どろろ アニメ 9
アニメ「どろろ」第9話は、「無残帳の巻」。どろろの悲しい過去が描かれる。
抑えた色調の中で、彼岸花などの赤い色が浮かび上がる。百鬼丸とどろろの控えめな心の通わせあいが潤いを与えてくれる。
アニメ「どろろ」第9話は、「無残帳の巻」。どろろの悲しい過去が描かれる。
抑えた色調の中で、彼岸花などの赤い色が浮かび上がる。百鬼丸とどろろの控えめな心の通わせあいが潤いを与えてくれる。
アニメ「どろろ」第8話は、「さるの巻」。黒雲をまとう大百足に立ち向かう百鬼丸たち。
山並みの描写が美しい。昔の大映の怪獣映画を思わせる。
アニメ「どろろ」第7話は、「絡新婦の巻」。蜘蛛の妖怪は女性に姿を変えて村に潜む。
オーソドックスな恋愛譚である。淡い絵柄が雰囲気を醸し、佳品となっている。
アニメ「どろろ」第6話は、「守子唄の巻・下」。鬼神に挑むも再び負傷する百鬼丸は、引き続き少女みおの荒寺で静養することになる。聴覚を取り戻した百鬼丸は、みおの守子唄に安らぎを見出す。
百鬼丸の慟哭が胸に沁みる回。
アニメ「どろろ」第5話は、「守子唄の巻・上」。妖怪との闘いで負傷した百鬼丸は、戦乱で親を亡くした子どもを養う少女みおと出会う。
感覚を得たがゆえの苦しみと安らぎを描く。
アニメ「どろろ」第4話は、「妖刀の巻」。持つ人を操る刀に翻弄される田之介、妹のお須志の悲話。
終始雨のシーンであり、深い抒情を醸す。
アニメ「どろろ」第3話は、「寿海の巻」。産まれてすぐに川に流された百鬼丸を救う医師、寿海を描く。モノトーンを主調として表現され、色彩の表現が際立つ。人の業と崇高さを提示し、物語の中核をなす濃密な回。
アニメ「どろろ」第2話は、「万代の巻」。妖怪金小僧、万代が登場する。琵琶丸が百鬼丸についてどろろに説明する役割も担う。落ち着いた色調の中、ロードムービー的な趣きもあり、見続けたいと思わせるアニメ。
手塚治虫の名作「どろろ」が、2019年に新たにアニメ化された。第1話は、「醍醐の巻」。 戦国時代、自らの野心のために醍醐景光は魔物と契約をする。
抑えた色調で独特の雰囲気を醸している。感覚を失った百鬼丸の表現が工夫されている。
原作の雰囲気を尊重しつつも、アニメとしての可能性に挑む意欲作。
1969年からフジテレビ系列で放送された「どろろ」。前半はモノクロであり、水墨画のような背景でたいへん味わいがある。
音楽は富田勲が作曲。「ほげほげたらたら ほげたらぽん」という印象に残る歌詞で、一度聴くと耳朶の底に残る。
総監督の杉井ギサブローのもと、手塚治虫の世界を丁寧に映像化した力作。
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