ゴールデンカムイ 20
アニメ「ゴールデンカムイ」第20話は、「青い眼」。イナゴの大群が襲い、ラッコの鍋が男たちを狂わせる。
「なんか、盛り上がっちゃったな。」
間奏的な回とはいえ、密度の濃さが半端ではない。作り手も、たいへんな中にも楽しんでいる様子が伝わる。
アニメ「ゴールデンカムイ」第20話は、「青い眼」。イナゴの大群が襲い、ラッコの鍋が男たちを狂わせる。
「なんか、盛り上がっちゃったな。」
間奏的な回とはいえ、密度の濃さが半端ではない。作り手も、たいへんな中にも楽しんでいる様子が伝わる。
アニメ「ゴールデンカムイ」第19話は、「カムイホプニレ」。前半、火の神に捧げるアイヌの儀式が描かれる。後半は尾形の過去が語られる。恐ろしく奥行きのある作品。
アニメ「ゴールデンカムイ」第18話は、「阿仁根っ子」。谷垣が語る過去の物語。殺伐とした争奪戦の合間に挿入されるエピソードが心にしみる。
アニメ「ゴールデンカムイ」第17話は、「腹の中」。白石を奪還するために杉本たちは第七師団本部に潜入する。
飛行艇まで登場し、大雪山系を舞台に雄大な逃走劇が繰り広げられる。今回も驚嘆の密度の濃さ。
アニメ「ゴールデンカムイ」第16話は、「旭川第七師団潜入大作戦!!」。白石が第七師団に捕らえられる。武器開発者、有坂中将が登場する。鶴見中尉との前頭葉がふっとんだような会話もスパイシーな魅力。
アニメ「ゴールデンカムイ」第15話は、「昔の話をしよう」。土方歳三と永倉新八とのエピソードがよい。
アニメ「ゴールデンカムイ」第14話は、「まがいもの」。夕張を舞台に、金塊の場所を示した入れ墨の争奪戦が続く。夕張炭鉱での逃走劇など、土地を生かしたアクションが持ち味。一癖も二癖もある人物たちが一堂に会して空知料理を食すシーンは、凄みを含んだひとときのやすらぎ。不思議な趣きがある。
アニメ「ゴールデンカムイ」第13話は、「江渡貝くん」。第二期の初回は、剥製職人の青年が登場する。第一期の殺人者と同様の、静かな猟奇趣味が横溢する回。
靴職人をめざす高校生と年上の女性との交流を描いた新海誠監督の映画「言の葉の庭」。
雨の描写が素晴らしい。潤いのある街並みが実に魅力的に映る。
万葉集をモチーフとし日本人の美意識にうったえる、しとやかな恋の物語。
ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」を漫画化した作品。1860年代、農奴解放令が出されて間もないロシアを舞台に、地主フョードルの家族をめぐる物語。純真な心根をもち、神に仕える三男アリョーシャ、冷徹なインテリの次男イワン、奔放で一本気な元軍人の長男ミーチャの三兄弟を軸に、様々な人物がからむ群像劇。その言動の内に、人々の生きる意味や神の存在が問いかけられる。
長大な原作は、大学のときに読みかなりの期間、おそらく2ヶ月以上がかかった。しかし、漫画ではほんのわずかな時間で読めてしまう。しかし、読後感はそれほど変わらないように感じた。エッセンスがうまく詰め込まれているからであろう。
新進気鋭の漫画家、岩下博美が、原作をじっくりと読み込み、物語を焦点化し、見事な画力で絵にしている。怒濤の展開が当時の空気感を伴って劇画化され、極めて密度の濃い作品となっている。
カラマーゾフの世界を圧巻の迫力で活写する力作。
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