城の領主は、領民から「でくのぼう」の「でく」をとって「のぼう様」と呼ばれる成田長親であった。忍城は、わずか500の兵で2万の兵に対峙することになる。
映画「のぼうの城」は、浮城とよばれる忍城をめぐる攻防を描いたスペクタクル巨編。水に囲まれた城を眺望する雄大なシーンが素晴らしい。物語は個性溢れる人物に彩られているが、特に野村萬斎演じる領主「のぼう」の味わいあるキャラクターが印象的で、余韻を残す。
映画の楽しさを存分に盛り込んだ、一級の戦国エンターテイメント。
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第32回は、「さらば、父よ!」。最初に秀吉と家康の対決である、小牧長久手の戦いがあるのだが、これがあまりにあっけない形。両陣営への斥候の報告と、ナレーションだけで終わってしまう。戦国大河なのに、なぜか合戦のダイナミズム、駆け引きの妙を薄味にしていまっている。今回は、柴田恭兵演じる官兵衛の父、黒田職隆のさよなら公演がメインということで、ホームドラマに軸足をおいた展開。
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第31回は、「天下人への道」。清洲会議を楽しみにしていたのが、オープニングの音楽前に終わってしまった。あまりの短さに唖然。中国大返しの勢いで走り過ぎ去った感じ。はしょれメロスか。
賤ヶ岳の合戦も、あっけない感じ。なぜか千利休のもとに身を寄せていた荒木村重との場面が濃厚。長政の縁談にまつわるホームドラマが唐突に入る。大河ドラマの重厚さがもっとあると良いのだが。
人生を旅とみなした、松尾芭蕉「おくのほそ道」。久米明の明るい響きのある朗読で、風雅で構成感のある紀行文学の傑作が音律を伴って味わえる。
おくのほそ道 新潮CD
松尾 芭蕉 
敗戦後、全ての資産を失いながらも、石油の商いを復活させ会社の再生を果たす国岡鐵造。しかし、世界の石油は「メジャー」と呼ばれる巨大企業が牛耳っており、戦いは避けられなかった。
国や国際社会を相手に、自らの信念と矜持をもって対峙する男の姿が感動を与える。特に、石油タンカー「日章丸」の実話に基づく物語には、胸を熱くさせられた。
幾多の困難を乗り越えた真のリーダーたちの姿を描き、圧倒的存在感を放つ経済小説。
「ただちに建設にかかれ」
太平洋戦争の敗戦直後、焼け野原のなった東京に辛うじて残った本社屋で、国岡商店の店主は、仕事が全くないにもかかわらず、一人の社員もクビにすることなく、あらゆる手段を尽くして活路を見出す。それは、日本の石油産業を発展させた男の、還暦になってからの第一歩であった。
「海賊とよばれた男」は、出光興産の出光佐三をモデルにした百田尚樹の歴史経済小説。20世紀の産業を発展させると同時に、紛争の火種ともなった巨大エネルギー「石油」を扱う男のドラマである。
油の小売りから身をおこし、国や世界を相手に堂々とわたりあう人々を描いた、入魂の作品。
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